2025年12月21日

TrueNAS 25.10.1

TrueNAS Software Status で、25.10.1 が出たら、General(一般) も対象になるかと思いましたが、
25.10.1 はまだ Early Adopter(新しいもの好き)だけの表示です。変更点も多いので、それらの安定稼働を見てからでないと General には降りてこない感じですかね。
その下の Mission Critical は Enterprise になっているので、General の時点で「万人向け」扱いなのかと思うと「一般」よりもより広いユーザーをイメージしてそうではあります。


TrueNAS 25.10.1


2025年12月18日

TrueNASチームは、TrueNAS 25.10.1のリリースを発表いたします!

主な変更点:

  • 25.10.0へのアップグレード後にストレージプールがオフライン状態になる問題を修正しました(NAS-138236)。影響を受けたシステムでは一時的にVDEVが消失し、プールへのアクセスを復元するにはシステムの再起動が必要でした。
  • SMB共有向けに Final Cut Pro Storage Share 目的プリセットを追加(NAS-138402)。Final Cut Proワークフロー向けに最適化された設定を提供します。詳細は「Final Cut Pro SMB共有の設定」を参照してください。
  • SMB共有監査ログ設定の自動検証機能を追加。TrueNAS 25.10.1 では、監査が有効化され、監視リストまたは無視リストに無効なグループ(削除済み/名前変更済みグループ、または SMB タイプでなくなったグループ)が含まれる場合、SMB 共有が自動的に無効化されます。この保護措置により、セキュリティやコンプライアンス上の問題を引き起こす可能性のある監査設定の不具合を防止します。システムは影響を受ける共有と問題のあるグループを特定するアラートを生成します。設定の詳細とトラブルシューティング手順については、SMB 監査の設定を参照してください。
  • REST API 使用状況監視アラートを追加。TrueNAS は廃止予定の REST API エンドポイントがアクセスされた場合に日次アラートを表示し、移行が必要な統合を特定するのに役立ちます。REST API は TrueNAS 25.04 で廃止予定となり、完全な削除は TrueNAS 26.04 で計画されています。WebSocket API 上の JSON-RPC 2.0 に関する詳細は、API ドキュメントを参照してください。
  • ディレクトリサービス設定フォームに「Clear Config(設定クリア)」ボタンを追加。このボタンにより既存のディレクトリサービス設定を簡単に削除することが可能になります。トラブルシューティング、再設定、ディレクトリサービス間の切り替えに有用です。
  • Samba を 4.22.5 から 4.22.6 に更新 (NAS-138644)。新しい macOS バージョンでの Time Machine バックアップ失敗に対するアップストリーム修正を含みます。macOS 15.2 (Tahoe) 以降で、Samba 4.22 の動作変更(オープンファイルに対するディレクトリ名変更操作に影響)により Time Machine バックアップが失敗する問題を解決。TrueNAS 25.04 リリースは影響を受けません。
  • Windows 11 仮想マシンの Trusted Platform Module (TPM) 持続性問題を修正 (NAS-138165)。仮想マシンの再起動ごとにBitLocker PINやその他のTPMデータがリセットされる問題を解決。ユーザーはアップグレード後に一度PINを再設定する必要があり、その後は永続化機能が正常に動作します。
  • 仮想マシンのセキュアブートを修正(NAS-137898)。OVMFファームウェアにMicrosoftキーが欠落していたため、セキュアブートを有効にした仮想マシンがWindows 11などの署名済みOSを起動できなかった問題を解決。
  • 仮想マシンイメージファイルのアップロードデフォルト場所を修正(NAS-138502)。ユーザーが仮想マシンイメージアップロード時にデフォルトのアップロード場所を変更しない場合、ISOファイルがブートドライブの/mntフォルダに保存されるのを防止します。
  • 仮想マシンのVDIディスクインポートを修正(NAS-137897)。.vdiディスクイメージを使用した仮想マシンの作成時に発生するエラーを解決します。
  • レガシーFreeNASデータセットプロパティのエラー処理を改善(NAS-138629)。長期間稼働中のシステムで、レガシーFreeNASバージョンから引き継がれた無効な aclmode=discard_chmod プロパティ値を含むデータセットを編集する際、「aclmode: failed to get property」エラーが発生する可能性があります。本更新により、影響を受けるデータセットを特定しやすくするため、エラーメッセージを改善しました。このエラーが発生した場合は、CLIで zfs set aclmode=passthrough dataset_name を実行してプロパティを有効な値にリセットし、システムを再起動してください。
  • プール操作のエラーメッセージを改善(NAS-138330)。ZFSチェックポイントやその他の条件によりVDEVの拡張やディスクの置換が失敗した場合、より明確なエラーメッセージを提供します。
  • SSHキーチェーン認証情報を使用したrsyncタスクの修正(NAS-138334)。25.10.0へのアップグレード後にSSHベースのrsyncタスクの保存または実行を妨げていたUnboundLocalErrorを解決。
  • レプリケーションエラーメッセージを改善(NAS-138202)。SSH接続の中断やネットワーク問題によりレプリケーションタスクが失敗した場合、より明確なエラーメッセージを提供します。
  • 25.10.0へのアップグレード後のメール送信エラーを修正(NAS-138270)。テストメールやシステム通知の送信時に発生する「'str' オブジェクトに 'decode' 属性がありません」エラーを解決します。
  • SNMP経由でのHDD温度データ復旧(NAS-138433)。25.10.0へのアップグレード後、ディスク温度(OID .1.3.6.1.4.1.50536.3)のSNMPクエリがデータを返さなくなる問題を解決。
  • ユーザーアカウントのSSHおよびシェルアクセス無効化に関する問題を修正(NAS-138307)。これらのアクセスオプションをクリアしても、「Save(保存)」ボタンが無効化されなくなりました。

