記述が変わっているので更新版。
TrueNAS CORE 13 から TrueNAS SCALE へアップグレードする
Migrating from TrueNAS CORE
TrueNAS CORE 12.0-U8 から TrueNAS SCALE 22.02.0 へアップグレードできます。
このアップグレードは一方向で、ロールバックするとシステムが破損する可能性があるようです。
また、 GELI 暗号化をしている Pool には対応していないので、非GELI暗号化 Poolにエクスポートしてアップグレードする必要があるらしいです。
TrueNAS CORE は 13 も待っているみたいですし、 TrueNAS SCALE に移行するだけが道ではないですし、現状としては、 TrueNAS と Linux システムの同居みたいなノウハウもまだまだなのでやってみたいチャレンジングな人が挑むものだと思うので、既存の環境をアップグレードする必要がない人が中心かと思うので、こんな手順要らないかもですが。
TrueNAS SCALE のISOイメージから起動して、
待っていると、インストーラーが起動します。
Debian Linux ベースですねえ。
とインストーラーが開始されるまで待ちます。
[Enter]
zfs-"boot-pool" とあるのが TrueNAS の起動ディスクですので、
間違えないように選択して
[Space][Enter]
アップグレードしたいので、
[Enter]
新しい起動環境を作成してインストール
[Enter]
Although TrueNAS attempts to keep most of your CORE configuration data when upgrading to SCALE, some CORE-specific items do not transfer. GELI Encrypted pools, NIS data, metadata, jails, tunables, and boot environments do not migrate from CORE to SCALE. AFP shares also do not transfer, but can be migrated into an SMB share with AFP compatability enabled. Init/shutdown scripts transfer, but can break and should be reviewed before use. The CORE netcli utility is also swapped for a new CLI utility that is used for the Console Setup Menu and other commands issued in a CLI.
TrueNAS は、SCALE へのアップグレード時に CORE 構成データをできるだけ保持しようと試みますが、CORE 固有のアイテムは移行されません。GELI 暗号化プール、NIS データ、メタデータ、Jail、チューナブル、およびブート環境は、CORE から SCALE へ移行されません。AFP 共有も移行されませんが、AFP 互換性を有効にした SMB 共有に移行することは可能です。初期化/シャットダウンスクリプトは移行されますが、壊れる可能性があるため、使用前に確認する必要があります。CORE netcli ユーティリティは、コンソール セットアップ メニューおよび CLI で発行されるその他のコマンドに使用される新しい CLI ユーティリティに交換されます。
インストール先の確認
[Enter]
[Enter]
[Enter]
[↓][↓][↓][Enter]
でシャットダウン。
インストールメディアを取り外して、
起動順序を調整して、
改めて起動します。
TrueNAS Scale の起動が始まります。
手元の環境では途中一度再起動したようです。
コンソールのメニューが表示されている時に一度表示が乱れてちょっと変な感じですが、この状態で示されている IPアドレスにブラウザーでアクセスします。
無事 TrueNAS SCALE になりました。
(ISOイメージからアップデートするときと基本的に同じ作業ですね)