ツーリングや飲み会などでの集合時、誰が今どこにいるかという情報を集めるには、みんなで同じアプリを使うのが原則ですが、そのために新しいアプリをインストールしたり、アカウントを作成したり、その都度仲間のセットを登録したりと面倒だったりします。
そこで、iOS版の Latitude 。
Google 謹製なので、本家は Android 版ってことになるかもしれません。
iPhone と Android で位置情報が交換できるアプリです。
iPhone ではダウンロード、インストールが必要ですが、 Android には最初からインストールされていること、 Android ユーザーは必ず持っている Google アカウントを使う点が他のアプリに対する優位点です。
2013年7月16日追記
Google Latitudeは2013年8月9日に終了するとのこと。
米Googleは7月10日(現地時間)、Android版Google Mapsのアップデートの発表の際、位置情報サービス「Google Latitude」の提供を8月9日に終了することを発表した。
位置情報サービス「Google Latitude」が8月9日に終了へ - ITmedia ニュース
後継の機能はGoogle+に搭載されているらしい。iOS版ももうじき対応らしい。
iOSでも無料でダウンロードできますし、Androidでは最初からインストールされているので(Google Maps の一機能なので)、位置情報を交換し合うアプリとしては適任だと思います。
バックグラウンドでも位置情報を更新する機能がありますし、位置情報を公開しないときは無効にできます。また、公開、といっても、Google アカウントで双方で公開し合う設定をしなければならないので安心です。
起動した画面はこんな感じです。
最初は友だちが全く登録されていないので、Google アカウントでログインした後、
右上のアイコンから友人を招待します。
相手のGoogle アカウントを聞いて、Gmail形式で登録したり、
iPhoneの連絡先やGoogleコンタクトなどから登録したりすることができます。
Google アカウントを聞いたときは、ここにGmail形式で登録することになりますが、相手に届く承認依頼のメールのリンクは、iPhoneやAndroidのブラウザではうまく作動せず、パソコンじゃないと承認できないケースがあったりするようです。
承認依頼は、端末側にも送られてくるのですが、同期間隔がわりとのんびりしているので、すぐ来たりなかなかこなかったりします。
おおらかな心で使った方が良さそうです。
まさに今集合しようとしている時はこんな設定。
iPhoneでアプリがバックグラウンドに行っても、自動的に自分の現在位置を知らせます。
日常生活などで、自分の位置を知らせたくない時はこんな設定。
バックグラウンドで位置更新すると、電池の消耗につながるので、普段はオフでいいでしょう。
特定の場所にいることにしたいときは、現在地を手動設定を選んで地図で指定します。
アリバイづくりに最適!?
位置情報を公開している友人を選ぶとこんな感じです。iOSにすると残念ながら、Google謹製アプリなのに地図が残念な状態になってしまったiOSのマップのものになってしまいます(苦笑)。
現在地の更新がなかったり、現在地を非表示にしている友だちの表示です。
現在地の更新がしばらくない人や、現在地を非表示にしている人は以前の位置も地図で確認することができないようになっています。
安心ですね。
なお、複数台のスマホを持っている人は、位置情報を更新する端末をどれか1台に限ることと、どれか1台でも位置情報を共有しない設定にしないように(平たく言うと全部の端末で位置情報を共有する設定にし、位置情報を更新するのは1台のみにする)注意しないと、iPhoneとかからも共有されなくなるので注意が必要です。
特に、 Android は使い始めにGoogleアカウントを登録するので、その端末を使っている気がなくても、初期状態で位置情報を共有しない設定になってしまっていますので、以前使っていた方や、SIMなしでも使っているAndroidがあるなら、一度設定を確認する必要があるでしょう。
Android 版の操作方法はこちらにまとめました。
Google Latitude (位置情報共有アプリ) の使い方
ちなみにLatitudeの情報自体はパソコンのブラウザベースで見ることもできます。
http://www.google.com/latitude/
2013/6/26追記
何日か前に登録済みの友だちリストがまっさらになってしまいました。
アプリがアップデートしていないので、Google自体のサービスのアップデートやiOSのアップデートに対応できてないんじゃ…。