インターネットで占いができるサイトは星の数ほどある。
私の勤務先でも、集客のために占いを作ってみたことがあるが、プログラム上に致命的な欠陥があったのでさじを投げた苦い記憶がある。
(サイトのスーパーバイザーではあるが、コンテンツクリエイションはしないスタンスにしているので、手は出さなかった)
それをちょっとふり返ってみると、インターネット占いの大事なポイントは、
1.占いの結果の再現性がある
同じ結果を出すことがしやすい占いの方が面白い
2.占いの結果を他人に伝えることができる
占いの結果は独立したページになっており、入力に使用した個人情報を含めずに、URLで他人が結果を参照できるようになっている
3.占いの結果のバリエーションがそこそこある
インターネット、という性質上、ある程度の人数のグループがまとめて実行することでヒットになる。そのときに、表示される結果のバリエーションの底が浅いと飽きが早い
4.占いに時間がかかりすぎない
いろいろな人が実行するためには、あまりに設問数が多かったりすると、そもそも実行してすらもらえなくなってしまう。占いにかかる時間は短い方がよい。設問数にしたら10問でも多すぎるぐらいだ。
5.占いのロジックが単純すぎない
JavaScriptでソースを見ると占いのロジックが分かってしまうのはかなり寂しい部類だが、何種類かの回答パターンを実行して、ロジックが推測できてしまう程度の底の浅さでは面白くない。
6.占いのコメントが面白い
ま、文才によりますが、総合運・金運・恋愛運を何段階かで表示するだけでは面白くなりようがないですね。
以上、面倒なことがいっぱい書いてあるが、制作者が面倒な思いをして作ったからこそ面白い占いなのだと思う。