TrueNAS CORE 13.0-U4 の画面だと、
Storage > Disks
で適当なディスクの右端の >
をクリックすると、
下部に
MANUAL TEST
SMART TEST RESULTS
というコマンドがあるのがわかります。
MANUAL TEST
をクリックすると、
Manual S.M.A.R.T Test
と表示されて、
Typeのプルダウンで
LONG
SHORT
CONVEYANCE
OFFLINE
が選択できて
START
でテストを手動で開始できます。
(実際にそのテストに対応しているか関係なくプルダウンが出てるっぽい。一番下の S.M.A.R.T テスト結果の中の Offline data collection capabilities: の項目に「~ Self-test supported.」とか対応しているテストが表示されているっぽい。対応していないテストのあるディスクというのも特異だと思うけど)
タスクで定期的に実行している SHORT テストの結果、ディスクが怪しい時に実行すると思うので、通常ここは LONG (=Extended)一択かなと。
CONVEYANCE は輸送中にダメージを受けやすい部分のテストらしいです。購入して来たばかりとか、輸送したディスクを使う前にパッとチェックする、という意味では時間もあまりかからずいいのではと。
OFFLINE はオフライン検査らしく、結果は S.M.A.R.T. の値に反映されるだけらしいです。
普段のテストは、
Tasks
のところでスケジュールして定期的に SHORT を実行しておけばいいかと思います。
Expected Finished Time:
ada1: 2023-05-07 18:33:54
などと終了予定時刻が表示されます。
終了予定時刻が過ぎてから、
SMART TEST RESULTS
をクリックすると、
ID 1のところに
Extended offline (LONGのテストを実行するとこの結果になる)
が
SUCCESS
で無事実行が完了していることがわかります。
S.M.A.R.T. の情報を読んできているようで、
タスクで実行している SHORT TEST の結果も一緒に並んでいます。
進行中は RUNNING となります。
右端の > から詳細な結果が見られそうですが、
あまりにシンプルな内容しか見られません。
Remaining: 残り時間?
Lifetime: 稼働時間(=Power on Hours)
Error: N/A
(スクショ撮り忘れて翌日になっているので、SHORTテストが1回実行されて、IDが2になっていますが、同じディスクです)
無事なのでいいのですが、
TrueNAS のハードディスク交換手順
でも紹介している
Shell
で
smartctl -a /dev/ada1
を実行してみます。
内部的に、
smartctl -t long
を実行しているっぽいですね。
セルフテストの結果の部分だけ見る場合は、
smartctl -l selftest /dev/ada1
みたいな感じのようです。
公式ドキュメント
Running S.M.A.R.T. Tests
Shellでコマンドラインで実行する方法については、
の下の方に
「ストレージ・デバイス・バーンイン」
として
smartctl -t long /dev/ada0
を実行する様子を掲載しています。