また YAMAHA K-1B ネタです。
ピンチローラーアームを3Dプリンターで作るっていう荒技をして、再びしばらく使っていたら、
左チャンネルが振り切った状態になってしまいました。
他の方の修理ブログで、
片チャンネルだけということは、どっかのコンデンサーの不良の可能性が高い、ということで、基板上で割と左右対称に配置されているので、取説のブロック図を見て、ヘッドから入るところが再生アンプだと思うので、その辺のコンデンサーで挙動がおかしそうなところを中心に交換用のコンデンサーをポチる。
たぶんこの辺が再生アンプ。
奥(写真だと上)のブロックはドルビーBだと思うので手をつけない。ドルビー用ICが見えるし。あんまり使わないし。今回はドルビーオフで発生してるし。
ついでに電源部分に林立してる1000μFのコンデンサーも交換しておくかな。
全数交換する気はないけど、どうせ送料かかるので多少は。
外さないと規格が読めないのは放置(笑)。
まあアリエクじゃないからそんな長期間分解したままにしなくていいはずだけど、中華アンプの時に電解コンデンサのグレードはそんなに影響しないと思ったので。
(でもオーディオグレードので調達する)
コンデンサーをひとしきり交換して、外したコンデンサーのテストをしてみると、せいぜい表記の80%ぐらいに容量が減ってるだけで、ショートとか絶縁状態になっているのはなかった。これで直るのか!?
と思いながらテストしてみると無事症状が改善されました。
新品だと表記の120%くらいの容量があるので、案外シビアだなあ、などと思っていたら症状再発。
こうなると次は再生アンプ部に使われているトランジスタを疑うことに。
トランジスタは故障箇所特定するのに外す必要があるのと、特定できても同等品が手に入らない可能性が高いのが厄介。
オーディオ用だと、トランジスタの規格だけなんとかなっても特性が変わってしまうらしいので、代替品として使えるものがない、なんてことはザラなよう。
まずは基盤につけたままテスターで左右の対になってるトランジスタで挙動が違うモノを探して、
左チャンネル用の当該トランジスタを取り外してテスターでチェック。
正しい数値がどのくらいなのかよくわからないけど、一応トランジスタとして動作してるっぽい。
ハズレか…と元に戻そうとしたとき、ランドが1箇所怪しいことに気づいたので慎重にハンダ付けし直したところ、回復したようです。
ここのハンダ不良ということか。