FreeNAS 11.3-U4.1 がリリースされています
FreeNAS 11.3-U4.1
2020年7月29日
FreeNAS 11.3-U4.1は、ミドルウェアレプリケーションの問題と権限の問題の2つのバグ修正が含まれたホットパッチリリースです。
バグの修正
キー | 概要 | コンポーネント |
NAS-106928 | zettareplミドルウェアファイル記述子リーク | ミドルウェア |
NAS-106911 | 権限変更動作の回帰 | SMB |
バグの修正
キー | 概要 | コンポーネント |
NAS-106928 | zettareplミドルウェアファイル記述子リーク | ミドルウェア |
NAS-106911 | 権限変更動作の回帰 | SMB |
TrueNAS のハードディスク交換手順を掲載しました。
FreeNAS は RaidZ によるソフトウェアRAIDがあるおかげで、MirrorやRaidZ1/2/3などに設定しておけば、ハードディスクが故障した時もいきなりデータを失うことはありません。
そこで、仮想マシン上の FreeNAS のハードディスクを1本引っこ抜いて交換してみました。
以前の記事を掲載した時点では、ネット上ではシェルで zpool コマンドを使用する例が多かったのですが、現在は GUI を使う例が多くなった印象です。
せっかくの FreeNAS なのでやはりここは GUI で実行すればいいと思います。
ということで、新しい 11.3 の UI で説明してみます。
かなりのバグ修正が入っていますので、11.3のユーザーは速やかにアップデート推奨のようです。
> NAS-106110 11.3にアップグレードしてから、UPSは「ups is on battery power」アラートになります ミドルウェア
は私の管理しているFreeNASでも該当する症状を示しているものがありました。
AC電源に障害でもあるのか、と思っていました。
FreeNAS 11.3-U5
2020年9月29日
iXsystemsはFreeNASバージョン11.3への5番目のアップデートの一般提供を発表できることを嬉しく思います!11.3-U5は、ミドルウェアとWebインターフェイスに100を超えるバグ修正が加えられたメンテナンスリリースです。これは現在、FreeNAS 11.3の最も安定したパフォーマンスの高いリリースであり、ユーザーはすぐに更新することをお勧めします!
FreeNAS11.3-U5の完全な変更ログは次のとおりです。:
訳注:多いので続きでご確認下さい。表組み中のリンク先は翻訳されていません。
FreeNASで設定したSMB共有フォルダ内に、Windows ACL属性が設定されてしまうと、思った通りにアクセスできないことがあります。
FreeNASのStorage>Pools>対象のDatasetの右側の縦三点からEdit Permissionsを選択して修正してやろうと思うと、
Dataset Has Complex ACLs
This dataset has an active ACL. Changes to permissions must be made with the ACL
editor. Open ACL editor?
こんなダイアログが表示されて、ACL Editor に行くしかない場合、
Strip ACLsが超便利です。
詳しくは続きで。
TrueNAS 12.0 is Released!
2020年10月21日|ブログ、TrueNAS、TrueNAS 12.0、TrueNASコア|
TrueNAS 12.0 RELEASEが、昨日(2020年10月20日)公開され、それに伴い、TrueNAS COREとTrueNAS Enterpriseが本番展開に向けて準備が整いました。これにより、統合ソフトウェアイメージへのFreeNASとTrueNASの統合が正式に完了し、予定通り本番環境に対応したプラットフォームとなりました。
また、ソフトウェアの統合に伴い、TrueNAS関連のすべてのものの将来のホームとなるTrueNAS.comのウェブサイトに向けて、新たに改良されたTrueNAS.comへの移行も進めています。下の図は、この移行について説明しています。
そして、ここには機能とパフォーマンスの改善点の長いリストがあります。
TrueNAS 12.0(TrueNAS 12.0がリリースされました!)へのアップデートは、
従来通りな感じで、おおまかに3パターンあります。
11.3-U5の
CHECK FOR UPDATES から
Trainを
TrueNAS 12.0-STABLE
に変更して、
DOWNLOAD UPDATES
か
https://download.freenas.org/12.0/STABLE/RELEASE/
から
TrueNAS-12.0-RELEASE-manual-update.tar
をダウンロードしてきて、
INSTALL MANUAL UPDATE FILE
から
アップロードして
作業場所にPoolだけじゃなくて、
Memory deviceっていうのが選べるようになってる。
メモリカツカツじゃなければこっちの方が早そう。
で、アップデートする
か
ダウンロードしてきたISOイメージを焼いてそこからインストーラーを起動して
Install/Upgrade
からアップデートインストールする
通常のインストールの流れと違うところは、
Upgrade this TrueNAS installation
Upgrading the installation will preserve your existing configuration.
Do you wish to perform an upgrade or a fresh installation on da0?
<Upgrade Install> <Fresh Install>
このTrueNASインストールをアップグレードする
インストールをアップグレードすると、既存の設定が保持されます。
da0にアップグレードと新規インストールのどちらを実行しますか?
