さて、前回では、自分のサイトのテーマを確認してもらったわけだが、次は、他の人のサイトを分析してみよう。
自分のサイトを検索して来てもらいたいキーワードで検索サイトで検索する。現在はGoogleで行なうのがベストだが、時代の推移と共に違う検索エンジンの台頭があるかもしれない。
出てきたサイトの上位20程度で構わない。また、そのうち商用サイト(オンラインショッピング系、オークション系)は飛ばして構わない。サイトをみたい人とオンラインショッピングがしたい人はまず別々なのだ。Googleはこのあたりをもう少し何とかしてくれるとありがたい。
もし残るサイトがなければ完璧だ!
あなたはこのテーマのパイオニア的サイトを手がけたことになるのだから!
まあ、そんなことはめったにないので、残ったサイトを実際に訪問して見てみよう。
そのサイトはあなたのサイトとテーマを同じくしているものか?
もちろんテーマが違うなら分析の問題はない。それは、「違う」サイトなのだから。
あなたのサイトとテーマが同じ場合、サイトの内容を分析する必要がある。
分析といってもHTMLのコードを分析する必要などまったくなく、あなたのサイトと、
そのサイトの「違い」に注意して見ていけばいいのだ。
そのサイトはあなたのサイトと同じテーマについての「何の」サイトなのか、
つまり、あなたのサイトとは何が違うのか。
ここで、あなたのサイトとの違いがない場合は、もっと細かい見直しが必要になる。
大抵、あるテーマに関して、メジャーサイトとして存続できるサイトとしては、
1.掲示板サイト
2.データベースサイト
3.日記サイト
4.他のサイトを紹介するサイト
である。
1は残念なことに2ちゃんねるという巨大な壁があるので、最近では掲示板を設置するだけでは掲示板サイトとしては成立しなくなってしまった。昔は操作性のいい掲示板スクリプトを入手してきて、レスポンスのいいサーバーに設置するだけで立派にメジャーサイトの仲間入りができたものだが。
2はデータを登録する作業量に依存している。つまり、サイトの運営者がどれだけデータを登録できるかによる。データベースを設置して「はい、どうぞ」では何も登録されないのである。データは調べに来るのであって、登録しに来るのではない。
3はちょっと前は効果的な手法で、とにかくなんにもなくても、日記だけ続けていればいずれメジャーサイト、という方法が存在したのだが、現時点で筆者は日記サイトは食傷気味である。また、大きな問題点として、テーマと関係ない日記をつづっていたのでは結局そのテーマのメジャーサイトには仲間入りができない、というわけだ。
4は最近の流行りだと思われる。テーマに関連するサイトを検索エンジンで片っ端から検索しまくって、あなたのコメントを添えてそのサイトを紹介するのだ。コメントが受ければヒットするだろう。
検索サイトで上位20位以内に登場するサイトで、これらの4つのパターンの全てが埋まらない場合、あなたのサイトがその残りのパターンに合致すればメジャーサイトになれる可能性がある。
もし、そういう空きポストがない場合は、もう少し分析が必要になるが、それは次回としよう。あんまり難しい話しは抜きで続けていこうと思うので、心配する必要はない。