Gelielim ラジカセ FM/AM/ワイドFM対応 カセットテープ再生/録音 ポータブルカセットプレーヤー AC100V/乾電池仕様 ホワイト
古いカセットテープをデジタル化しようとしたとき、ステレオのデッキだと、録音されているトラックのスイートスポットにLRどちらのヘッドも当たらないことがあるのでは?
と思って、ヘッドがモノラルのラジカセを物色してみた。
東芝 TY-XKR1
とちょっと似てるので黒じゃなくて白のモデルにした。
Gelielim ラジカセ カセットテープ プレーヤー AM/FM/ワイドFM対応 コンセント付き/電池駆動可能 マイク付き ポータブルラジオ ブラック
黒モデル
オーム電機AudioComm ラジカセ モノラルラジオカセットレコーダー カセットデッキ シルバー RCS-531Z 03-5010 OHM
オーム電機 AudioComm RCS-531Z
ともよく似ている。グレーがいいのならこれもありかもしれない。
WINTECH SCT-M110
も仲間っぽい。
特に高級感のないガチャメカのモノラルラジカセ。
イヤホンジャックにステレオイヤホンを接続しても、両方に音声出力(モノラルなので左右同じ音)がくるのはいい。
(レビューにはイヤホンを差すと片側からしか音がしない、というのが書かれてるけど、手元の個体はそんなことない)
東芝 TY-XKR1より一回り小さい。
驚いたのはアンテナが3節で30cm位と短いこと。
AmazonのレビューでFMの受信が弱いみたいなの見かけたけど、もしかしてこのせい?
ACコードはやや固め。
本体があんまり重くないので、ACコードに引っ張られて本体が動く感じがある。
リッドの開き方が超ゆっくり。
この価格なのでガシャーン、って開いても文句はなかったけど。
裏面の銀色のシールの下にテープスピード調整用の穴があるので、
シールをめくって手元のデッキで作成したテープに速度を合わせる。
(多数決で、割と同じスピードのところに集まっているうちの1つのデッキで作成したA音440Hzが入っているテープで調整する。本来は3KHzとか315Hzとかのテストテープを使うらしいけど、「だいたい」でいいので。そもそも元々の録音に使われたカセットデッキがどうだったかなんて今となっては知るよしもないので、手持ちの調整できるデッキ間で合わせるだけ)
このラジカセもちょっとテープスピードが速いっぽい。
(とはいえ、規格の±1.5%内ではあるっぽいので、別に不良品ってことはないと思う。カセットデッキの再生スピード調整 誤差±1.5%までOKだけど… | スーパーカセッターズ SuperCassetters'でサンプルの音が聴けるので聴いてみるといいと思う)
-1.5%で435Hz、+1.5%で445Hz位になるっぽい。
ただ、穴にドライバーを差し込むと、ハムノイズがのるっぽくて、SoftTunerを見ながら調整できない。
しょうがないので、耳である程度追い込んでから、ちょっとずらしてはドライバーを抜いて、SofuTunerの反応が落ち着くまでまって、再びドライバー突っ込んで少しずらして、の繰り返しをして合わせておく。
(結局後で調整用のセラミックドライバー買ってるのでさっさと買っておけば)
簡単に開けられる。
フロント側カバーはリッドを開けないと外れない。
配線はスピーカーがコネクターで接続しているだけなので完全に分離するのも簡単。
スピーカーのマグネットが小さい感じ?
バッチリモノラルのヘッド。
これならタイトな幅で記録されているモノラルのテープをうまく再生してくれたりするんじゃないかと。
(ステレオのデッキで片チャンネルしか拾えないだけなら、そちらだけ生かせばいいんだけど)
単なるモノラルのイヤホンジャックだと、図の灰色の接点がないため、ステレオイヤホンなどを差したときに片側しか聞こえないケースがある。
モノラルでもステレオイヤホンが使えるようにするには、灰色の接点を用意して、先端部と同じ信号を流してやる必要がある。
(なお、そうすると今度はモノラルのプラグを差すと不都合があるっぽい)
スーパーカセッターズさんのところでよく使われている音源
NASH music library の MN-M-0427
Gelielim KT-3B(イヤホン出力で録音) WAV形式 54秒 9.2MB
録音に使用したカセットデッキ GX-Z6100 の自録再(テープはmaxell UR-60N) WAV形式 55秒 9.4MB