[アップグレード・インストール] [フレッシュ・インストール]
アップデートの場合は Upgrade Install で。
(この FreeNAS をイチから構築し直すつもりなら Fresh Install かな)
Update Method Selection
User configuration settings and storage volumes are preserved and not
affected by this step.
The boot device can be formatted to remove old versions, or the
upgrade can be installed in a new boot environment without affecting
any existing versions.
<Install in new boot environment> <Format the boot device>
更新方法の選択
ユーザーが構成した設定とストレージボリュームは保存され、このステップでは影響を受けません。
ブートデバイスをフォーマットして古いバージョンを削除したり
アップグレードは、既存のバージョンに影響を与えることなく、新しいブート環境としてインストールすることができます。
[新しいブート環境にインストール] [ブートデバイスのフォーマット]
基本的には Install in new boot environment でいいかな。
よほどブートデバイスの容量がカツカツの場合に Format the boot device を使うのかな?
(だとしたら、ブートデバイスをもっと容量のあるものに変える方が先決のような)
かな。
再起動後、UIがFreeNASのままの場合は、[Shift]+[F5]
Looking for help?
リンク先はみんな英語なので、
GET STARTED
でいいかと。
新しいダッシュボード。
右上に赤いバッジが出ています。
アップデート後は、Poolのアップデートフラグを更新するか求められます。
チャレンジャーな人が人柱するのを待ってもいいでしょうが、
現時点でTrueNAS 12.0に挑んでいる人はチャレンジャーと言ってもいいと思います。
このアップデートは一方通行で、一度アップデートしてしまうと、
以前のバージョンに戻すことはできません。
Poolのアップデートは、
Storage > Pools
プールの右上の歯車から
Update Pool
後戻りできないことを了承したら
□ Confirm をチェックして CONTINUE
Updated
CLOSE で閉じて終了。
FreeNASから名称が変わり、有償版と合流することになりました。
FreeNAS → TrueNAS CORE
TrueNAS → TrueNAS Enterprise
みたいな感じらしいです。
詳しくは→TrueNAS 12.0がリリースされました!
さてインストール手順ですが、従来までと大差ありません(FreeNAS 11.3 のインストール)。
画像のみ更新、っていう感じですね。
#基本的には11.3の焼き直しです。
TrueNAS 12.0のインストールが完了したら、GUIを利用してセットアップしていきます。
基本的には FreeNAS 11.3 のセットアップ の焼き直しです。
Windows から TrueNAS の共有フォルダを利用できるようにする設定方法です。
基本的に FreeNAS 11.3 で SMB 共有を設定する の焼き直しです。
インストールしてから、この設定ができるようにするまでは、
これまでの記事などを参考にしてください。
FreeNAS 11.3-U5 にUPSを設定してみます。
(TrueNAS 12.0じゃないのは手持ちの環境でUPSを接続しているのがまだFreeNAS 11.3-U5のままだだから…)
UPSは、APC Smart-UPSを使用しています。
ガッツリサーバーグレードのハードウェアで構成してたり大量のハードディスクを搭載してるのでもなければ、
750とか500あたりが妥当ではないでしょうか。
Installing TrueNAS for the First Time(初めてのTrueNASのインストール)
の前半部分の翻訳です。
FreeNASを使い始めてもう6年くらい経過しているのですね。
今FreeNASを検討している人に向けて、「なぜFreeNASにするか」をまとめてみました。
以上のような感じで、引退した先代パソコンなどを転用するとかしやすかったり、メインボードの故障で起動しなくなったTeraStationのディスクを中古パソコンに移植して再構築したりするのに向いていると思います。
FreeNAS 11.3 のインストール
名称が変わった最新板
TrueNAS 12.0 のインストール
2020年10月21日、FreeNASが名前を変えて、TrueNAS 12.0がリリースされました!
