FreeNAS が 11.3 系を最後に、
12.0 よりリブランディングして TrueNAS CORE になって、もうすぐ2年が経過することになりそうです。
TrueNAS CORE はすでに 13.0 系が登場しています。
ここで、
今 TrunNASを検討している人に向けて、「なぜ TrueNAS にするか」をまとめてみました。
TrueNAS のNASとしての基本機能として
ZFSによるRaidのおかげで特殊なハードウェアを用意しなくても冗長化が可能
ZFSのコピーオンライトの機能でデータが壊れにくい
少し古めのパソコンなどで自作パーツなどを利用して構成が可能。
FreeBSDベースだが、GUIベースで操作する分にはあまり意識する必要がないので馴染みがなくても大丈夫(Linux ベースの TrueNAS SCALE も出ていますがここでは割愛)
クラウドストレージに対して
突然容量制限されたり、突然有償化されたりするリスクがない
どれだけのストレージを構築するかはおサイフ次第で無限(?)
(無料版の「TrueNAS CORE」は)定額課金がない
市販のNASアプライアンスに対して
一般的なNAS製品に対して、マシンの負荷などをUIで確認できる(あるのもあるのでしょうが)
システムのバックアップと稼働に必要な数のディスクが残っていれば、現在の環境が起動しなくなっても新しい環境を構築してその上に復元が可能
新型が出てくると旧型のサポートはどんどんなくなっていくのに対し、TrueNAS はハードウェア要件を満たしていれば最新を追いかけることが可能
ディスクの故障以外は基本的には本体買い換えになる一般的なNAS製品と異なり、パーツが自作パソコン用で調達できる
ルーターの簡易NAS機能に対して
簡易NAS機能はユーザー管理や、バックアップ、冗長性などが確保できないので、
NAS としての堅牢性が段違い。
Windows 11のパソコンのファイル共有などに対して
共有しているパソコン自体を起動しておく必要がない
Windows マシン自体のための性能を担保すると、共有フォルダを提供するにはパワーが過剰になる
OSのオーバーヘッドが少ない分、転送速度がギリギリまで出る
メモリをありったけキャッシュに活用してくれる
ユーザーや共有フォルダを管理するのにパソコン自体を操作する必要がある
Linux などで共有フォルダを構成することに対して
NAS向けアプライアンスなので、NAS用途で構築する場合の手間が少ない
Linux 自体の構築の知識・手間が必要にならない
中古サーバーなどに対して
静音性や省電力などが(笑)。
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