ホームシアターシステムを揃えるほどではない程度でブルーレイを見るときの音をもうちょっとどうにかしようプロジェクト。
いまさらですが、Lepy LP-2024A+ を買ってみました。
これでハードオフとかでゴロゴロ売ってるオーディオマニアの琴線には触れない格安スピーカーを鳴らしてみたらどうかと。
(それなりのモデルは割高感のある価格設定のような印象があって、そうなったら新品買えば、とも思うし、かといってエッジ破れとか、コーン破損とかのジャンクを修理するほどの気合いはない。必然的にあんまり人気がなさそうなモデルに)
Lepy (リーパイ)というのは、商標がらみで、Lepai から北米とか向けにブランド変更したそうです。
("Lepy Is The Chinese Trademark of Lepai in USA
Patented Appearance, Counterfeiting Not Allowed!" と、箱に印刷が)
NorthFlatJapanのバイヤーK氏による調査報告の記事
Lepai LP-2020A+のコピー品caiyun Lvpin CY-20Aについて | 中国滞在中Kのブログ - 楽天ブログ
に、
アンプシリーズ名のLepaiで商標登録を試みたが、既に中国国内で既に商標をとられていたので、近いうちに名前を変えますという連絡がありました。
という記述が。
以下、比較用にこのアンプの改造の総本山的な
デジタルアンプLepy(旧Lepai) LP-2024A+の改造:craftな毎日:So-netブログ
に沿って細部を確認。
YouTubeとかでもよく見かける中華風の箱。
Amazon配送なので、バーコードのシールが貼ってあります。
端子側。特に何もありません。
基板を抜くときは、こちらの四隅のトルクスは外さないで、
RCAのところと、スピーカー端子の両脇のプラスねじ(タッピング)3本を外せば、
あとは表側のパネルのトルクスを外して取り出せます。
RCAの左右はちゃんとしてました。
PSEマーク付きの12V5AのACアダプター付きにしました。
This adapter is used for Lepy (Lepai) Power amplifier
と専用品っぽい表記が。
SERIAL NO.
のところに何も表示がなかったりしますが。
基板全体。Lepyのロゴを正位置にしてます。
基板の色は黒で、
ネットに上がっている記事の基板に比べるとさっぱりした構成になっている気がします。
現在は、LP-2024A+は製造が終了していて、LP-2024Sへシフトして行っているところなのでしょうか? LP-2024Sについては、Amazonのレビューや、記事や基板の情報が少ないのですが、このモデルはどちらかというと、LP-2024Sに似てて、LP-2024Sのプロトタイプ的な状態なのでしょうか。
基板にロットナンバーの印刷。
20170406DX
かなり新しいと思います。
Amazonの最近のレビューでは「20170604」なんて文字も見かけますね。
(反面、LP-2024Sは2016~の表示だったような)
YouTubeの動画で割と最近アップのこの方ので 20170329DX (8:56あたり)
LP-2024Sの基板が見えるのはこの方のYouTubeの動画ぐらい。 20160703DX かな(0:10あたり)
とはいえこのかたは片っ端からコンデンサとか交換されてて原形とどめていないので、どこがどうなっているかは不明(苦笑)。
む? LP-2024Sの基板の方が古いと言うことにならないか?
(その後の売れ行きもLP-2024Sがメインになっていなかったりしてる気がするので、傍流の気が…。TA2024Dとか言われてるけど、TDA7491のリマーク品なんて情報もあるな)
TRIPATH TAA2008 の表示。
2024A+のチップが更新しました、
そして、2017年、生産者はTAA2008を交換しました、
と商品紹介に記載のあるとおりです。
ざっとググった範囲ではTA2024に比べて
いいのかどうかはわかんないけど、このチップが違うんなら、
LP-A2008とかに型番変えるのがスジなんじゃないかなあ。
まあ、いいけど。
Amazonのレビューでは「古い基板」と思っている人も結構いるみたいですが、
もともと倒産したメーカーのICを使ってるので、
デッドストックとか、「抜き石」などを買い付けて製造しているような感じを受けます。
TA2020-020→(LP-2020A)→TA2024→TAA2008
と変化してきているようです。
LP-2020Aはこのアンプの製造元のBUKANG社のTA-2020-020のコピー(YDA138のリマーク品なんて情報も?)なのかな。Tripathブランドじゃないらしいので。LP-2020A+じやないとTA-2020-020が使われてないっぽい?
Lepyのアンプで人気があるのは、LP-2020A+で、LP-2020A無印はある意味外れ?
デジタルアンプ LP-2020A の中
TAA2008 Datasheet (PDF) - Tripath Technology Inc.
こちらのデータシートだと初版が2006年。
TA2024 Datasheet, PDF
だとTA2024は2001年。
TA2020-020 Datasheet (PDF) - Tripath Technology Inc.
前モデル搭載のTA2020-020は2000年でRev.4なんで登場はもっと古いんだろうか。
なので、順当に年式順に調達してるんだと思います。
入力部のコンデンサ。
アルミ電解コンデンサの 4.7uF 50V かな。
OPアンプ部。
OPアンプはJRC 4580のようです。面実装の交換しにくいタイプ。
電源はアルミ電解コンデンサの 100uF 16V
ググったときに出てくる画像とJRCのロゴの位置が違う。(大抵はロゴが中段にプリントされてる)
電源部。
トーンコントロールのつまみの裏のコンデンサが、C6,C9 50V(見えない)uFの電解コンデンサっぽいのとC10,C12の積層フィルムコンデンサっぽいので二組ある。
16V 3300uF (M) の表記。
出力部。
コンデンサの数とか配置や付記されている基板上の番号ががネットで見かける改造記事と異なる。
全体的に冒頭のブログより各部少しずつスペックアップしている様子です。
ベストセラーのLP-2024A+
新型(?)のLP-2024Sで主力そうなの
ネット上にいっぱい上がっている改造記事を試してみたい場合は、
Sutekus ストア(旧Aokiストア)から購入すると私の購入したような基板にならなくていいかもしれない。
ちょっと改造してみました。
Lepy LP-2024A+ を改造する
LP-2020A+も買ってみました。
Lepai LP-2020A+ を買ってみた