とはいえ、
NASシステムの最新バージョンなんて無闇に追いかける必要はなし、と考える人がFreeNASを使っているとしたら、いまバージョンはどのあたりなのでしょうか。
(確かに、脆弱性対応さえあれば、共有フォルダを提供することさえできれば、無闇に新機能はいらないような)
そんなのが気になってちょっと調べてみました。
最新のバージョンについていかない、としたら
リリースされてから一定期間の評判を見てからついていく人なら、2週間とか1ヶ月遅れで、致命的なトラブルの報告がなければ最新板
バグフィックスなどの連発が一段落してからメジャーアップデートする人なら当分は 11.3 にとどまるでしょうし、
現在 11.3 を使っている人で特にモチベーションがない人は 11.3-U5 でもいいし、
次のメジャーバージョンが出てから上げる、という人は 11.2系からそろそろ 11.3-U5 へのアップデートを検討、
11.3で削除された機能が結構あるので、11.2系ならではの機能を使っている人は 11.2-U8 でしょうか。
9.10系の人は11.2-U8までいってもいいと思う。
9.3系にとどまっていた人はチャレンジングな9.10系を避けたかったのでしょうから、今更アップデートしないので 9.3.1
32ビット環境の人は 9.2系最終の 9.2.1.9 でキマリ。
って感じですかね。
今から新規に組む、という人は、情報量で 11.3-U5 か、今後を考えて 12.0 でしょうか。
FreeNASでは、USBメモリをブートデバイスにして、ハードディスクで共有用のストレージを構築する構成において、キャッシュやログ用にSSDを追加する、というアイデアを試したがる人が多く感じられました。(試してどうなったのかあまり見ないので効果のほどはわかりませんが、文献や理論的には、相当負荷の高い運用で、メモリ増設もできる限りやりきった場合の手法だと思っていました。また現在の1000BASE-TX程度のネットワークはネットワーク速度こそがボトルネックなので、ある程度以上は結局効果がないはずです)
が
TrueNAS 12.0 がリリースされて(厳密には FreeNAS 11.3 のリリースの頃から)、
ブートデバイスにはUSBメモリではなくSSDを使うべき
という論調になってきているため、
ある意味これも、TrueNAS に SSD を搭載する、ということだな、と思いました。
なお、
TrueNASのブートデバイス(システムデバイス)は共有フォルダを作成する為の領域には使えないので、あまり莫大な容量があっても仕方ないですが、
最低限8GB、できれば16GB以上のほかに、64GB以上あると、16GBのスワップもとることができるようなので、ほどほどの容量のSSDを使うのがいいでしょう。
TrueNAS になって画面が若干変わったので
FreeNAS の SMB を 11.3 の ACL Manager で説明してみるの焼き直しです。
Dataset を作成するときに、SMB用にすると、ACLが適用されます。
Windows パソコンのために SMB 共有フォルダの ACL を設定する方法について考えてみます。
TrueNAS 12.0 を利用して新規にNASを構成するために、どのようなハードウェアを選ぶか。
中古のパソコンなどを転用するようなベースがある場合を別として、
FreeNAS 11.3がリリースされた時に公開されたFreeNAS Hardware Guide(部分的に日本語訳したFreeNASハードウェアガイド)や、
TrueNAS 12.0 のハードウェア要件
などを考慮して家庭用で構成するとしたら…と考えてみたものです。
この構成で運用している訳ではないのであしからず。
FreeNAS のハードディスク交換手順 11.3-U4.1版の焼き直しになります。
TrueNAS のテストをしているマシンで、ディスクに回復不能セクタが出始めました。
ちょうどいいディスクがないので、しばらく放置している間に、回復不能セクタ数が増えています。
画像では /dev/ada0 のディスクのようです。
Storage > Disks
より、対象のデバイスのシリアルナンバーを確認します。
TrueNAS はブートデバイスをミラーリングして、ブートデバイスの障害に備えることができるようです。
FreeNAS でブートデバイスをミラーの焼き直しです。
TrueNASでは(FreeNAS 11頃から)はブートデバイスにUSBメモリを使うのはあまり推奨されなくなってきたので、信頼性が低いものの廉価なデバイスをミラー化するというほどは価値はないのかも知れませんが、機能としてはあります。
System > Boot > ACTIONS < Boot Pool Status
2020年12月9日
iXsystemsはTrueNAS 12.0-U1の一般提供を発表できることを嬉しく思います!これは、それぞれTrueNAS COREおよびTrueNAS Enterpriseに名前が変更され統合されたFreeNASおよびTrueNASリリースの最初のメンテナンスリリースです。12.0-Releaseが10月20日にリリースされて以来、180を超える新しい改善またはバグ修正がU1リリースに間に合うようにマージされました!
U1リリースでは、TrueNAS Enterpriseのお客様はシステムをTrueNAS12.0に手動でアップデートすることができます。エンタープライズアップデートプロセスのサポートについては、iXサポートにお問い合わせください。Enterprise 12.0アップデートトレインは、12月22日にアクティブ化される予定です。今後のTrueNASリリース日に関する最新情報を入手するには、TrueNASロードマップを確認してください!
普段使っているテスト用のFreeNAS
(FreeNASの最新バージョンをすみやかに当てるテスト用のため、もうTrueNASになってるけど)で
読み込み不能のセクタがでたらしい。
メインで使っているFreeNASの前に、新しいバージョンのテスト用のFreeNASを設置してるんだけど、なんやかやで台数が増えてて、
(ESXi上で仮想マシンでテスト)
↓
TrueNASのテスト用(先日ディスクを交換したヤツ)(ジャンクVostro 260sベース)
↓
FreeNASのテスト用(自作機)
↓
MicroServer N54Lでのテスト用
↓
元々のメインのFreeNAS(MicroServer N54L)
↓
アーカイブ用で、データが必要になった時にしか起動しないFreeNASが3台(自作機)
みたいな段数になってる(苦笑)。
今回は上から2番目のヤツ。