インターネットが普及しても、ひとりぼっちはひとりぼっち。

電子メールで招集、「無意味な群衆」プロジェクト

モブ・プロジェクトには、ニューヨーク流の特別なひねりがある――参加するには、誰かから招待されなければならないのだ。情報を入手できるウェブサイトもなければ、ローカル紙に広告が出るわけでもない。ただ、人から人へ電子メールで伝えられる。

とありました。

先日、企業たるもの、ウェブサイトを作らなければならないか?で触れたことに近いものがあると思って取り上げてみました。

ウェブサイトというものは、「招待される資格がなくても行くことのできる」メディアという性格があるのではないか、と漠然と思っていたような気が、この記事を見て浮かび上がってきたのです。

「私はずっと、『モブのメンバーだ』と言えるようになりたかった。やっと実現した」

ウェブサイトで募集されているイベントであれば、ウェブサイトのURLさえ(検索サイトなどで)入手すれば、まったく無関係でも参加できるわけです。

ところが、この様な方法(電子メールの「転送」という形で連絡されるようです)で募集される場合、自分は、なんとかして、電子メールを転送してもらうためのコネを持たなければならない、ということなのです。

電子のデータで世界中が瞬時に結びつくテクノロジーにあって、結局必要となってくるのは人と人とのつながり(コネ)であるという、非常に皮肉な現象に見えます。

インターネットが普及しても、ひとりぼっちはひとりぼっち。

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» 名言 送信元 penfacotry.net
きりしまさんのとこしか見てないみたいだね。でも、面白いんだもん。 もういい加減リンク張れや! と思うんだが、 いま、半クラッチ・ニーグリップでけっこういっぱいっぱい(笑うところです)。 落ち着いたらリンクとか整頓します。 さて。 「ウェブは多数決のメディア... [詳しくはこちら]

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2004年03月25日 17:02に投稿されたエントリーのページです。

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