AOOSTAR ミニPC 第12世代 N100 プロセッサー
↑Ryzen 7 5800U のミニPC GMKtec NucBox10 で遊んでるウチに商品ページがなくなる。
さすアマというか中華マーケットプレイス出品。
同様のモデルを下の方に載せてるので。
一言で言うなら価格最優先のN100搭載のミニPCでDDR5メモリ16GB搭載でNVMe SSDがPCIe 3.0 x2 接続でまあまあの速度。反面、Wi-FiやLANなどはやや古め
(レビューとか丹念に調べると、N100のミニPCはストレージがSATA 接続のM.2 SSDだったり、NMVeでもPCIe 3.0x1接続だったりする商品が多いようです。SATAのM.2 SSDをNVMeに交換できてもPCIe 3.0x1でしょうし、NVMe 接続のSSDだったとしてもPCIe 3.0x1接続なのはSSDを高速なものに交換しても変わらないし、ストレージの速度はこういうロースペックなPCでは高機能・多数のUSBの充実度合いより重要なファクターのような気もします)
YouTubeなどで
N100DC-ITX が盛り上がってるところ、ACアダプターやメモリを用意してたら(SSDは余ってる)結構高くつくのですが、それならほぼ N100DC-ITX だけの値段で一式揃ったN100搭載のミニPCが買えるかも、と思って遅ればせながら少し調べてポチってみた。
(キーボードやマウスが付属してないんだけどどうせ余ってるし、変なのついててもありがたくないのでこれはこれで)
N100っていうCPUは、 Passmark 5694 TDP 6W
N95 Passmark 5456 TDP 15W
N5095 Passmark 4123 TDP 15W
こんな感じで N95 や N5095 のミニPCが投げ売りされている感じからも、これまでの廉価CPUを一蹴するスペック(価格も考慮して)という印象です。
(ついでに)
N305 Passmark 10220 TDP 15W
AMD Ryzen 5 5500U Passmark 13194 TDP 15W
ASRock のファンレスCPUオンボードのマザーボード J5040-ITX に搭載の
Pentium Silver J5040 Passmark 3460 TDP 10W
少し前に中古でレンタル落ちを購入した
Core i5-6500 Passmark 5640 TDP 65W
ASRock のファンレスmini-ITXマザー J4205-ITX の
Pentium J4205 Passmark 2442 TDP 10W
Yoga Tablet 2 の
Atom Z3745 Passmark 621 TDP 4W?
リモートワークのテスト用に組んだ
Core i3-12100 Passmark 13860 TDP 60W
などと比べても使い物になる感が強いです。
Amazon配送で、
メモリ16GBのモデル
(SSDは256GBでもいいんだけどそんな都合のいいのはない)
で価格優先で選んでみた。
新規出品者なので
レビューも全然ついてない。
(普通に仕様通りのモノだったってレビューが1件のみ)
注意点としては
ケースは6面プラスチックで放熱性は特段高くなさそうなのと、天板のロゴも単なる印刷かな。
プラスチッキーだけどカチッとしたケースで高級感はないものの安っぽくはないと思う。
左右の上部のスリットを電源ボタンを正面として見たときに左から右に流れる方向でエアフローがあることかな。
天板はまあまあホカホカしてる。
ポート類は前後に振り分けられてて、左右に出っ張りはないけどエアフローがあるから立てておく訳にはいかない感じ。
ストレージ側も左右に穴が空いてるけどとくにエアフローはナシ。
付属の説明書は英・中。
ま、どっていうことが書いてある訳じゃないのでいいですけど。
あと、VESAマウント用の金具が付属してる。
価格最優先じゃなくて、
ACアダプターがType-Cのものを選択するっていう方法もあったかなあ。
モバイルバッテリー駆動という浪漫もあるけど、アダプターの調達という意味で。
なお、いわゆるUSBとしてはType-Aが4個並んでれば十分かな。
キーボードとマウスで2個、あとUSBメモリとかで終わりでしょう。
フロント側にしかないので普段の前面側をスッキリさせておきたい方には不評かな。LAN端子1個でいいと思うんだけど、この辺のラインはルーターにする前提なのだろうか(誰が?)
