TrueNAS のブート用デバイスを交換する機会が立て続けにあったのでまとめておきます。
1. TrueNAS のハードウェア交換に伴い、USBメモリからのBIOSブートからM.2 SSDからのUEFIブートに変更する
2. ブート用USBメモリの異常か、アップデート後に起動出来なくなった
元々の環境は、
System > General
より、
SAVE CONFIG
システムのバックアップ用の場合、
■ Export Secret Seed
にチェックを入れて、
(これにチェックを入れるとパスワードと暗号化されたPoolも復元できるみたいです)
Root Password
にこの TrueNAS の root のパスワードを入力して
SAVE
きりしまはSSH接続を使っていませんのでやらないですが、
注意書きの通り、
/root/.ssh
にあるSSHキーは別途バックアップが必要らしいです。
新しい環境のブートデバイスに新規インストールした TrueNAS で、何も設定せず、
System > General
から
UPLOAD CONFIG
再起動がかかること、
Export Secret Seed
をチェックせずにエクスポートした設定のバックアップファイルからリストアすると全てのパスワードがリセットされるようです。
(今回は暗号化したPoolのシステムだし、目的からすると Export Secret Seed が正解なハズなので)
先ほどの設定のバックアップファイルを選択して、UPLOAD
すぐ再起動に入ります。
再起動後は、マイグレーション処理のため、通常の起動よりは時間がかかります。
しばらくして起動が終わったら、無事設定が反映されているか確認してみてください。
元の環境で作成したユーザーや、
暗号化しているPoolなどが元通り認識されて、
設定されていたDatasetや共有フォルダ、そのアクセス権なども元通り、
共有フォルダに保存されていたデータなども無事でした。
元々BIOSモードで起動していた環境から、
M.2 SSDを起動ディスクにして、ハードディスクを移設した状態で
UEFIで起動するようにインストールして、
リストアしたところ、
移設したハードディスク等の内容もそのまま認識されましたし、
うまく起動できなくなっていた TrueNAS も元通りの環境で、新しいバージョンで動作するようになりました。
#TrueNAS のアップデートの際にバックアップを求められるので、横着せずに、Secret Seed も含めてバックアップしておくといいでしょう。