とりあえず、購入してひとしきり聞き比べてみたので、LP-2024A+ の改造用に購入したパーツのあまりを利用して軽く改造してみる。
(LP-2020A+は先人の知恵がいっぱいでてるし、現行品ではないから、今回はもう交互に改造して比べたり、ノーマルと比較したりしない)
主に LP-2024A+ の時に参考にした方の記事を参考にしました。
LP-2020A+ の改造記事としては後発のような書き方ですが、ほかの記事でも結構参照されているような。
電源部は、Nichicon Fine Gold の 16V4700uF に。
ヒートシンクがあるので、寝させる角度がギリギリ。
LP-2024A+ のモデルによっては、寝かせるスペースがなくて、KAシリーズの方が細くて都合がいいことも。
あとスイッチにルビコンのスパークキラー。
低電圧の直流回路はスパークしやすいらしい。よく知らないけど。
それと、入力部のカップリングコンデンサ、 C30、C31 に Nichicon MUSE ES 25V 33uF 。
LP-2024A+の入力部のカップリングコンデンサに利用している例を見ていて用意しておいたけど使わなかったので余ってた。
ちょっとデカいのでスペースが苦しい。無極性じゃなければもっと小さいんだけど。
電解コンデンサだけではなく、フィルムコンデンサの0.01uFを並列に入れると特性が改善されるらしいけど、手持ちがないので、とりあえずこれで。
ACアダプターは先日秋月電子で購入した、
ATS065-P120 12V/5A
にしました。
LP-2024A+ で改造した効果がわかる点は以上。(スパークキラーのみおまじない)
電源部のコンデンサを増量するのと、ACアダプターをパワーのあるものに変えるのは、音の解像感が上がる感じがする。いろいろな音がワァーッと鳴るような局面で、一つ一つの音が聞き取れる様な気がする。ノーマルだともやっとして表現し切れていない感じがする。
また、ACアダプターをいいのにすると、ボリュームを大きく上げたときのホワイトノイズが軽減されるような気がする。
スパークキラーはスイッチの切り替え時にスパークしなくなるんじゃないかな、程度で実際の効果のほどは知らない。見えないし。
入力部のカップリングコンデンサは、標準でついているものは、以前の設計のゲインがあまり稼げてない世代の回路用の容量設定で、現在のゲインを稼ぐ回路では、ボリュームを上げると、周波数特性が変化してしまって低音が不足してしまうらしいので、ここの容量を上げて周波数特性の変化を見越して余裕を持たせることで低音が充実するらしい。ただし、大きすぎると音質が悪くなるのと、あんまり低域が充実しても、スピーカーの再生可能範囲外になってしまうなら意味がないので、ほどほどの容量にするのがよいと思われる。
フルレンジスピーカーよりも2ウェイのブックシェルフスピーカーの方が効果を感じそう。
それと、文献オススメの10〜47uFという容量になると、フツーの電解コンデンサしかないので、電解コンデンサとフィルムコンデンサを並列にするか、WIMAの10uFとかで我慢することになる気がする。
このコンデンサを2種類並列にするのは好む人が多いみたい。
OS-CONは漏れ電流があるから使用禁止回路らしいんだけど、特性がいいらしくて好む人がいるみたい。
あとは、タンタルコンデンサがいいと書いてる人も見かけるけど、よくわからない。
フツーの電解コンデンサだけでもそんなに悪くないと思うけど。
こんな感じ。
ICの電源のコンデンサの容量を上げると、音が良くなるかもだけど、せっかくリレーで抑えているポップ音が抑えきれなくなるらしいので、無闇に上げればいいというものではないらしい。
なお、コンデンサのグレードだけ上げても、LP-2024A+ のときにやってみて、自分の耳では全くわからないことを確認済み。
耳のいい人は違うのかも知れないけど、フルレンジやブックシェルフスピーカーとの組み合わせだと、これ以上やってもしょうがないような気がする。
出力部のLPFのコンデンサやインダクタは部品がないのでとりあえずなにもしない。
LP-2024A+のものよりはショボそうなので部品をよくするとまだよくなる余地がありそうですが。
オペアンプも近くの100uFのコンデンサを逃がしながらやらないとなのでとりあえず先送り。
そのうちやるかも。
あと気になるのはボリュームの部品が悪そうなところかな。
オペアンプの交換を実施しました。
Lepai LP-2020A+ のオペアンプを交換