TrueNAS-12.0-U6 にUPSを設定してみます。
UPSは、APC Smart-UPSを使用しています。
ガッツリサーバーグレードのハードウェアで構成してたり大量のハードディスクを搭載してるのでもなければ、
750とか500あたりが妥当ではないでしょうか。
べつにAPCのじゃなきゃダメ、という訳でもないのですが、サーバーメーカーのUPSにもOEM採用されていたり、コンシューマー用NASでも動作対象のUPSとして上げられていたり、とつぶしがきくのがいいと思っています。
(メーカー毎にUPS管理ソフトが違うのツライ)
イマドキのPCと接続するので、RJ45→シリアルポートの専用ケーブルではなく、
UPS背面のUSB端子に、フツーのUSB タイプAオス - タイプBオス ケーブルを挿して、
UPSから電源を取ったTrueNASのUSB端子に接続した状態で設定します。
iBUFFALO USB2.0ケーブル2.0m ブラック BSUAB220BK
こんなのでいいかな。
純正じゃなくても、なんか手元に余ってるので十分だと思います。
Services の
UPS の行の
Actions の鉛筆アイコンをクリック。
General Options
Driver で
APC ups 2 Smart-UPS USB USB (usbhid-ups)
Port or Hostname は
auto
うまく動作しないようならUSBポートを確認して指定する。
(他の機種の Driver は Hardware compatibility list - Network UPS Toolsを参照してあたりをつける)
Shutdown
Shutdown Mode は
UPS goes on battery (UPSがバッテリー動作になったら)
UPS reaches low battery (UPSのバッテリーの残量が少なくなったら)
の好きな方を選んで、
UPS goes on battery
にした場合は次の
Shutdown Timer
に秒でこの時間バッテリー動作をしたらシャットダウン動作を開始する設定を入れる。
デフォルトは30秒。
UPSでできるだけ長時間稼働させるか、
停電が長くなると判断したらさっさとシャットダウンするかは任意だけど、停電時、HUBとかも電源を保護してないと、FreeNASだけ稼働してても利用できないことは考慮する必要があると思います。
また、電源が復旧したあとにUPSが空っぽか、十分に電池を残しているかの違いも出てくると思います。
(家庭用なら、バッテリーでどれだけ稼働するか算定せずに UPS reaches low battery でもいいと思うけど)
あとは
■ Power Off UPS
このTrueNASのシャットダウンが済んだらUPSも電源を切っていいと思います。
(電源が復旧したら再び電源が入る)
他の機器も保護しているのならチェックを外しておけば、他の機器はバッテリーが残ってる限り保護し続けます。が、TrueNASがシャットダウンした後でバッテリーが残っているうちに復電するとTrueNASが自動的に起動できないです。
SAVE
UPSの行の
Running をオン(青)
Start Automatically ■チェック
Shellで
upsc ups@localhost
としてなんかいっぱい帰ってくればうまく設定できていると思う。
これで、UPSの電源コードを抜いてみて、設定通りの待ち時間やバッテリ消耗でTrueNASがシャットダウンするか確認して、
TrueNAS がシャットダウンして、UPSの電源が切れたら、
再びUPSの電源コードを挿して TrueNAS が自動的に起動するか確認します。
TrueNASは
UEFIとかで、
Restore AC Power Loss
などの項目で
Power On
などにしておく必要があるかもしれません。
(コンセントを挿すと自動的に起動する設定ですね)
ついでに1つのUPSで複数台のTrueNASの電源をバックアップする設定を試してみました。
TrueNAS で APC Smart-UPS をスレーブ設定する