
TrueNAS 25.04 で設定した S.M.A.R.T. テストがどのように TrueNAS 25.10 で変換されるか調べて見ました。
TrueNAS 25.10 では専用のメニューがなくなって、
System > Advanced
の
Cron Jobs
のところに統合されます。
Description
S.M.A.R.T. Test
Command
midclt call disk.smart_test SHORT '["*"]'
Run As User
root
Schedule
Custom At 12:00AM
□ Hide Standard Output
□ Hide Standard Error
□ Enabled
Hide Standard Output がチェックされていないと毎回の動作毎にメールがウルサイのでチェックしておきます。
Command
のところの内訳ですが、ChatGPTによると、下記のようです。
TrueNAS 25.10 で新規インストールした環境に S.M.A.R.T. テストを設定したいときに参考にしてください。
■ midclt call
TrueNAS の内部 API(middlewared)をコマンドラインから呼び出すためのツールです。
GUIからできる操作を CLI で直接実行できるイメージです。
■ disk.smart_test
SMART テストを実行する API メソッド。
内部的には、
smartctl -t short /dev/sdX
みたいな処理を各ディスクに対して行います。
■ SHORT
実行するテストタイプ。SMARTには以下の種類があります。
SHORT:数分で終わる軽いテスト
LONG:ディスク全域チェック(数時間)
CONVEYANCE:輸送時のダメージチェック(主にHDD)
OFFLINE:バックグラウンドテスト
ここでは ショートテストなので5分前後で完了。
■ '["*"]'
JSON配列でディスク名を指定。
"ada0" や "sda" などを配列に入れると個別ディスクの指定
"*" を入れると「すべてのディスクを対象」
→ TrueNASの便利仕様で "*" はワイルドカード扱い。