会社のユーザーから、
「パソコンが故障したかどうかなんて素人の私には分からない!」
という興味深いクレームを頂戴したので記録。
まず着目するのは
Windowsが起動するかどうか。
Windowsが起動しないのであれば、当然マトモに使用できるはずもなく、通常の素人には復旧というのは無理なので故障と同等の症状と見なせるかもしれません。
Windowsが起動しないのであれば、CRTケーブル等の接続不良を疑った(刺さっているように見えても一旦外してピンが曲がっていないか確認した後再接続)後、故障扱い。
つぎに
再現性があるかどうか。
よくある「いつも・ときどき・まれに」の質問です。
むろん、「ときどき・まれに」というのは故障にならないので、
→「いつも」になるまでだましだまし使って頂きます。
ピンポイントであっても、「こうするとおかしくなる」ということが分かっているなら、
→おかしくなる操作をしないように使って頂きます。なにか他の操作手順で回避できるならそれを使ってください
それじゃ困る!というごくごく当然な操作の場合は故障扱いします。
パソコンの故障の症状による切り分けに挑戦しているサイトがあったのでご紹介。
切り分け(障害箇所の特定)事例
パソコンの故障診断 Q&A方式で分りやすく診断します。
まあ、要は素人であってパソコンに何か不満がある場合、何が不満なのか、きちんとシステム管理者を説得できないレベルならガマンして使いなさいと、そういうことですね。
あ、いえ、単にガマンしろと言っているわけではなく、自社のシステム管理者ぐらい説得できるようになるのは社員の義務だ、と言っているだけです、ええ。その義務を怠って「素人」を振りかざしてサポートを要請しても、上のような冷たい反応が待っているわけです。