YAMAHA K-1 の後に YAMAHA K-1B を手に入れて、どっちも動作するようになって、なんとなく後から修理した K-1B の方を使っていたら、キャプスタンモーターが電源を入れたときに自力で始動できなくなってきてしまった。
手ではずみをつけてやれば回っていたのが、それも止まってしまうようになってしまったので、モーターを外してみた。
YAMAHA
FG SERVO MOTOR
13.2V 2200R.P.M.
JC-00043 X-5A2LSY
22Aug78NA
って書いてある。
キャプスタンの回転方向からCCW。
FGサーボモーターと書いてあるけど、
西村音響店さんの記事によるとDCガバナーモーターらしい。
キャプスタンモーターって何種類あるのでしょう? | スーパーカセッターズ SuperCassetters'
【カセットデッキ】キャプスタンモーターは1種類じゃない。4種類もある。 | スーパーカセッターズ SuperCassetters'
(回転数検知にコイルと磁界を利用するタイプ?)
でもそんなの手に入りそうにない。
GX-Z6100 の修理の際に取り寄せた
EG-530AD-2B
が
12V 2400RPM CCW
なんで、電圧落とせば使えないかなあ、
と思ったところ、
っていうのを見つけたのでポチってみる。
K-1B は内部にスペースの余裕があるので、両面テープででも貼り付けとけばいいでしょう。
念のためモーターに来ている電圧確認すると 16V 。13.2Vのモーターにいいのかな。
(他の K-1* 系の修理をしている方の記事でもここは16V来てるっぽいので異常ではなさそう)
とりあえず、DCDCコンバーターを接続して、12Vになるように調整してから、
EG-530AD-2B を接続する。
なお固定用のビス穴位置は互換性があるのでそのまま無加工で取り付けられる(笑)。
プーリーの位置はだいたい、で取付しておき、あとでキャプスタンベルトの様子見て調整するかな。
軸の太さも互換性ある模様。
回転するようなので組み込んでみる。
別のデッキで作成した 440Hz のサイン波が記録されているテープをパソコンのソフトチューナーに入力して速度を調整する。
調整範囲内だったようで、無事合わせることができました。
あとは、新品のモーターなので、しばらく(ってどのくらいだろう)慣らし運転してから再度スピード調整すればいいかな。
DCDCコンバーターは電源を入れるとオン状態なのでそのまま。
(電源オン時の動作を取り替えられるらしい)
なお電流はスピードが安定してきたら 0.062A とかって表示になっている。
とりあえずまた使える様になったのでとりあえず、よし。
YAMAHA K-1B のキャプスタンモーターが壊れたので、DCDCコンバーター使って EG-530AD-2B を組み込んでみた。 pic.twitter.com/hr1timpbOl
— きりしま (@ReiKirishima) March 3, 2024
うーん。
やはりFGサーボモーターに比べると回転調整が遅いのか、テープスピードにムラがあるような感じになる時があるような気がする。
とはいえ、現状はあとはモーターのドナーを使う以外は方法がなさそうな…。