製品のオススメはRepitier-Hostで推奨設定値のカードもついてるけど、Ultimaker Curaの方が細かな設定ができそうな気がするので、印刷できないものか試してみた。
Ultimaker Curaは3DプリンターメーカーのUltimakerの提供しているオープンソースのスライサ。
試している間に4.5.0→4.6.0→4.6.1とマメにアップデートしてる。
Repitier-Hostもスライスする際、内部的にCura Engineというのを呼んでるので、基本は一緒なんじゃないかと。(同様にSlic3rっていうスライスエンジンも選択できるので見に行ったけどこっちは同じバージョンぽいので挑戦しない)
Windows、64ビット版をダウンロードして、
ダブルクリックしてインストール。
プリンタを選択する画面が出てくるが残念ながら我らが
IUSE IUM1はない。
(スゴイいっぱい選べるけど、「BSCube」も「SkyCube」も無かった)
IUSE IUM1にはネットワーク機能は無いので、
「Add a non-networked printer」
から、
「Custom」の「Custom FFF printer」をカスタマイズして使う模様。
選択して名前を変えてNext
プリンター設定は、
Printer
Printer Settings
X(width) 110 mm
Y(Depth) 110 mm
Z(Height) 120 mm
Printhead Settings
X min 0 mm
Y min 0 mm
X max 110 mm
Y max 110 mm
Gantry Height 120 mm
と設定。
min/maxは相互に影響するのか、max直さないとmin直せなかった。
G-code flavor っていうのはなんかロマンある感じだけど特に情報がないのでデフォルトの「Marlin」のままにしておく。
と
Extruder 1
デフォルトでは
Compatible material diameter 2.85 mm
ってなってるけど、なんかうまく印刷できない(フィラメントの押し出しが間に合ってないのか、スカスカになる)ので、
Compatible material diameter 1.75 mm
にした。
なんで 1.75mm にしたかというと、
Repetier-Hostには似たような項目がないんだけど、
In "Print Setup - Custom" the "Diameter" is not used from my material settings #1687
Filament diameter defaults to 2.85 despite being set to 1.75 #2270
などと、1.75 mm にしたがっている人がいるようなので。
(フィラメントの太さパラメータっぽいので、一般的には1.75mmだ)
Extruder 1なのは Number of Extruders を1にしてるからそうなんだろうけど。
あとは、Materials っていう項目でフィラメントを選べる。
メーカー名が見当たらないので、Generic→PLAでもいいんだろうけど、
「Create New Profile」から
いじってみる。
Display Name
Brand、
Material Type
などを入力して、
Filament Cost
と
Filament weight
を入力すると単価計算をしてくれる。
(Densityとかわかんないので Generic PLAの値のままだけど)
通貨単位がユーロなので、上部のPreferencesからConfigure Curaで
Language 日本語(日本語といっても、単語をカタカナにするだけのところが多いのと、Englishの方が情報を調べたりするには都合がいいので私はEnglishのまま使います)
Currency のところを「\」(半角)にする。(表示はバックスラッシュになっちゃうけど、全角の「¥」だとうまくないっぽい)
メイン画面に到達したら、
フォルダアイコンからSTLファイルをロードする。
フィラメントはGenetic PLAでとりあえず。
(リストにメーカー・商品があるならそれもいいし、Manage Materialsから独自の設定を保持できる)
一番右端の鉛筆アイコンで Print settings を調整できる。
Repetier-HostのQualityのデフォルトが0.2mmだけど、
Ultimaker Curaだと、Draft - 0.2mmみたい。
で
Slice
Save to File
で保存したgcodeファイルをSDカードにコピーして、
これでとりあえず印刷はできた。
あとは、
Customから
Infillの項目のInfill Patternがいっぱい選べたり、
Build Plate AdhesionからRaftを選択できたり、
フィラメントごとの設定を持たせたりできる。
まあ、これ以降は Ultimaker Cura の一般的な操作方法になるからいいか。
あと何個か印刷して調整した項目は
Top/Bottom Thicness
Top Thickness 1mm ※ちょっとモデルの上部が透けるので厚くした
Infill
Infill Pattern Gyroid ※ヘッドの速度が一定(?)らしい。速度と強度が両立してるパターンぽい。ここは割と気分で。
Support
Generate Support ☑ サポートを生成する
Support Placement Touching Build
Build Plate Adhesion
Build Plate Adhesion Type Raft 密着タイプはラフト
Raft Extra Margin 5mm ラフト大きすぎる気がしたので5mmに。
というところかな。