TrueNASで代替処理保留中のセクタが発生したっていうAlertがでたので、
ハードディスクの交換を考える。
現在稼働している TrueNAS 群の中では最古参の
HP MicroServer N54L
で、
ハードディスクは適当に余ってたモノで構成していて、
1.5TBのものが多かったのですが、
交換するときの次の余りは2TBなので、
現在
1.5TB×2本
2TB×3本
のRAID-Z構成になっている1.5TBのハードディスクのうちの1本が対象です。
余っている2TBのSSHDを突っ込んでみたらPoolがオフラインになる。
このSSHDはなんか挙動が変だったような記憶がよみがえってきたので、
別のドライブを用意する必要がある。
現在メインで稼働している実験用の TrueNAS 、
Pentium G4560 の Fractal Design Define R5
が2TB×2のミラー構成なので、
ここを4TB×2にして玉突きしようかと考えたのですが、
Seagate IronWolf 4TB
ST4000VN006
結構高い。(2024年7月で17,000円くらい)
Seagate派で、ディスク2~5本のNASなので、IronWolf が選択肢で、RVセンサーがつく4TB を現在はメインで調達するのですが(デスクトップパソコンに4本入ってて2TBのディスクはTrueNASへ玉突きしてる)、ちょっと躊躇する(笑)。
アーカイブ用のNASなら瓦書きの Barracuda でもいいんじゃないかと思いますが、瓦書きモデルのResilverはかなり時間がかかるので、取りかかるにはまた決意が必要。
ので2TB×2を中古で調達して、1.5TBのディスクを両方交換することにしました。
現行モデルの ST2000VN003 ではなく、旧モデルの
Seagate IronWolf 2TB
ST2000VN004
Amazonプライム対応の中古品で、7,000円くらい。
4TBの旧モデル ST4000VN008 (現行のほうが数字が少ないのが謎)の中古は10,000円ぐらいなので、コスパ的には4TBのがいいんだけど、そっちを2台購入して実験用の TrueNAS から玉突きするとなるとミラーの2台ともが一気に中古になるのもちょっと心配だよなあ、と。
(RAID-Zも2本交換したら同じだけど)
Amazon配送なのでポチればすぐに届く。
とりあえず、Windows パソコンに接続して、CrystalDiskInfo で見てみようかなと。
片方はフォーマットもされていないので、Diskpart でパーティションを作成してフォーマットして確認。
特にエラーはなく、稼働時間は37,000時間ほど。24時間265日稼働で約5年ですかね。
もう片方はWindowsで認識できるパーティションがあって、特にエラーはなく、稼働時間も商品説明通り0時間。
それぞれ Diskpart で clean して空にしてから、
目的の TrueNAS のディスクの交換を開始する。
もちろん一気にできないので、まずは 0時間の方のディスクをエラーを吐いてるada0とリプレイス。
ディスクの使用量は 78% というところで、
Resilver は6時間くらいだったかな。
中古のディスクなので、その後
「ストレージ・デバイス・バーンイン」
TrueNAS の GUI で SMART TEST を実行する
でLONGテストをGUIベースで実行します。
完了するまで3時間くらいかな。
結果はGUIベースだと SUCCESS しかわからないので、
(Extended offline と書かれているのが分かりますが)
Shellで、
smartctl -a /dev/ada0
として結果の確認をします。
特に問題はないようなので、
同様の手順で最後の1.5TBのディスク
ada4
を交換して、
2TB×5のRAID-Z
1.8TBx(5-1)=約7TB
としました。
これで何年越しかはわかりませんがディスク容量混在が解消しました。
S.M.A.R.T. の結果の見方は
Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology
など参考に。