25.10の変更履歴全文はこちらをクリックするか、JiraのTrueNAS 25.10.1 (Goldeye) 変更履歴をご覧ください。

(訳注)本文中のリンクはリンク先が英語なので原語のページから参照してください。

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2025年12月07日

TrueNAS 25.10 に移行された S.M.A.R.T. テスト

2510smart.png

TrueNAS 25.04 で設定した S.M.A.R.T. テストがどのように TrueNAS 25.10 で変換されるか調べて見ました。

TrueNAS 25.10 では S.M.A.R.T. テストの専用のメニューがなくなって、
System > Advanced

Cron Jobs
(定期的なタスク実行)

のところに統合されます。
私の場合、大抵判で押したように毎日1回全ディスクショートテストという設定なので専用メニューである必要はないのかもしれませんが。

Description
S.M.A.R.T. Test

Command
midclt call disk.smart_test SHORT '["*"]'

Run As User
root

Schedule
Custom At 12:00AM

□ Hide Standard Output

□ Hide Standard Error

□ Enabled

Hide Standard Output がチェックされていないと毎回の動作毎にメールがウルサイのでチェックを入れておきます。

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2025年12月03日

TrueNAS CORE に関するお知らせ

TrueNAS CORE 公式サイト
TrueNAS CORE Announcement

TrueNAS CORE はメンテナンスモードに移行し、今後はセキュリティパッチのみの提供となります。新機能や機能強化の開発は行われません。
企業ユーザーの皆様へ:移行が必要な場合は、サポートチームまでご連絡ください。個別に対応いたします。
個人ユーザーおよび愛好家の皆様へ:継続的な機能更新と改善のため、TrueNAS Community Edition への移行をお勧めします。


TrueNAS COREの公式サイトには上記のように冒頭に書かれています。

いまから TrueNAS の導入を検討する人は、素直に TrueNAS Communitiy Edition (旧TrueNAS SCALE)を検討した方がいいでしょう。

2025年11月20日

TrueNAS 25.04.2.6

より新しいバージョン
TrueNAS 25.10.0.1


TrueNAS 25.10 (Goldeye)系列が出ていますが、1つ前のバージョンの 25.04 (Fangtooth)系列にもメンテナンスリリースが出ました。
まだ 25.10 系列は早い、と思っている人、環境などでしょうか。

25.04.2.6

2025年10月30日

TrueNASチームは、TrueNAS 25.04.2.6のリリースを発表いたします!

これは小規模なメンテナンスリリースであり、NFS制限のリセットをTrueNAS APIバージョン25.04.1および25.04.2に拡張する変更(NAS-138229)が含まれています。

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TrueNAS 25.10.0.1

より新しいバージョン
TrueNAS TrueNAS 25.10.1



TrueNAS 25.10.1 になる前にちょっと修正バージョンという感じで、特にSMBで、フォルダの中身が環境によって見えなくなったりすることがあることへの対応でしょうか。
あと、カスタムアプリとして登録した MiniDLNA が最新版にならない不具合が解消されて、ちゃんと更新されるようになったようです。

なお、

TrueNAS Software Status

の表によると、コミュニティエディションは

ということなので、25.04にとどまるか、25.10に行くか検討している方は参考にしてください。
自分が新しもの好き(Early Adopter)か一般ユーザー(General)のどちらに属するか、検証用環境があるかどうか、25.10の新機能に期待することがあるかどうか、等が判断材料でしょうか。

一般ユーザーの人は、25.10.1 が移行のひとつの区切りかと思います。

なお、開発者(Developer)でなくても仮想環境とか実験環境がある人は、時折 Halfmoon Nightly(=26.04)をインストールしてGUIを日本語化しておかしいところがないか確認してくれるといいかも。

25.10.0.1

2025年11月19日

主な変更点と既知の問題

TrueNASチームは、TrueNAS 25.10.0.1のリリースを発表いたします。本リリースはメンテナンスリリースであり、SMB共有、アプリケーション管理、クラウド同期操作、およびエラー処理に関する修正を含みます。

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