TrueNAS 12.0 用のハードウェアを考えてみる

少し時間が経過して、新しいパーツで調達するには幾らぐらいかかるかの参考に拳闘士直してみました。
TrueNAS 用のハードウェアを用意する


TrueNAS 12.0 を利用して新規にNASを構成するために、どのようなハードウェアを選ぶか。
中古のパソコンなどを転用するようなベースがある場合を別として、

FreeNAS 11.3がリリースされた時に公開されたFreeNAS Hardware Guide(部分的に日本語訳したFreeNASハードウェアガイド)や、
TrueNAS 12.0 のハードウェア要件

などを考慮して家庭用で小型のNASとして構成するとしたら…と考えてみたものです。
この構成で運用している訳ではないのであしからず。


小型のNASを構築するとしたら、


IN WIN 150W電源搭載 アルミシェルフロント採用 Mini-ITXケース Chopin-Black (型番:IW-BQ696B)

を軸に、Mini-ITXマザーと安いCPU、M.2 SSD、2.5インチ HDD×2台でミラー、
メモリは調達できる限り最大の容量で構成したらどうでしょうか。

仮想マシンなどを使う目的でなければ、CeleronやPentiumなどで十分と思います。
(ちょっとばかりクロックの高いモデルも不要)

 

M.2 SSDも、M.2であればINWIN Chopinの2.5インチベイを占拠しない、というだけですので、64GB以上のサイズであれば、NVMeでなく、SATAでも構わないと思います。


ASRock Intel 第10世代CPU(LGA1200)対応 H470チップセット搭載 Mini-ITXマザーボード 【国内正規代理店品】 H470M-ITX/ac

などは、M.2 スロットが2つもあるので、システムドライブのミラー化などもできていいのではないでしょうか。(M.2 スロットのSATA対応は片方だけのようですのでNVMeで構成する必要がありそうですが)

そこまでしないのであれば、


ASRock Intel 第10世代CPU(LGA1200)対応 H410チップセット搭載 Mini-ITXマザーボード 【国内正規代理店品】 H410M-ITX/ac

でも十分でしょう。
(M.2 に SATA を使うと、SATA3_0 が無効になるらしいですが、SATA は 4ポートあるので問題ないでしょう)

メモリ、
SSD
ハードディスクはお好みのブランド、容量、価格で選んだらいいと思います。
細かな性能や速度はNASの場合、イーサネットがボトルネックになるのであまり関係ありません。
Seagateの2.5インチのハードディスはのきなみSMRになってしまっていますが、頻繁に書き換えるようなら2.5インチのSATA SSDで構成してもいいかもしれません。
ただ、自分の使い方だと、NASは割といったん書き込んだらあまり書き換えないんですよね。


もっとたくさんのハードディスクを搭載したい場合は、3.5インチベイの数を重視して、


Antec ストレージ性能を高めたATX対応サイレントミドルタワーPCケース「P101 Silent」 BLACK


Fractal Design Define R5 Black Pearl PCケース CS4987 FD-CA-DEF-R5-BK


Fractal Design Node 804 black MicroATX PCケース 日本正規代理店品 CS4710 FD-CA-NODE-804-BL-W


SilverStone ATX対応ストレージPCケース ホットスワップベイ8基 SST-CS380B

などのケースを起点にして構成したらいいのではないでしょうか。

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2020年11月18日 23:59に投稿されたエントリーのページです。

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