帰ってきたアクセス向上委員会

お金をかけず、発想や感性、個人の能力で、月間何十万、何百万、何千万ページビューの人気サイトを作ることは、どうしたらできるでしょうか?

サイトを開設すると、アクセスが気になりますよね。ただ、おおざっぱに考えても、取り扱っているテーマによっては、訪問者のターゲット層がもともと薄いこともあるでしょう。

それを同一の土俵に乗せて、「月間何十万、何百万、何千万ページビュー」を目標にやるのは、ちょっと筋違いなんじゃないかと思います。サイトのテーマすら、ページビューが稼げるものにしなければならないからです。

ウェブサイトを開設するのは、たくさんのアクセスが必要なのではなく、自分が何かのメッセージをインターネットを通じて発信したいからではないのでしょうか?

ウェブサイトで商売をしようとたくらんでいる人の集会というイメージから、どうも、自己啓発系のアヤシイ雰囲気を感じてしまう今日この頃です。

「10年後のトップサイトのコンセプト」に必ずお答えください。

細かいツッコミかもしれませんが、ウェブサイトのテクニックの話をするのに10年後のビジョンでいいんでしょうか?

この手の世界、10年経つと全然違うと思うんですよ。いま2004年ですから、1994年に現在通用するウェブサイトとは、と論じているイメージを考えると、すぐには役に立たない精神論みたいな雰囲気がしてきてしまいます。

なんか批判めいた内容が続くのでここらで一旦切ります。

無敵会議シリーズ featuring 橋本大也 & 百式


2004.4.22追記

TBO(TrackBack Optimization)

参加した方のレポートからトラックバックを頂きましたのでご紹介しておきます。

とんでもなく豪華なゲストと田口・橋本両氏の仕切り突っ込みのうまさにはいつも唸らされっぱなしです。

トークショウとしてのできばえもなかなか良かったようですね。

「無敵会議」では後半に実習コーナーがあります。
今回は以下のような課題が出されました。

2004年に大ヒットするであろうアクセスアップのコンセプトをアルファベット三文字熟語で表してコンセプト図で表現してください

会議ですから、みんなでワイワイガヤガヤするのをどうしきるのか謎でしたが、グループ発表というスタイルをとったようですね。テーマがテーマですし、向上心を持って皆さん参加されていることでしょうから、有意義な集まりになっているようです。

また、bulkfeedsでレポートがらみのエントリーが大量に拾えるのですが、ざっと眺めた範囲を。
※私は出席していません。

俺と100冊の成功本 blog.自己啓発.com: 無敵会議(帰ってきた)アクセス向上委員会に行って来ました。

・口コミが重要
・コンテンツが自動生成される仕組みを考える。

キーワードですね。MovableTypeが流行りだしたのもこれに近い要素があるといえるでしょう。トラックバックが口コミの要素を持っているし、そもそも自動更新ツールなわけですよね。で、すでにこういうツールを使っている人は次のアイデアを考えないとですね。

それで、なぜ私がアクセス向上を望むかと言うと、ブログで情報を発信してるように見えて、実は発信すればするほど、情報って帰ってくるんですよね。
(中略)
それが自分にとって、物凄く有益な情報である事が多くて、いつも助かってます。

ふむ。ギブアンドテイクですかね。自分があるテーマについて発進すれば、そのテーマについての情報が集まってくる。自分の発進するテーマに価値があれば、それに応えて価値を提供してもらえるコネクションもできあがる。

先ほどの、口コミもそうですが、サイト間の原始的なリンクが形成するサイト間ネットワークから、ウェブログツールの形成する、コンテンツ間ネットワークに進み、それが、それぞれのサイトの運営者を結ぶ、ヒューマンネットワークに繋がっていくような漠然としたイメージが浮かびました。そして、ここにまだ登場してこないサイトを持たない「コメンター」という人材、これらの人々が登場してくるのが、MovableType3.0で搭載されるというTypeKeyというサービスによるものになるのではないでしょうか。

[eN] 無敵会議「帰ってきたアクセス向上委員会」レポート その1

(レポートの中ではずば抜けて分量が多く参加できなかった人が内容を想像するためにはいいニュースソース何じゃないかと思って拝見中)

トロ~ンとしたNの日常: 「帰ってきたアクセス向上委員会議」にいってきました

自分だったらこんなサービスが欲しいなあ」ということをページにしている

自分の欲しいと思うサービスを自分で実現してしまって、それを運営する、という解釈のしかたでいいのでしょうか?たとえば、専用サーバーを持たない人たちがMoblogできるために、メールゲートウェイサービスを運用されている、平田さんのケースなどが連想されますが、そういうことでしょうか。

もっとも、自らの体験でいくと、「こんなサービスが欲しいなあ」とエントリーを作成するだけで、それをカギにネットワークができたりする経験もあります。ヒットするサイトにはなりえませんが、コネクションを生成するための重要な考え方かもしれません。

トラックバック

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» TBO(TrackBack Optimization) 送信元 カレン広報室 ベスト・メッセージングBlog
超人気サイト「百式」管理人の田口元さんとデータセクション代表取締役 橋本大也さんの主催する「無敵会議シリーズ」、僕はここまで全回出席の皆勤賞です。 昨夜は「(帰ってきた)アクセス向上委員会」が開催されました。とんでもなく豪華なゲストと田口・橋本両氏の... [詳しくはこちら]

コメント (3)

こんにちは。このイベントの主宰のひとりの橋本です。

はい、ご指摘のように極めてアヤシイ、イベントです(笑)。怪しさに徹しようとしている部分もあって、ご指摘正しいです。イベント後、レポート予定ですので怪しい結果報告にもご注目ください。

はあ、なるほど。
ワザとなんですね。
結果報告、楽しみにしています。

さくぴ:

噂ではひろゆきも登場だとか。

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2004年04月16日 16:35に投稿されたエントリーのページです。

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