あとWi-FiとかBluetooth重視の人は AC 7265 というちょい古めのワイヤレスLANカードなので、他のモデルの方がいいかもしれません。802.11ac と BT 4.2 かな。
有線LANが2.5Gのタイプも気にはなるけどこの位のスペックだとそんなに必要か?
って位。なかなかそういう商品見つからなくて価格差が出てくる気がする。
起動時は特にメーカーロゴとか表示されないらしい。
UEFIの設定で
テンキーなしのキーボードなので
Bootup NumLock State [Off]
あと、
Quiet Boot [Enabled]
にすれば
こんな感じ。
AMI BIOS の圧が凄いけど(笑)。
ロゴ差し替えとか調べない。
とりあえず起動したら英語だけど Windows 11の初期設定の画面だったのでまあヨシ。
適当なユーザーでデスクトップが開く、なんてことはなかった。
日本語を選べばそのまま日本語環境になる。
ライセンスもフツーのOEM版っぽい。
メモリも16GB認識してる。
Windows 11 Home 。
あと、このPC(マザーボード?)、T100っていう型番っぽい。
CPU-Z。
Intel N100。
マザーボード。
Model T100
ってなってる。
メモリ。
DDR 5 16GB 2400MHzのデュアルチャンネルでスペック通り。2x32bitたがら64bitのシングルチャンネルということか。
CASとか見たことない大きな数字が並んでる(ゲーミングDDR4メモリとかばっかりだったので。DDR5メモリは初めてかな)
1スロットあたり4GBで4スロット使ってるみたい。
チップは Micron Technology 製っぽい。
ま、ここは Micron って表示されてても実装されているチップの表示が違うなんて中華あるあるなので過剰な期待はしない。
グラフィックは特に情報なし。
Crystal Disk Info。
ASint AS806 512GB
って出てる。
ちゃんと NVMe のSSDっぽい。
型番で検索しても情報はあんまりない。
そんなもんだと思っていてスルーしていたのですが、PCIe 3.0x2接続です。
N100搭載ミニPCはSATA SSDが搭載されていることもあるのであんまり気にしていなかったですが、他機種のレビューとか見てるとPCIe 3.0x1接続のモデルが多いみたいなのでコレはこの機種の長所かも知れません。
Crystal Disk Mark。
1500前後なんで特段速いって事はないけど、SATA接続だと600位がマックスなので、
NVMe接続の意義は出してるかな、と。
何度も再インストールしているので、
試しに、手元で余ってる Sillicon Power の SP512GBP34A80M28 を装着して Windows 11 をクリーンインストールしてベンチとってみた。
これ見ると他のレビューとかで見かけるSATA接続のSSDだったりするよりは(N100のスペックに見合った)マトモなのがついている気がする。
ついでにこのPC用に調達したんじゃないんだけど Lexar NM790 を装着して Windows 11 Home をクリーンインストールして、ドライバ類を当てて見た状態で測定してみた。
(高速なSSDを下位互換のM.2に装着しても意味がある例になるかと)
Windows 11 再インストールしてからだけど、H2testw で全体の書き込みテストもしてみた。
実施時間が長いのは途中スリープ切るの忘れててスリープして止まってたから。
全容量の読み書きテストなんでやり直さない。
Cinebench R15
OpenGL 41.10 fps
CPU 390 cb
ウチのマシンのスコアが記録されているので、
Core i5-2400とAthlon 3000Gの間に位置してる。
Pentium G4560 よりも上かあ。
パワーのあるCPUじゃないのでR15しかやらない。
N100搭載のミニPCの中では若干控えめな感じか。
(熱処理の都合でUEFIで制限してるっぽい)
他の見たい人はYouTubeとかでどうぞ。
弊社の在宅勤務用は RemoteView なんだけど、コレよりへぼいPCでもフツーにできるので全然平気。
特に怪しげなアプリが入っている感じもなかったんだけど、
SSDが3つのパーティションに分けられていたので、
結局
Windows 11 Home 日本語版 22H2 をクリーンインストールし直すことにする。
