FreeNAS 9.3 の新規インストール

FreeNAS 9.3 のハードウェア要件は、
64ビット版のみ
メモリ8GB以上推奨、
できればECC推奨
ZFSの重複排除機能(deduplication)を使うなら、1TBあたり5GBのRAM
大人数でActive Directoryを使うならWinbindのキャッシュ用に2GBのRAM
が必要とのこと。
8GBのRAMが搭載できないのであれば、よりパワフルなハードウェアを検討した方がいいとのこと。(メモリが少ない場合は、パフォーマンスを下げる代わりにカーネルパニックを押さえる Autotune 設定も試してもいいかも。)

起動用のUSBメモリは、最低4GBでも動作するようですが、新しい複数の起動環境などを記録するためには、8GBや16GBのUSBメモリを使用しておくことが望ましいようです。
(ブートデバイスをミラー化することができるので、同型番を2本用意してもいいでしょう)

あとは今までとそう変わらないと思います。


とりあえず、ESXiの仮想環境でisoからCD-ROM起動のイメージです。
(USBでインストールする方法についてはFreeNAS 9.3 をUSBメモリでインストール

freenas93_001.jpg

ローダーの部分から変わったらしいですが、そのまま
「FreeNAS Installer」

freenas93_002.jpg

Install/Upgrade

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インストール先に*をつけてOK。

freenas93_004.jpg

インストール先の全てのデータが消去されるので確認してYes。

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管理画面のパスワードを設定してOK。
(インストール完了後に、ブラウザで最初にアクセスしたときに設定するよりはセキュリティ意識高い感じが)

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インストール完了。


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インストール完了したら、一旦シャットダウン。
CD-ROMとか取り出して再度起動。


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見慣れた表示です。
nicが動作していない表示が出てるので、手動で構成。


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今回はテスト環境なのでDHCPにしています。


freenas93_010.jpg

IPv6は設定しない。


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ブラウザで管理画面へアクセスするアドレスが表示されています。
ので、この後はブラウザで。


freenas93_012.jpg

ユーザー名rootと、
インストール時に設定したパスワードでログイン。


freenas93_013.jpg

FreeNAS 9.3 からは「Initial Wizard」が起動して、初期設定を案内してくれます。
まだイマイチな気がするので、「Exit」でいきなり終了して、従来通りの設定をしてもいいかと思います。(FreeNAS 9.3 の手動初期設定
が、チャレンジと言うことで。
Language: はいつも通り日本語にするとよくわかんないので、Englishのまま、
Console Keyboard Map: はJapanese 106
Timezone: Asia/Tokyo

で「Next」


freenas93_014.jpg

Pool Name: はいつも通り「tank」、
Purposeは、「Automatic」にするか、意図があれば、他を選択。
関連:FreeNAS のディスクはどう構成すればいいか

freenas93_015.jpg

Directory Service の設定が必要な場合は、設定する。
設定しない場合はそのまま「Next」


freenas93_016.jpg

共有フォルダの作成。
共有フォルダ名と、用途、所有権の設定をして「Add」で作成できる。
ただ、用途と、権限の管理方法がごっちゃで指定する感じなのと、同じフォルダを複数のサービスで共有しようとする設定とかわかりにくいので、インターフェースとしてはまだまだかな。


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メール関係。
rootのメールアドレスや、メールの送信に使用するメールサーバーの設定など。


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だいたいこんな感じで「Initial Wizard」完了。
「Confirm」


freenas93_019.jpg

少しデザインや並んでいるメニューが違いますが、まあ見慣れた風景。


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Networkで
さっき設定しなかった、IPv4ゲートウェイ、Nameserver 1:などを設定。
(dhcpだと設定されないのか…)


freenas93_020.jpg

Account - Users - Add User より、自分ユーザーを追加。


freenas93_021.jpg

Username: に自分のWindowsのユーザーアカウントを指定、


freenas93_022.jpg

Full Name:
に入力、
Password:
Password confirmation:
にWindowsのユーザーアカウントと同じものを指定、
Auxiliary groups:
はなんかwheelに参加させとく(あまり明確な根拠なし)
※自分のWindowsでのユーザーアカウントとパスワードと合わせておけば、共有フォルダへのアクセスがすんなりいくので。


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先ほどInitial Wizardの共有フォルダ設定で作成されているDatasetを選択して、
Storage - Volumes - /mnt/tank - /mnt/tank/share - Change Permissions


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Owner (user):
に、先ほど作成した自分ユーザーを指定する。
Windows向けの共有作成(CIFS)にしたせいか、
Permission Type:
がWindowsになってる。
(Active Directory使っていないと、この機能はさほど便利じゃない気がして、普段はもっぱらUnixにしてますけどお好みで)

Plugins は以下のような感じ。

freenas93_025.jpg

freenas93_026.jpg

MiniDLNAはなんかセキュリティ周りにバグがあるらしくて一旦プラグインから外れてるみたい。(Bug #6642 (Closed): minidlna plugin is broken
以前のバージョンで使えるのかどうか、こんど試してみるか。

Index of /downloads/plugins/9/x64

9.2.1.8 からMiniDLNAのPluginをインストール済みのFreeNASをアップグレードしてみたところ、動いてるみたい。
ESXi上の9.3にも、上記からダウンロードした minidlna-1.1.0_1-amd64.pbi をアップロードしてインストールすること自体はできた。(ESXi上なんで動作確認ができないけど)

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2014年12月17日 18:54に投稿されたエントリーのページです。

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