TrueNAS SCALE のハードウェアガイド

TrueNAS SCALE 24.04 の
SCALE Hardware Guide
Last Modified 2024-03-21 13:21 EDT
より
(上部の Edit page から表示される GitHub の内容によると、include で TrueNAS CORE の記述が再利用されている感じですので特に目新しい部分はありません。ただし、FreeBSD ベースの TrueNAS CORE より Debian Linux ベースの TrueNAS SCALE の方がドライバの対応は多いような気がしますので、より最新のハードウェアを使う場合は TrueNAS SCALE の方がトラブルは少ないかと思います。特に 2.5G LAN の RTL8125B の対応は TrueNAS CORE は設定が必要なのに対し、TrueNAS SCALE は特に何もする必要はありません)

再利用システムから高度なカスタム構築まで、TrueNAS の基本的な自由度は、ほとんどすべての x86 コンピュータ上で実行できることです。

最小システム要件

プロセッサ 2コア以上のインテル64ビットかAMD64ビットのプロセッサ
メモリ 8GB
ブートデバイス 16GBのSSD
ストレージ 1つのストレージプールに同じサイズの2台のデバイス

(訳注)
CPUはx86系のほどほどの古さの64ビットCPUならOK。SMBファイル共有だけならさほどパワーは必要ありません。
メモリは、あればあるだけキャッシュとして使われます。
また、Apps などを使う場合はそれを処理するための追加のメモリが必要となります。
が、システムの起動には4GBも使いません。とはいえ、SMBのネットワーク転送のパフォーマンスのためには、とにかく何よりもまずできるだけ大容量のメモリです。キャッシュの容量を超えると、ハードディスクのPoolなどではガクッと転送速度が落ちるのがわかります。
ブートデバイスは以前はUSBメモリを使うのが主流でしたが、現在はSSDが推奨です。また、64GB以上あるとスワップが取れます。ただし、それ以上無闇に大きくしてもあまり役には立ちません。
ストレージは最小でもミラー構成が組めるように同容量2台と書かれているだけですので、計画に合わせた台数が必要になります。
あと何も書かれていませんが、LANカード(NIC)は定評のあるものを使うのが良いです。転送速度に直結しますので、2.5G環境なら当然2.5G対応がいいでしょうし、1Gでもチップよってパフォーマンスが変わります。逸般の誤家庭では10Gもありえるでしょう。
(訳注おわり)


TrueNAS インストーラは、8 GB の RAM を推奨しています。TrueNAS は、(TrueNAS CORE では)Jailをインストール、実行、操作します。また、SMB 共有をホストし、より少ないメモリ容量で TB クラスのデータをレプリケートします。iXsystems では、より良いパフォーマンスと少ない問題を実現するために、上記を推奨しています。

ブートデバイスは必ずしもSSD である必要はありませんが、ハードディスクや USB メモリの使用はお勧めしません。よほどの理由がない限り、TrueNAS をシングル ディスクまたはストライプ プールにインストールすることはお勧めしません。TrueNAS をデータ デバイスなしでインストールして実行することもできますが、強くお勧めしま せん。

TrueNAS には必ずしも 2 つのコアは必要ありません。とはいえ少し古めの 64 ビット CPU には、すでに 2 つ以上のコアが搭載されているでしょう。

お客様独自のパフォーマンス、ストレージ、およびネットワーキングの要件に応じたシステム構築については、続きをお読みください。

(訳注)
続きは気が向いたら。
以前の内容と大きな変化はないと踏んでいます。

公式FreeNASハードウェアガイド(の非公式翻訳)(FreeNAS 11.3 頃の内容)

以降ざっと項目名拾いましたが多少並び順が変わっていますがほぼ同様の項目です。
(訳注おわり)

ストレージ・デバイス考慮事項

ストレージデバイスの数

*NEW

TrueNAS は、多数のストレージデバイスを単一のストレージアレイの一部として管理できます。成熟した 13.0 リリースではよりエンタープライズレベルのチューニングが行われ、近日リリース予定の SCALE Cobia リリースでも同様のチューニングが行われるため、TrueNAS は 1,250 台ものドライブを単一のストレージアレイで管理することができます!
(訳注: TrueNAS SCALE Cobia 23.10 はリリース済)

ストレージメディア

回転ディスク(ハードディスク)

SATA NASディスク

ニアラインSASディスク

SASディスク

SATAとSAS フラッシュストレージにSSD

NVMe

USBハードディスク

ストレージソリューション

ハイブリッドのストレージとフラッシュ・キャッシュ(SLOG/ZIL/L2ARC)

自己暗号化ドライブ

ブートデバイス

ホットスワップ対応

(!)重要
TrueNAS SCALE は T10-DIF ドライブを正式にサポートしていません。弊社フォーラムのユーザーが、TrueNAS SCALE で T10-DIF ドライブを使用するための回避策を開発しましたが、サポートされていないストレージ デバイスを使用することは、データ損失のリスクを伴います。

ストレージ・デバイス・サイズ設定

ストレージ・デバイス・バーンイン

ストレージ・コントローラ

SASエキスパンダー

ストレージ・デバイスの冷却

メモリ、CPUとネットワーク上の考慮事項

メモリ・サイズ設定

エラー訂正コード・メモリ(ECCメモリ)

中央処理装置(CPU)選択

リモート管理:IPMI

電源ユニット

無停電電源装置(UPS)

Ethernetネットワーク

高速なインターネット接続

*NEW

ハードウェアの開発ペースが上がり、企業のアップグレードがより迅速に行われるようになったことで、より高帯域のハードウェアが利用しやすくなっている。ホームラボでは、40GB以上のネットワークコンポーネントを導入し、使用することができるようになりました。ホーム・ユーザーも、エンタープライズ・ユーザーが発見したのと同じ問題や、より高速の問題を発見しています。

iXsystems では、以下の高速相互接続には、直付け銅線 (DAC) ケーブルよりも光ファイバーの使用を推奨しています:

10Gb NIC: SFP+ コネクター
25Gb NIC: SFP28 コネクタ
40Gb NIC: QSFP+コネクタ
100Gb NIC: QSFP28コネクタ
200Gb NIC: QSFP56コネクター
400Gb NIC: QSFP-DD コネクタ
iXsystems では、ファイバー・チャネルを使用する場合は、前述のトランシーバー・フォーム・ファクターに光ファイバーを使用することも推奨しています。直付け銅線 (DAC) ケーブルは、NIC、ケーブル、スイッチ間で相互運用性の問題を引き起こす可能性があります。

仮想化されたTrueNAS

(!)重要
TrueNAS を仮想環境にデプロイすることは可能ですが、本番データや重要なデータを保存するために TrueNAS を定期的にデプロイすることはお勧めしません。TrueNAS を仮想化してプールに仮想ディスクを使用することは、アドホックな概念実証には適していま すが、サポートされていない構成であり、データが破損する可能性があります。

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About

2024年09月02日 12:18に投稿されたエントリーのページです。

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