512GBワンパーティションでいいでしょ。
プロダクトキーがありませんと
oobe/BypassNRO.cmd
でローカルアカウントでセットアップしてからインターネットに接続。
LANは、ACアダプターから遠い方が1、近い方が2っぽい。
どっちも1GのRTL8111Hなのでどっちでもいいだろうけど。
特に問題なく再度ライセンス認証通過。
ドライバが少しあたらない。
メーカー公式サイトが見当たらないのでこういうとき困るか。
Intel の自動インストールたど Bluetooth 、グラフィックス、Wi-Fi が新しくなるだけ。
Reaktek USB 2.0 Card Reader
はLenovoのサイトのドライバーが使える。
あとは
Intel Chipset INF Utility
と
ME Engine
と
Serial IO
だと思うんだけど、Serial IOだけ適当なIntelのサイトでドライバを見つけられなかったので、
別のN100のミニPCを販売しているところのドライバを使う。
裏返して、四隅の小さなネジ4本を外すと下側のフタが外れて2.5"のSATAのディスクが搭載できる。
Model: MN22
って書いてあるんだけどググると MN22 ってモデルはスペック違いで各社のが存在してて、ケースの形も違うみたいなので何の意味があるのやら。
SkyBarium のも MN22 って書いてあるみたい。
メモリはさらにマザーボードを外さないと見られないんだけど、固定用のネジを4本外しても、対面のUSB端子側と、HDMI端子側でハマっている感じなので外すの諦めた。なんかうまく引っ張れるところがない。
ケースの上側は5面が一体の箱状なので、プラスチックのたわみを利用して外す感じなのかな…。
(別の方のレビュー記事でHDMIポート側の端子部のパネルがはめ込み式なので内側から押し出すようにしてやれば外せて、そっちへ寄せてマザーボードが引き出せそうだけど、今度はWi-Fiのアンテナの余長がなくてアンテナ外さないと引き出せなくて、とはいえWi-Fiカードには透明なカバーが貼り付け?られてて剥がさないとアンテナ外せなさそうなのでやっぱりあきらめ。ま剥がしても、メモリはオンボードっぽいし、別に増設するる気もないし)
N100プロセッサー搭載「AOOSTAR」 | あるてぃめっとブログ
M.2 SSD の脇にある小さなコネクターにSATA用のケーブルを差し込むんだろうなあ。
なにも説明書では触れられてないけど。
UEFIで Power Limit Override が設定されているので、ここいじると若干パフォーマンスが変わると思われます。
(Power Limit 1 、Power Limit 2 全てDisabledにしたらサーマルスロットリングが発生するのかCinebench激遅に→89とか。ので無効にするんじゃなくて「調整」する感じか。面倒なのでデフォルトにのままにする)
別件でRTL8156搭載のUSB有線LANアダプタを購入したので、USB3.0のポートに接続して、同一のHUBに接続した、2.5GのTrueNASからコピーしてみた。(なお、TrueNASにキャッシュさせるため、同じファイルを2回コピーした2回目)
2.5Gは280MB/sぐらいがマックスなのですが、ちょっとそこまでは出ない感じです。
USBポートを1つつぶしてまでやる必要があるかというとちょっと疑問なところ。
(参考)
TrueNAS CORE で RTL8125BG を使う
J1900の転送スピードのグラフと似たような感じで途中からスピードが落ちてるので、USB接続のボトルネックと言うよりCPUのボトルネックではないかと。
結局SSDがパーティション分けられていたので、Windows 11をクリーンインストールし直したので、
クリーンインストール後のドライバの適用については別記事にしてみた。
N100 搭載の AOOSTAR ミニPC 16GB500GB のクリーンインストール
商品説明の部分で使っている画像からも SkyBarium と同一の製品というか筐体っぽい感じ。きりしまが購入しようとして調べてたときはAmazon配送がなかったんだけど、AOOSTARの商品リンクが消える少し前からAmazon配送が加わった。クーポンもあるので、現在はAOOSTARとほぼ同等。
(こっちはレビューにファンレスだから穴開けてファンつけたっていうのがあるけど、一応ファンはあると思うんだけどなあ。ストレージ側にエアフローはないけど)
