最近はスピーカーの構成も決まってしまっているので特に新しいネタはありません。
YouTubeのおすすめ動画に、LP-2024A+で高級スピーカーを鳴らしたら凄いことになったっていう割と新しい動画が出て、まあ酷評されていたので、ちょっと書き起こしておこうかと。
以前のエントリはこちらから。
Lepy LP-2024A+ (TAA2008搭載)を買ってみた
Lepai LP-2020A+ を買ってみた
YouTubeでも新しい動画がアップされるということは、LP-2024A+、いまだにAmazonで根強く販売されているのですね。
(きりしまがいじくり回してたのは4年近く前で、それでも「中華アンプスゲー」みたいなのはもう一段落していた時期かと思ってました)
LP-2024A+は確かに値段の割にいい音がするので、ハードオフとかで、ペア3000円程度、あるいはジャンクで1000円とか、ミニコンポから分離(?)したスピーカーなどをセットすると、5000円とかのレベルで一式が構成でき、5000円ぐらいで調達できる他のアクティブスピーカーなどからしたら遥かにいい音がする、という認識です。
(この「いい音」というのはあくまで比較論であるのに注意)
また、使っている一部の部品を交換することでもう少し性能が向上するのもハンダごてが握れる人にとっては面白い要素かも。
で、ケースには出力が20Wx2とか書かれていますが、アンプICであるTA2024(10W4Ω)やTAA2008(9W8Ω)のスペックからしたらそんなに出るわけありません。
この辺の表記が誇張気味なのは中華あるあるだと思います。
とはいえ、スピーカーの径が40mm程度のパッシブラジエータ搭載のアクティブスピーカーの「無理矢理低音を強調している」感のある音に比べると12cm~13cm位のウーファーの2ウェイの低音の方が心地よい感じがします。
で、自分自身ウーファー径のデカいのに挑戦しようとして購入してみた BOSE 201AVM (16cmと5.7cmの8Ωの2ウェイで許容入力 60W(rms IEC) 150W(peak))は、パワーが全然足りずに、高域側が全然鳴らずにこもったような感じでまともな音がしませんでした。
(LP-2024A+の名誉のために、20W+20WというBOSE 1706IIでも同様の状態でしたので、単にスピーカーに対してのアンプの出力不足と言えるでしょう。1706IIも101系などとセットする前提のアンプだと思いますし)
BOSE 201AVM は NFJ のTDA7498(80W8Ω)搭載のアンプ FX-AUDIO- FX-502J PRO に接続したところ、高域のスピーカーからも十分に音が出て、いかにもBOSEらしい音がするようになったので、LP-2024A+はパワーが必要な用途には無理があるなと思いました。
大音量はアンプのパワーに依存するのは当然として、ボリュームを絞っても同様の傾向があるのはなんでなのでしょうね。
つまり、「格安な構成で案外いい音がする」という点を見過ごすと酷評につながるのかな、と。
格安なアンプで、高級アンプと区別がつかない(スピーカーや耳、環境にもよる)のと、
高級アンプはもはや存在意義がない、
というのは同義ではない、ということで、本体価格に不釣り合いに高級スピーカーをつなぐのはシステム全体の価格バランスとして本末転倒なのではないかと思います。
(何かオーディオシステムのコンポーネントごとの予算配分なんか考察している記事とか見たような)
それと、LP-2024A+やLP-2020A+は、ACアダプターをそれなりのものに交換したり、オペアンプの交換を含め、内部を軽く改造したりすると一層いい音がするようにはなりますが、それも程度問題、比較問題、ある程度の範囲であることは間違いないでしょう。
なお、きりしまの場合は部屋が散らかってて狭いので、LP-2020A+や他の中華アンプのような小型のアンプでないとそもそも設置場所がありません。
ので、フルサイズのエントリークラスのアンプと比較したりはできてないです。
(2021年5月現在の構成)
まくらもと
Lepai LP-2020A+改+ONKYO D-062AX(4Ω)
LP-2020A+系で現在稼働しているのはこのセットのみ。Chromecast Audio で寝てる時にスマホからキャストしてる。
LP-2024A+はLP-2020A+と比較すると若干劣るので組み合わせてたスピーカー共々処分済み。
デスク
NFJ FX-AUDIO- D302J++BOSE 111AD(6Ω)
BOSE 111ADは周波数特性が独特で、カフェなどのBGMっぽい音がするので好みがハッキリ分かれるスピーカーだと思いますが、LP-2020A+よりもフルデジタルのD302J+の方が相性がいいように感じます。当初はBOSE 1706IIとペアにしてたんだけど重いし発熱するので現在はこの構成。
NFJ FX-AUDIO- FX-502J PRO+BOSE 201AVM(8Ω)
ブックシェルフ型のスピーカーだとせいぜい13cm位のウーファーで、北海道ツーリングの際に立ち寄った店のスピーカーからの音を聞きながら、ウーファーの径が大きいのはある意味正義だと思って、少し大型のものに手を出してみた結果。(低域側16cmは確かに手応えあった)
その分アンプもパワーが求められ、ボリュームも大きくなるのであんまり常用はしていない。(ので大きなウーファーもここで打ち止め)
これは以前111ADを天吊りしてたブラケットにぶら下げてる。
ごくごく初期の頃からパソコンのスピーカーに使ってるけど、最近は
HDMI出力からLG 24UD58-B のオーディオ出力+ DAISO USBミニスピーカー (USB電源は5ポートのUSB充電器からとってる)
っていう構成で鳴らしていることが多い。
(それも値段の割にいい音がする、って感じなのと、YouTubeなどのナレーションの入っている動画などを見るときにはあまり低音が響かないのがかえって手頃な感じがしていい)