YAMAHA K-1B のキャプスタンモーター交換

YAMAHA K-1 の後に YAMAHA K-1B を手に入れて、どっちも動作するようになって、なんとなく後から修理した K-1B の方を使っていたら、キャプスタンモーターが電源を入れたときに自力で始動できなくなってきてしまった。

手ではずみをつけてやれば回っていたのが、それも止まってしまうようになってしまったので、モーターを外してみた。

IMG_20240303_150920.jpg

YAMAHA
FG SERVO MOTOR
13.2V 2200R.P.M.
JC-00043 X-5A2LSY
22Aug78NA

って書いてある。
キャプスタンの回転方向からCCW。


でもそんなの手に入りそうにない。

GX-Z6100 の修理の際に取り寄せた

EG-530AD-2B

12V 2400RPM CCW
なんで、電圧落とせば使えないかなあ、
と思ったところ、

diystudio.jpg
DiyStudio 昇降圧コンバータ 自動昇降圧ボード DC 5.5-30V 12V to DC 0.5-30V 5v 24v 調整可能な定電流電圧 ステップアップ電圧レギュレータ 4A 35W 電源モジュール デジタルLCDディスプレイ

っていうのを見つけたのでポチってみる。

K-1B は内部にスペースの余裕があるので、両面テープででも貼り付けとけばいいでしょう。

念のためモーターに来ている電圧確認すると 16V 。13.2Vのモーターにいいのかな。
(他の K-1* 系の修理をしている方の記事でもここは16V来てるっぽいので異常ではなさそう)

IMG_20240303_144621.jpg

とりあえず、DCDCコンバーターを接続して、12Vになるように調整してから、
EG-530AD-2B を接続する。

なお固定用のビス穴位置は互換性があるのでそのまま無加工で取り付けられる(笑)。

プーリーの位置はだいたい、で取付しておき、あとでキャプスタンベルトの様子見て調整するかな。
軸の太さも互換性ある模様。

回転するようなので組み込んでみる。

IMG_20240303_150853.jpg

別のデッキで作成した 440Hz のサイン波が記録されているテープをパソコンのソフトチューナーに入力して速度を調整する。

調整範囲内だったようで、無事合わせることができました。
あとは、新品のモーターなので、しばらく(ってどのくらいだろう)慣らし運転してから再度スピード調整すればいいかな。

DCDCコンバーターは電源を入れるとオン状態なのでそのまま。
(電源オン時の動作を取り替えられるらしい)

なお電流はスピードが安定してきたら 0.062A とかって表示になっている。

とりあえずまた使える様になったのでとりあえず、よし。

うーん。
やはりFGサーボモーターに比べると回転調整が遅いのか、テープスピードにムラがあるような感じになる気がする。
とはいえ、現状はモーターのドナーを使う以外は方法がなさそうな…。

YAMAHA K-1B のピンチローラーアームを3Dプリンターで作る

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2024年03月03日 18:18に投稿されたエントリーのページです。

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