12世代 Intel N100 搭載の SkyBarium 社製ミニPCを購入してみた - Qiita
レビューの写真等から同型っぽい
T-BAO MN100 実機レビュー、Alder Lake-N N100、LPDDR5 RAM搭載のミニPC | Win And I net
Banggood から購入したっぽい。
512GBのSSDは「Shiji」のSATA接続っぽい。
プラグ形状がEU向けで、日本向けのアダプターが同梱されているらしい。
本体にはロゴ等の印刷はなし。
あと有線LANが1口RTL8125BGっぽいのは
CHUWI LarkBox X2023
かな。
日本人の YouTuber に商品提供しているのかレビュー動画も多いけどメモリが12GBなのが中途半端感がある。
ただ、独特のツートンカラーがいい、という人にはアリかもしれない。
執筆時現在では Amazon の在庫がないけど
公式ストアでは7月31日までセール価格らしい。
岡ちゃんnelさんのレビューだと搭載されているのはSATA SSDで、NVMeに交換してもPCIe 3.0x1接続らしい。(11:00あたり)
吉田製作所さんがレビューしてる
TRIGKEY Green G5 は
有線LANが Intel の I225-Vx2 らしいけど、こちらはNVMe SSD搭載みたいだけどPCIe 3.0x1接続らしい。
個人的には I225-V より RTL8125B の方が評価が高い。
Beelink Mini S12 Pro も PCIe 3.0x1
(Beelink Mini S12 ProでIntel N100の性能を試してみた - しょぼんブログ)
Beelink EQ12 Pro も PCIe 3.0x1 らしい。
(rigayaの日記兼メモ帳 Beelink EQ12 Proを買ってみた)
GMKtec NucBox G2 はSATA接続の M.2 2242 らしい。
(『GMKtec NucBox G2』レビュー | 小さくても実用的な性能の高コスパミニデスクトップPC - TikGadget)
こうやって見渡してみると、価格もそうだけど、N100のミニPC、各種スペックが乱立しているので必要なスペックの見極めが必要かも。
とはいえ、DDR4とDDR5を体感できる人もあまりいないと思うので、ボトルネックとなりそうなストレージがPCIe 3.0x1接続か、SATA接続かという点が重要な気がしてきます。(PCIe3.0x1とかx2くらいだと、M.2 NVMe SSD の性能は割と低くても大丈夫な気がする反面、高速な M.2 NVMe SSD を使用することで若干の体感を改善できる余地もあったりするかなと思います)
在庫とかセールとかクーポンとかの兼ね合いでタイミングによって状況が異なるでしょうし。
(継続的に再生産されなかったり、ロット違いでパーツの規格が違ったりするのもあるあるな気がする)
SkyBarium の方の製品のレビューをしている方の動画
コスパ最強の怪しいミニPC 話題のIntel N100搭載でまさかの19,715円 2万円切りのミニPCとしては驚きのパフォーマンス!! Windowsなのにセットアップ不要で購入後直ぐに使えます!!
PCIe 3.0x4 接続のSSDを搭載した、今のところ N100 の最強マシンかもしれない。
メモリもDDR4だけど差し替えて32GBにできるっぽい。
それからAOOSTARにはそっくりなルックスでN305搭載のモデルもあるんだけど
AOOSTAR SkyBarium
同じぐらいの価格帯だと Ryzen 5 5500U 搭載の
TRIGKEY Speed S5
や同じく Ryzen 7 5800H 搭載の
TRIGKEY Speed S5 Pro
とかとも競合する価格帯になってきて、ミニPCでスペックもある程度確保したい、という別な層になってしまって、N305がいいという感じがしなくなってくる気がする。
N100はそのコスパあってこそって感じかな。
とかいいつつポチってしまった。
GMKtec Nuc Box 10 Ryzen 7 5800U 16GB 512GB を買った
(N100は値段の割にはそこそこ性能がいい、と言うことができますが、ネット見たりYouTube視聴したりする位ならいいのですが、もうちょっと他のことをしようとするとやはりスペックの低さが気になります)
結局 TrueNAS としては稼働させずにハードオフ行き。