TrueNAS CORE 13.0 で SMB 共有を設定するをアップしました。
Windows から TrueNAS の共有フォルダを利用できるようにする設定方法です。
基本的に FreeNAS 11.3 で SMB 共有を設定する の焼き直しです。
インストールしてから、この設定ができるようにするまでは、
これまでの記事などを参考にしてください。
Storage > Pools
作成済みのPoolの右端の・・・(縦三点)から Add Dataset
Name に名前を設定。(共有フォルダにする予定の名前と合わせた方が)
Share Type を SMB にして(Windowsで利用する場合はこちらの設定の方がいいかと)
[SUBMIT]
Sharing > Windows Shares (SMB)
ADD
Path のところの下の /mnt フォルダアイコンから展開していって、先ほど作成した Dataset を指定
▸しか触らなければName が Dataset 名になるはずだけど、
他の場所(フォルダアイコンとか)を触っちゃった場合などは mnt とかになってたりするので手で修正。
[SUBMIT]
SMB サービスをここで起動するか訊かれます。
初めての方とか、コレしか共有フォルダを設定しない方は、
ENABLE SERVICE
(他にも設定する方は全ての設定が完了してからでもいいと思います。その場合は、Services でSMBのRunningのところのスイッチをクリック)
SMBサービスが開始されました。
追加された Windows Share として、設定した共有名(今回は share )が見えているので、
右端の・・・(縦三点)から Edit Filesystem ACL
User と Group にセットアップ時に作成した自分ユーザー、自分グループ(それぞれプルダウンの一番下だと思います)に設定して、
□ Apply User /□ Apply Group にチェックを入れて、
今回の設定だと、
指定した User / Group がフルコントロール、という設定のようです。
一番下までスクロールして
[SAVE]
□Apply permissions recursively
はこれ以下に Dataset や フォルダが存在してて、そちらにも再帰的に設定したい場合にチェック。
(今回は作ったばかりなので不要)
なお、設定したSMB共有の
右端の・・・(縦三点)から Edit
ADVANCED OPTIONS
で共有の詳細な設定ができます。
(グレーアウトしてて設定できない項目は Purpose を Default Share Parameters 以外に変更する。名前別に各用途のプリセットになっているようなので、適当なのを選ぶか、自由に設定したければ No presets)
この中では
左列
Access
□ Export Read Only (読み取り専用として共有)
■ Browsable to Network Clients (ネットワークで参照可能、無効にするとWindowsの「ネットワーク」では見えず、直接指定しないとアクセスできない)
□ Access Based Share Enumlation (アクセスベースの列挙、アクセス権がないと見えない)
右列
Other Options
□ Enable Shadow Copies (シャドウコピーを有効にする)
□ Export Recycle Bin (ごみ箱を有効にする)
あたりがニーズの高い項目でしょうか。
Services
で
SMB の Running が青、 Start Automatically にチェックが入っているのを確認。
Actions の鉛筆マークをクリックして、SMBの設定。
NetBIOS Name は Windows から認識される名前です。
初期値は TrueNAS のホスト名になっているので大抵は問題ないと思います。
Workgroup は Windows に合わせます。
初期値は WORGROUP になっていますが、お使いの Windows の設定に合わせてください。
□ Enable SMB1 support にチェックを入れるとSMB2に非対応の古いデバイスやアプリからのアクセスに対応させることができますが、セキュリティ上非推奨なので、そういうデバイスやアプリの方のアップデートを検討してください。
Dos Charset の項目がなくなったので、これまでのおまじないの CP932 の設定はありません。
変更したら
[SAVE]
なお、
ADVANCED OPTIONS
でもう少し設定項目が増えますが、
とくに何かする項目はなさそうです。
(特別な使い方をしたい人だけかな)
うまく設定できると、Windows の、「ネットワーク」に出現します。
出てこない場合は、
[Win]+[R]を押して、
\\(設定したFreeNASのNetBIOS名またはIPアドレス)
を入力して[Enter]。
Windows のユーザー名とパスワードと、
TrueNAS上のユーザーの情報が一致しない場合は、ここで、TrueNAS上のユーザーの情報を入力します。
揃えておくと出ないので便利。
無事認証されると、先ほど設定した共有フォルダ(例では share)が見え、
ファイルの読み書きができるはずです。
ACL Managerについては下記も参照してください。
FreeNAS の SMB を 11.3 の ACL Manager で説明してみる
TrueNAS 12.0版に更新してみました。
TrueNAS の SMB を ACL Manager で説明してみる
コメント (2)
>>>なお、設定したSMB共有の
右端の・・・(縦三点)から Edit
ADVANCED OPTIONS
で共有の詳細な設定ができます。
(グレーアウトしてて設定できない項目は Purpose を Default Share Parameters 以外に変更する。名前別に各用途のプリセットになっているようなので、適当なのを選ぶか、自由に設定したければ No presets)
この中では
左列
Access
□ Export Read Only (読み取り専用として共有)
■ Browsable to Network Clients (ネットワークで参照可能、無効にするとWindowsの「ネットワーク」では見えず、直接指定しないとアクセスできない)
□ Access Based Share Enumlation (アクセスベースの列挙、アクセス権がないと見えない)
右列
Other Options
□ Enable Shadow Copies (シャドウコピーを有効にする)
□ Export Recycle Bin (ごみ箱を有効にする)
あたりがニーズの高い項目でしょうか。>>>
とあるのですが、これは
StorageからPoolを選んだ・・・メニューでしょうか?現在最新のTrueNasの設定ではEdit ADVANCED OPTIONSはでてこないのですが、どこなのでしょうか。
投稿者: cracky | 2021年12月04日 16:06
日時: 2021年12月04日 16:06
記事内の画像をクリックすると原寸表示されますので、
そこで左側の青くなっているところを確認してください。
(Storage > Poolsではないです)
投稿者: きりしま | 2021年12月04日 18:45
日時: 2021年12月04日 18:45