TrueNAS SCALE で Transmission をインストールする

TrueNAS SCALE の Apps で Transmission をインストールしてみた。

使用したバージョンは TrueNAS SCALE 23.10.2
Transmission App Version は 4.0.5
Chart Version は 1.3.5


Transmission は BitTorrent クライアントなので
ダウンロードしたファイルをSMB共有などで、Windows パソコンなどから利用できるようにするのが最終目的。

先に TrueNAS SCALE の Dataset にダウンロードが完了したファイルの保存先となる Dataset を作成する。

download とか。

この Dataset をSMB共有などて共有して、Windows パソコンで利用できるようにするくだりは省略。(どっちが先でも設定できると思う)

既存のフォルダでもできると思うけど、初めてインストールしてみるのならまずは無難に新しい Dataset 使った方がいいのではと思います。
(きりしまもやり直したりしている関係で同じ Dataset 使い回したりもしています)

で、
TrueNAS SCALE の Apps で Transmission を検索する。
(初回はPoolの設定がないので多少違う)

scale_trans_01.png

Discover Apps

scale_trans_02.png
Refresh Charts

表示が更新されたら

scale_trans_03.png

Searchに
Transmission

出て来たらアイコンをクリック

scale_trans_04.png

Install
(初回はPoolの用意ができていないので「Setup Pool To Install」、

scale_trans_05.png

Poolを選んで「Choose」。すでにTransmissionがインストール済みだと「Install Another Instance」。仮想環境なので当然複数インストールして運用、ということも可能)

少し待つ。

scale_trans_06.png

Information
Applications allow you to extend the functionality of the TrueNAS server beyond traditional Network Attached Storage (NAS) workloads, and as such are not covered by iXsystems software support contracts unless explicitly stated. Defective or malicious applications can lead to data loss or exposure, as well possible disruptions of core NAS functionality. iXsystems makes no warranty of any kind as to the suitability or safety of using applications. Bug reports in which applications are accessing the same data and filesystem paths as core NAS sharing functionality may be closed without further investigation.

情報
アプリケーションは、TrueNAS サーバーの機能を従来のネットワーク接続ストレージ (NAS) の使用方法以外に拡張するものであり、明示されていない限り、iXsystems のソフトウェアサポート契約の対象にはなりません。欠陥のあるアプリケーションや悪意のあるアプリケーションは、データの損失や漏洩につながるだけでなく、NASのコア機能を妨害する可能性もあります。iXsystems は、アプリケーションを使用することの適切性や安全性に関して、いかなる保証も行いません。iXsystems は、アプリケーションの使用に関する適合性または安全性について、いかなる保証も行いません。アプリケーションがコア NAS 共有機能と同じデータおよびファイルシステム・パスにアクセスしているバグ・レポートは、詳細な調査なしにクローズされることがあります。

Apps を利用する際の注意事項。
Apps の影響による不具合は iXsystems のサポート外、というよくある内容なので(iXsystems のサポート受けている環境の方がここ見ていることもないと思うので)
Confirm をチェックしてAgree

Install Transmission

scale_trans_07.png

User and Group Configuration
のところにユーザーIDとグループIDがセットされているので、あとでこれを親のTrueNAS SCALE でアクセス権のコントロールに使えばいいのかな。

USer 568 apps
Group 568 apps
になってるっぽい。(ユーザーとグループはなにもしなくても TrueNAS SCALE 上に作成済み)

scale_trans_08.png

Strage Configuration の
Transmission Complete Downloads Storage の
Type のところで
Host Path (Path that already exists on the system)

Host Path
のところで、
先ほど用意した
/mnt/tank/download
などを指定する。

場所の位置関係がわかりにくいが、
Host Path Confiuguration

□ Enable ACL
をチェックするべきかどうかはまだよくわからない。
(チェックしても、ちゃんと親TrueNAS SCALEでACLを設定すればいいと思うんだけど…特に運用上困らなければデフォルト尊重で「チェックしない」がいいと思うけど)

Enable ACL をチェックした際、指定した Dataset が空のフォルダでない場合は、
ACL Options
■ Force Flag
にチェック
(ACLを親のTrueNAS SCALEの設定からこの Apps 用のACLで強制的に上書きするのかな)

scale_trans_09.png

Install

scale_trans_10.png

少し待つ。

scale_trans_11.png

画面が変わって
Transmission が Deploying になっている間は更に待つ。

scale_trans_12.png

Running になったら、
Application Info にある
Web Portal
からブラウザベースの Transmission にアクセスできる。

scale_trans_13.png

TrueNAS CORE のJailで実行しているときと違って、
親のTrueNAS SCALEのIPアドレスでポートで使い分ける感じっぽい。

あとは普通に Transmission として扱えばいいと思うので割愛。

自動起動するかどうかの設定が見当たらないから、実行した状態で親のTrueNAS SCALEを災異起動したりしたら自動起動なのか?(止めてても再起動後などに自動的に実行状態になるっぽい)
大した設定ではないから、しばらく使わないときとかは、止めておくんじゃなくて削除してしまうのがいいのか…。

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2024年03月13日 22:37に投稿されたエントリーのページです。

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