FreeNAS 11.3 へのアップデート

FreeNAS 11.3 へのアップデートは、

・FreeNAS 11.2-U7のUpdateからTrain変更でアップデート
・manual-updateファイルを使ってアップグレード
・USBメモリからアップグレードインストール
(後に 11.2-U8 が出てますので、どのパターンでも11.2系の最新まで進めてから Train 変更)

の3つがあると思いますが、
とりあえず、ESXi上の仮想マシン、実機2台で普通にUpdateからアップデートしてみました。

ESXi Pentium G4560 上の仮想マシン2スレッド、SSD
アップデート 2'50" 再起動 2'20"

MicroServer Turion II NEO N54L USB
アップデート 30'58" 再起動 9'40"

Q1900M J1900 USB
(MiniDLNAのJailあり)
アップデート 2:44'26" 再起動 25'18"



アップグレード前の注意点としては、

1. 現在11.2シリーズを使用しているユーザは、必要なマイグレーションの量を減らし、リリーストレインを正しくアップデートするために、まず11.2-U7にアップデートする必要があります。
(11.2の他のバージョン → 11.2-U7 → 11.3-RELEASE というパスになります)
2. Warden jailがシステム上に存在する場合は、それらを11.2プラグイン(これはiocageのバックエンドを使用します)として再作成し、期待通りに動作することをテストしてください。
(Warden jailの機能はなくなります。11.2でMiniDLNAをインストールする手順
3. FreeNASシステムがネットワークの上のドメインコントローラであるならば、既存のドメインコントローラをマイグレーションするの説明に従って、ドメインが正しく機能していることを確認します。
(ドメインコントローラー機能がなくなります)
4. System -> General -> Save Configより、構成のバックアップを取ります。iSCSI、Active Directory、またはクラウドサービスを設定した場合は、必ずExport Password Secret Seedを選択してください。レプリケーションが構成されている場合は、/usr/local/etc/ssh/および/root/.ssh ディレクトリもバックアップします。
FreeNAS 11.3 Release

準備ができたら

System>Update から、

update113_02.png

update113_01.png

Train を FreeNAS-11.3-STABLE に変更する。
(11.2系だと、11.2-U7じゃないと選択できないっぽい)

update113_03.png

□ Confirmにチェックを入れてCONTINUE


update113_04.png

しばらく待って、Trainが変更されて、
FETCH AND INSTALL UPDATES
が出たらそれをクリック。


update113_05.png

設定ファイルを保存するか訊いてくるので、ここで
SAVE CONFIGURATION
をクリックして設定ファイルを任意の場所に保存する。

iSCSI、Active Directory、またはクラウドサービスを設定している場合は、
□ Include Password Secret Seed
をチェックすること。

update113_06.png

別途保存済みなら NO で続行。

update113_07.png

FreeNASのホスト名+日付時刻.tar
という形式のファイルらしい。

システムがクラッシュしたときは、新規インストールした起動ディスクで起動したFreeNASで、このファイルを読み込むと環境が復元される。


update113_08.png

すぐにアップデートするなら、
□ Apply updates and reboot system after downloading.
をチェックして CONTINUE
(急がないなら、 Train を変更するだけで待ってるとそのウチダウンロードが終わるので、後日再起動すると反映されるはず)


update113_09.png

アップデート進行中。


update113_10.png

ダウンロード中。


update113_11.png

インストール中。
経過の%の進み具合が粗いので終了予定時刻の参考には全くならない。


update113_12.png

再起動に入ります。
マシンパワー低いと再起動後のマイグレーションが長いです。


update113_13.png

無事再起動してくると、ログイン画面が表示されるので、ログインして新しいバージョンになっているか、確認して見てください。

ダッシュボードのデザインが変わっているのと、
Version:
という項目で確認ができると思います。

コメント (1)

もっくん:

先ほど11.2-U7から11.3-U1へアップグレードしましたがなかなかひどい状態ですね。当面は11.3のバグが修正されるまで11.2-U8の方がよさそうです。。。

とりあえず現状気づいた範囲での問題は

1) 初回起動時にmiddlewared: setting up plugins (system) [1/34]でハングする。

とりあえず長時間放置したところ、普通に起動されましたが再起動をして事なきを得ました(?)。

2) Warning: IPMI SEL low space left: 0 bytes (100% used).

これは消してもいいらしいですが、ほとんどのケース出ているらしいです。

3) Encrypted Volumeのpassphaseを受け付けない。

まじでビビりましたが、再起動後治りました。。。一体何だったのか。

4) SMBの以前のバージョンが表示されなくなる。

snapshot自体は残っているので何か設定を修正する必要がある?
もしくはshadow copy関連の更新が影響しているのかも。

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2020年02月05日 22:29に投稿されたエントリーのページです。

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