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2022年08月 アーカイブ

2022年08月05日

eSUN eBox Lite 加熱乾燥機能付きフィラメント収納ボックス


eSUN eBox Lite

eBox から重量測定機能をオミットした廉価版。

eBOX Lite

上記はAmazon配送のあるのを選んでるけど、
配送に時間がかかったり、箱がベコベコになったりするのが気にならなければ、

AliExpressなどで
eBox Lite
などで検索して US Plug の商品を取り寄せればいいんじゃないかと思ったので取り寄せてみました。(今や円安でデリケートな計算になってきたような気も)

IMG_1846.jpg

商品のパッケージを不透明のビニールで巻いてあるだけの梱包で届きました。

IMG_1847.jpg

当然、箱はお察し。
中身は無事でした。
(一応、「ESUN OFFICIAL STORE」という出品者もいる)

上部カバー部分がわずかに黒くスモークがかってて、
ボタンが黒いのが Lite の見分け方かな?

無印の重量測定機能がない代わりに、
加熱機能が高いようなことが書いてある。

s2.jpg

サンステラが SUNLU FilaDryerBoxS2 のクラウドファンディングしてて、続々と到着報告がタイムラインに流れてるけど。
(360°ヒーターが気になるけど、すでに eBox Lite ポチった後なので様子見。3Dプリンター2台体勢なので、基本的にはフィラメントドライヤーも2台あればいいは……ず……)


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2022年08月07日

Creality Ender-3 S1 Pro のために買ったモノ

3台目なのである程度の道具は揃ってると思うのですが。

eSUN eBox Lite 加熱乾燥機能付きフィラメント収納ボックス
結局印刷中に Adventurer 3 が並行稼働することが多いので、フィラメントドライヤーを買い足しました。
重量計測は実質的に役立ってないので、今回は後発の廉価版でいいかと。

なお、フィラメントドライヤーを使うためにフィラメントのルートを変更する方もいますが、
私はガントリーの上に載せてみました。
Ender-3 S1 Pro に eBox を載せる台を作る

シンワ測定(Shinwa Sokutei) 型取りゲージ A 150mm 77970

一回り大きなサイズが出力できるようになったので、植木鉢を作ろうと思って、手持ちの鉢カバーでお店で手に入らなくなってしまったものの形を型取りしようと購入。
だいたいいいんだけど、寸法追い込むの大変だった。
Fusion 360 にスキャンした画像置いた後、縮尺合わせるのが大変な気がする。
(なお、だいたいいい感じにできあがったことにはもっと大きな鉢が必要になっていたというオチ)

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2022年08月08日

なぜ TrueNAS にするか

TrueNAS CORE と TrueNAS SCALE のどちらを選ぶべきかという主旨で
なぜ TrueNAS SCALE にするか
をアップしました。



FreeNAS が 11.3 系を最後に、
12.0 より TrueNAS CORE にリブランディングして、もうすぐ2年が経過することになりそうです。
TrueNAS CORE はすでに 13.0 系が登場しています。
Debian Linux ベースの TrueNAS SCALE も登場していますが、ここでは主に TrueNAS CORE を前提にしています。

ここであらためて、
今 TrueNASを検討している人に向けて、「なぜ TrueNAS にするか」を整理してみようかと思いました。
なお、ここでは一線を退いた中古パソコンなどをベースにして TrueNAS CORE でNASを構築する前提としています。
TrueNAS には TrueNAS Mini などのハードウェア売りされているものもあります。保守契約も含め、iXsystems のビジネスとしてはそちらが本業かと思いますが、日本のAmazonなどでは取り扱いがないのであまり一般的な選択肢ではないと思います。
(上記リンクより Amazon.com では入手できるかもしれませんが、日本在住の場合あまりメリットはないのではと。法人の場合はサポートも含めどこか代理店経由で調達することになるかと思いますが)


TrueNAS のNASとしての基本機能として

ZFSによるRaidのおかげで特殊なハードウェアを用意しなくても冗長化が可能(反対にハードウェアRAIDの機能は無効にしておくことが望ましい)
ZFSのコピーオンライトの機能でデータが壊れにくい
少し古めのパソコンなどで自作パーツなどを利用して構成が可能。
FreeBSDベースだが、GUIベースで操作する分にはあまり意識する必要がないので馴染みがなくても大丈夫(Linux ベースの TrueNAS SCALE も出ていますがここでは割愛)


クラウドストレージに対して

手元にデータがある
突然容量制限されたり、突然有償化されたりするリスクがない
どれだけのストレージを構築するかはおサイフ次第で無限(?)
(無料版の「TrueNAS CORE」は)定額課金がない
スループットがインターネット接続速度に影響されない(ローカルのネットワークスピードいっぱいまで出るような構成が容易)


