FreeNAS 11.3-RELEASE の情報によると、
・大きなプール作成支援 - 多数のディスクでZFSプールを作成する場合、UIを使用して、残りのすべてのディスクでVDEVレイアウトを自動的に繰り返すことができます。
という機能が追加されたらしいので、ESXiの仮想マシンのFreeNASに仮想ハードディスクを10個ぶら下げて、Mirror×5という構成にするシナリオを試してみます。
Poolの作成に入ります。
ESXiで追加しただけの仮想ハードディスクはまだなにも構成されていない状態です。
(なお、単にドライブ10個選択したらRaid-Z3で構成されるようです)
ボリューム名を指定して、ドライブを2つだけ選んで[→]
当然、Mirrorセットになります。
右上の[REPEAT]が黄色くなりました。
[REPEAT]をクリックすると、
4回同じ動作を繰り返して、同様のvdevを作成して8ディスクを使用して、未使用のまま残るのは0ディスク、となっています。
プルダウンで繰返し回数を指定できそうです。
[REPEAT VDEV]をクリックすると、このような画面になります。
一番下までスクロールすると、Mirrorセットが5つ設定されているのが確認できます。
[CREATE]をクリック。
□Confirmにチェックを入れて[CREATE POOL]をクリック。
tankができました。
右端の歯車から[Status]
こんな表示になっています。
これが、tankの下にMirrorセットを多数ぶら下げるPool構成です。
各Mirrorセットごとに1ディスクの耐障害性しかありませんが、新しいハードディスクを2台買って来て、Mirrorセットで追加すれば容量の拡張もできるし、
ディスクがダウンしたときに、交換するディスクと、ペアになるディスクを容量の大きいものにすることで容量を増やすことができる、容量の増加がフレキシブルな構成です。
容量を増やすつもりがなければディスクの台数に応じてRaid-Z2とかRaid-Z3とかに素直に構成しておくのがいいのでしょうが。
この辺については、
FreeNAS のディスクはどう構成すればいいか
で触れていますのでそちらも参考にしてください。
コメント (2)
古いプログにコメントで恐縮ですが、これってつまりRAID10を組めているんですか?
RAID ZでREPEATするとRAID50相当になるんですか?
投稿者: アホの初心者 | 2022年01月09日 19:52
日時: 2022年01月09日 19:52
RAID-Zが通常のRAIDと違う、ということに配慮して、
RAID10相当のディスク構成ということですね。
試したところ
RAID-ZでREPEATすると、
それぞれがMIRRORされるので、
RAID50相当のディスク構成になると考えていいと思います。
投稿者: きりしま | 2022年01月10日 23:09
日時: 2022年01月10日 23:09