つまみのメッキを剥がして、とりあえずは事なきを得て
しばらく使っていたところ、TAA2008 搭載じゃない方の LP-2024A+ のボリュームのガリが酷くなってきました。
接点復活剤を噴射すると若干は改善しますが、ボリュームの交換を試してみることにしました。
ボリュームに通常使用されるらしいAカーブで20kΩの2連のボリュームというとあんまりモノがありません。
によると、
マルツR1610G
これまたびっくりの音質で2CP601とほぼ同じか、2CP601より若干いいんじゃないかって感じの音がします。これ絶対見た目で損してるなあ。
R1610G > RD925G ≒ 2CP601 >> RK27 >>> RK09L
ということなので、
マルツの Linkman
2連式ボリューム A特性 20kΩ【R1610G-RB1-A203】
シャフト長20mm
を取り寄せてみました。
脚がラグ端子なので、すずめっき銅線で脚を作ってハンダ付けしたらいいかな。
シャフトの形状が違うので、
ボリュームのダイヤルも変えなければならないので、
千石電商の2階でそれらしいのを物色。
かな。
※現状使用しているオペアンプが8820なので、最も高い部品がつまみというのはちょっとどうにかならないものか…。とはいえサイズ的にコレしか選択肢がない感じ…。
下から覗いて、左右チャンネルの摺動子の位置を4mmの六角レンチで調整する。
六角レンチを回すと軸自体が回るけどいっぱいに回しきったところで少し力を入れるとズレる感じ。思ったより簡単にズレるので何度も行ったり来たりして調整。
この脚をニッパーでプチプチ切って、
0.6mmのすずめっき線で脚を作ってみました。
穴に引っ掛けるようにしてハンダで固定。
ちょっと柔いので、もう少し太くてもいいかも。
(0.8mm?)
回り止めのあたる部分、現物合わせで3mmの穴をドリルで空けます。
フロントパネルに固定されているわけじゃないので、向きは適当。
2カ所出っ張りがあるのでそれをちょっとさけたところで。
青いLEDの光を導入する効果でもあるかな、と心配したけどあんまり関係なさそう。
無事収まりました。
ケースの接地は、サンドペーパーでこすればハンダが乗るとの情報を目にしていたのでその通りにしました。
こんな感じ。コイツは出力部のLPFはいじってない。
ちょいちょいノーマルのままの部分があるけど、まあこれで十分。
(結論的にやって効果の大きい/わかる場所だけカスタムになってるはず)
右奥とか、入力部のカップリングコンデンサは、ニチコンKAシリーズ使ってるし。
テスト環境。音源はiPhone 5Sで、スピーカーはONKYO D-032A。
スピーカーは実はもうお役御免でいいかと思ってる、ハードオフで1500円で買ってきたヤツ。
ちょっと古いせいか、音がマイルドな感じがするけど、フツーに鳴る。
特になんかいいところもないけど、ウーファーのサイズだけの音は出る。
取付にあたって、かなり苦労したのですが、ガリはなくなったものの、ギャングエラーの多い個体のようで、ボリュームを調整すると、左右の定位が落ち着きません。とはいえ、よさそうなところで止めればいいのでこれでヨシとします。
(3000円程度のアンプに2000円以上のボリュームを使うのもなんか本末転倒のような気がするし、複数の抵抗器の性能測定して選別して使うほどファイトがない)
で、音はどうかというと分かりません。
劣化したようには感じないから、
当初の目的であった、ガリをなくしたとして、これはこれでいいんじゃないかな。
シルバーはすでにオペアンプがソケットのは品切れかも。
(Sutekusストア旧Aokiストアのがケースを開けるためのトルクスドラスバー付き、オペアンプがソケット式の商品でした)
ボリュームについて調べてたときに見た記事。
Lepai LP-2020A+ ボリュームガリ修理 ( オーディオ ) - ActonLaneのブログ - Yahoo!ブログ
ALPSの同等品、というのを使ってる。この部品があればよかったんだけど、見つからず。
ボリューム試聴 Linkman R1610G (マルツ) | t.kenのオーディオの実験室(悪徳販売利権に騙されるな)資料室
Linkman R1610G の試聴をしてるけど、比較対象のアンプに使用されている純正ボリュームに比べると酷評。
マルツのボリュームを選別してみた : xxx
6個買って、1個外れでした。
相対的に見ると、2個はまあまあ良いで、1個はかなり良いかな?
厳しい人は3個はずれかも。
とのこと。やはり低価格な部品だけあって品質にばらつきがあるのかな。
ボリュームの交換 - 千篇一律備忘録
よくみると内部の摺動子が見えるのですが、明らかに左右のチャンネルで位置が違います。背面に6角レンチ(4mm)を突っ込んで、強引につまみを回せば修正できるような感じです。
左右のチャンネルの摺動子の位置くらいは合わせてみるか、と思った記事です。
ボリュームのギャングエラーと性能 | 真空管ラジオ・オーディオ研究所
その性能に驚きました。軸を回した時のガヤガヤも無いし、左右の音量も良く揃っています。この値段でこの性能なら文句なしです。小型の金属缶タイプの開放型2連ボリュームは最近は専らコイツです。
とのこと。APLS RK27(ミニデテント)が最もよさそうで調べてみたけど、国内の通販とかにA20kΩのラインナップはなさそうで断念した。
AliExpressとかには出るんだけどね。
Lepy LP-2024A+ 故障
1年半近く経過して、再びボリュームが怪しくなってきました。
LP-2020A+のボリュームも同様に交換してみました。
Lepai LP-2020A+ ボリューム交換