市販のNASアプライアンスに対して

一般的なNAS製品に対して、マシンの負荷などをUIで確認できる(あるのもあるのでしょうが)
システム構成のバックアップファイルと稼働に必要な数のディスクが残っていれば、現在の環境が起動しなくなっても新しいハードウェア上に環境を構築してその上に復元が可能
新型が出てくると旧型のサポートはどんどんなくなっていくのに対し、TrueNAS はハードウェア要件を満たしていれば最新を追いかけることが可能
ディスクの故障以外は基本的には本体買い換え(モデルが変わると既存のディスクを移植して稼働を再開できる可能性は低い)になる一般的なNAS製品と異なり、パーツが自作パソコン用で調達できる
少し古いパソコンベースでも、十分なCPUパワー(NAS製品で高速なCPUと書かれていてもパソコンのCPUほどではないことがほとんど)
インターネットからアクセスできる機能に関しては、インターネット側の部分も提供される市販品の方が手っとり早いです。(インターネット側から自宅のNASの共有フォルダにアクセスしたり、スマホのアプリ等で、自宅のNAS上の写真を見たり)


ルーターの簡易NAS機能に対して

ユーザー管理や、バックアップ、冗長性などが確保できるので、ルーターの簡易NAS機能に比べると
基本的な NAS としての堅牢性の時点で段違い。
性能も全然違う。
ルーターのはあくまでも「簡易」NAS。


Windows 11のパソコンのファイル共有などに対して

共有フォルダを提供しているパソコン自体を起動しておく必要がない
Windows マシン自体のための性能を担保すると、共有フォルダを提供するにはパワーが過剰になる
OSのオーバーヘッドが少ない分、転送速度がギリギリまで出る
OSに必要なメモリが少ないため、より多くのメモリをキャッシュに活用してくれる
Web UIで管理できるため、ユーザーや共有フォルダを管理するのに対象のパソコン自体を直接操作する必要がない


Linux などで共有フォルダを構成することに対して

NAS向けアプライアンスなので、NAS用途で構築する場合に手間が少ない
Linux 自体の構築・運用の知識・手間が不要
反対にNASとしての機能以外のことをしようとしてプラグインでなんとかならない場合はLinuxサーバー立てた方が手っとり早いです。


中古サーバーなどに対して

OS として TrueNAS を使うという選択肢もあるのである意味同類。
なお静音性や省電力などが逸般の誤家庭向け(笑)。
また、RAIDカードなどの機能は意味がなくなるが、
もともとインストールされているOSだと保守契約とか必要だったりするので、無償で構築できる TrueNAS として第二の人生を歩ませてあげることもアリかもしれません。


他のNASアプライアンスOSなどに対して

好みだと思います。
TrueNAS CORE は FreeBSD をベースにしているので最新のハードウェアへの対応が遅い傾向があり、少し枯れたハードウェアを利用する分には問題ありませんが、最新のハードウェアで構築する場合は、
TrueNAS SCALE や他のNASアプライアンスの方がいいこともあるかもしれません。


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2022年08月10日

TrueNAS で異なる容量のディスクで Pool を作成する

Twitterで、

TrueNASは市販のNASのように適当なディスクの組み合わせが出来ませんのね

というのを見かけました。RAIDを構成するにあたって、容量が異なるディスクを組み合わせるのはリスク以外のなにものでもありませんが、中古パーツとかを寄せ集めて TrueNAS で NAS の運用を開始しようとする際に、複数台のディスクを同容量で用意できない、というケースはあるかと思います。

ざっと調べたところ、
ディスクを自分で調達するタイプの市販の NAS 製品では、
Synology の Synology Hybrid RAID (SHR) が、容量の異なるディスクを組み合わせて冗長性を持たせてくれるようです。

RAID タイプの選択

TrueNAS の場合は、それに該当する構成はないのですが、
たとえば NAS 用に用意できるディスクが、とりあえず 500GB、1TB、2TB の3本だったとしたら、どうすればいいか、という話です。


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2022年08月14日

Ender-3 S1 Pro ケーブルガイド

Ender-3 S1 Pro のケーブルが断線しそうな構造をしているので、

Ender 3 S1 and S1 Pro flat cable sheath

を試してみましたが、このパーツ自体がホームポジションに移動する際にガントリーに当たってました。
(寸法がギリギリでクリアランスが足りない)

ので自作してみました。

s1pro_cable_guide.png

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Cura で指定の高さで一時停止させる方法

Ender-3 S1 Pro で
Ultimaker Cura を使用してスライスする際、
指定の高さで一時停止する方法です。

【Curaテクニック】造形途中にフィラメントをチェンジしたり、造形物内にモノ(ナットや磁石など)を封入する方法!

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2022年08月16日

TrueNAS CORE の SMB共有の Purpose のバリエーション

TrueNAS CORE で SMB共有を作成する際に選択できる
Purpose
のバリエーションを確認してみました。

共有フォルダの用途に合わせておおまかなデフォルト設定ができるようです。

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2022年08月21日

カラーサンプルカード

フィラメントの色や、出力時のパラメータを記録するための見本があったらいいと思ってマネしてみました。


color_sample_card.png

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2022年08月22日

SwitchBot Hub Mini がしばしばインターネットにつながらない

SwitchBot ハブ2 は下記のような手間も掛けず、2段目のルーターも使わずに、何事もなく設定できました。のできりしま的にはハブミニと2段目のルーターを撤去してこの話はおしまいです。



今回対応して解消した方法は、SwitchBot Hub Mini 専用にWi-Fiルーターを用意して2段ルーター構成にして、2段目のルーターのDHCPが配るDNS設定で、プロバイダーが割り当ててくるDNSを直接指定する、というものです。


家の温度計として、
もともと SwitchBot 温湿度計 を設置していて、
別のメーカーのスマートプラグの動作が怪しくなってきたので、
ついでに SwitchBot プラグミニを買って交換したのですが、あるときから
SwitchBot Hub Mini がしばしばインターネットにつながらない状況になってきました。

特にWi-Fiの設定を最近になって変えたりはしていないので、
ググるといっぱいヒットする
「ルーターを買い換えたら Hub Mini がインターネットにつながらなくなった(Wi-Fi設定が変わったのに再設定していない)」
という話ではない。
(そもそもAPには接続できてて、AP側からクライアントリストにも出てくるし、SwithBotアプリでも、ルーターに接続中はクリアしてインターネットに接続する段で時間がかかってエラーになる)

ウチのネットワーク環境で逸般の誤家庭的なのは、
DHCPサーバーとDNSサーバーがCentOSで構成されててルーターの機能使ってないのと、
ルーターはルーター、AP用に別のルーターをAPモードで設置していることかな。

で、Wi-Fiの設定をあれこれいじる度に Google Nest Hub とかがインターネットからぶち切れるのが煩わしいので、トラベルルーターを用意して、2段ルーター構成にしてやってみる。

変わらず(笑)。


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2022年08月28日

Kenko 顕微鏡 Do・Nature STV-120M の3Dプリンターノズル観察用アタッチメント

do_nature_adapter.png


Kenko 顕微鏡 Do・Nature 60-120倍 LEDライト内蔵 コンパクト携帯型 STV-120M

というアウトドア向け(?)簡易顕微鏡で、
3Dプリンターのノズルを観察しようとしたところ、
ノズルの先端に位置合わせするのが面倒なので、
ノズルの位置合わせ用の治具を作ってみました。

do_nature_nozzle_adapter.zip

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eBox に温湿度計をつけてみた

sensor_holder_ebox.png

eSUN eBox / eBox Lite に温湿度計を取り付けるためのホルダーを作ってみた。

なお、センサーは麦茶さんがフィラメント防湿ボックスに採用して紹介しているものを利用。
(SwitchBot の温湿度計を使いたかったがクリアランスがなかった)


高性能?防湿フィラメントホルダー作ってみた【3Dプリンター】

なお、形状は似ていますが、センサーの実物から寸法取ってイチから設計し直しています。
(ので試行錯誤の線がキタナイ)

STLデータでは画像のように縦になっていますが平らな面をプラットフォーム側にして、
ラフト・サポートなしで出力するイメージです。
(爪をかわしている部分の切り欠きと、ナット穴の中のオーバーハングがしのければ)

ビス穴は出力が汚くなりにくいように貫通穴になっていないので、
3mmのドリルなどで貫通してグリグリしてください。

M3のビス・ワッシャー・ナットを用意して(ビスの長さは15mmのしかなかったのでそれにしてます)
eBoxのフタのフィラメント取出部の上30mmのあたりに現物合わせで3.2mmの穴を開けて取り付けます。
(3mmだとタッピングするような感じになってしまうので、スルッと入る3.2mmがお勧め)

R0019052.jpg

sensor_holder_ebox.zip

なお、両脇の斜めにカットされている部分は、下記のようにできるだけスプール躱せるように、との小細工です。

R0019055.jpg

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