長らく愛用していた Shuriken シリーズもついに終息と言うことで、
現状、メールサーバーからメールをダウンロードして、ローカルの環境に保存するタイプのメールソフトとしては、後継は Thunderbird かなと思っているところ。
で、ぼちぼちと移行している記録。
(Thunderbird 91.5.1 使用)
Shuriken のデータをそのまま Thunderbird で読み取れればいいんだけど、
Thunderbird → Shuriken はまだしも、逆は難しいか。
ということで個別に対処
ダウンロードとインストール
Thunderbird の公式サイトから最新板をダウンロードしてインストール。
基本的には何かいじったりせずそのままインストールすればいいと思う。
アカウント
設定-アカウント設定
アカウント情報
受信
送信
あたりを参照してアカウント設定をThunderbirdにしていく。
パスワードは確認できないので、別に控えがないと…。
署名はまあ、アカウントごとにメインのモノを移せばいいか。
過去のメールアドレスで、現在は存在しないアカウントの場合は、
手動設定→詳細設定
で作ることはできる。
※受信テストするといきなりメール受信し始めるので、
Shuriken 2018側で受信したメールを削除しないようにしておくのがいいかな。
多少の重複は気にしないつもりでやった。
過去のメールの移行
Shuriken 2018側で、
フォルダごとに
フォルダ→エクスポート
で
Mailbox形式
でエクスポートする。
ファイル名がThunderbirdのフォルダ名になる
Thunderbird側で、
アドオン ImportExportTools NG をインストールして、
読み込みたいアカウントの受信トレイで右クリックして
ImportExportTools NG→mboxファイルをインポート
1ファイルずつ処理するなら
「単一または複数の mbox ファイルを直接インポート」
フォルダ単位なら
「インポートする mbox ファイルを検索してフォルダを選択」
(サブディレクトリ構造になっているのを読み込んでもフラットに読み込んでくれるので、サブディレクトリになっているメールフォルダ群はそれらごとのグループでそれぞれ読み込む方がいい)
読み込んだ後しばらくフォルダの最適化をするみたいなので、
読み込んだフォルダはすぐにはいじらない。
メールの振り分けルール
手動で再設定するしかないか。
もともとのShuriken 2018に設定している振り分けルールも現在有効かどうかもわかんないので、とりあえず意味のあるのだけ再設定するか。
(設定されている数がすっごい多くて若干引いた(笑))
DMのゴミ箱直行フィルターは届いたのから順に追加していくか。
Shuriken 2018
仕分け→仕分け設定の編集
Thunderbird
ツール→メッセージフィルター
SNSの通知メールのごみ箱直行とか、バシバシ送られてくるDM的なメールとか結構地味にいっぱいあるなあ。
(ので、用のあるメールを見過ごさないようには Gmail の方が重宝しているのは事実)
アドレス帳
アドレス帳って元々アテにしてないんだけど、一応やっておくか。Shuriken 2018のアドレス帳はお世辞にも使いやすいとは言えないモノだった気が…。返信したり新規メールを作成したりするときの、宛先確認(アドレス帳に登録されている所属とか表示してくれる)は便利だったか。1人に複数のメールアドレスが登録できて、メインを指定できるので、メールアドレス変更があったりしたときに、古いメールアドレスへ送ろうとしているのを警告してくれたりするといいなと思った。
Shuriken 2018
アドレス帳
アドレス→ファイルに保存→LDIF形式
Thunderbird
アドレス帳
ツール→インポート
アドレス帳
テキストファイル(LDIF, tab, csv, txt)
もっとも、改めて誰かにメールするときは直近で受信したメール探すよね?
アカウント設定
とりあえず設定しただけだとちょっと不便なので調整。
アカウント設定
アカウント名 受信トレイに表示されるので、 Shuriken 2018 と同様の名前に直す。見た目にアカウントの区切りがわかりづらいのイマイチだな。
既定の差出人情報
名前 Shuriken 2018 で使ってたのに揃える
サーバー設定
サーバー設定
■ 新着メッセージがないか[10]分ごとに確認する メインのアカウント以外は起動時だけでいいや
■ ダウンロード後もサーバーにメッセージを残す
■ ダウンロードしてから[14]日以上経過したメッセージは削除する メールを最終的に回収する役割なのでチェック入れて、日数を調整する。さくらのレンタルサーバーの postmaster みたいな転送できないので仕方なく受信しているメールは上の □ ダウンロード後もサーバーにメッセージを残す をアンチェックして即削除でもいいかも。Gmail で POPしている都合上、[1]日とかにするのもアリか。ウェブメールでみたりすることを考えると[14]日あたりは妥当か。
■ ダウンロードしたメッセージを削除したらサーバーからも削除する
送信控えと特別なフォルダー
送信控え
■ メッセージ送信時に自動的にコピーを作成する
○ 次のアカウントの "送信済みトレイ" フォルダー
● その他のフォルダーを指定する (そのアカウントの「受信トレイ」)
□ 返信元のメッセージと同じフォルダーに返信を保存する Shuriken 2018 の「送受信箱」を使っているとこのオプションがいいかと思ったけど、フォルダ分けされたメールに返信した時に見失うので、このようにした
■ 次のメールアドレスを Bcc: に追加する Gmailで送信したメールを参照できるように、Gmailのアドレスへ Bcc を送るようにしている
編集とアドレス入力
□ HTML形式でメッセージを編集する テキスト形式派なので
■ 返信時には元のメッセージを自動的に引用する
引用時の返答位置: 引用部の上 デフォルトは引用部の下だったかな
迷惑メール
移動先と保存期間
■ 迷惑メールと判断された受信メッセージを次のフォルダーに移動する
● 次のアカウントの "迷惑メール" フォルダー
■ このフォルダーの迷惑メールのうち[30]日以上前のものは自動的に削除する
アカウントとフォルダの並べ替え
Thunderbird は標準で並べ替えできないみたい。
Manually sort folders
っていうアドオンでできるみたい。
ただ、機能の呼び出しが直感的じゃないのが惜しい。
ツール→フォルダの並べ替え
そんなにしょっちゅういじるモノでもないからいいけど。
迷惑メール
Thunderbird には Thunderbird の学習型迷惑メールフィルタがあるので、
アカウント設定の迷惑メールフィルターの設定で、
移動先と保存期間を設定する。
(デフォルトだとマークするだけでは移動してくれないので邪魔。反対に移動先を設定するとマークするだけでサクサクと移動してくれる)
メールのスレッドの分割・接続
一筋縄ではできないっぽい。
Header Tools Lite
とか
Header Tools Improved
みたいな
メッセージヘッダーを編集するアドオンを使って、
間接的に同様の効果を発生させる方法があるみたいだけど…。
重複メールの削除
Remove Duplicate Messages
っていうアドオンでできるっぽいけど、
デフォルト設定だとうまく反応しない。
メールに返信する際にBCC:で自分宛に送ったメールとか、メーリングリストから転送されてくるメールとかで重複したのをうまく統合するにはどのオプションをどうするか…。
重要なフォルダを対象外にするオプションを変更すると作動するようになったけど、直接届いたメールと、メーリングリスト経由で届いたメールと、BCC:で届いたメールと、自分が送信した元のメールのサイズが一致しないので、どれを残すことにするか…。
後で送信
Send Later (後で送信)
というアドオンで日時指定送信とかできるけど、実際のところ、送信待ちメールを貯めて一括送信するだけなので、
アドオンじゃない「後で送信」で送信トレイに蓄えておいて、そこから送信すればよさそう。
Check and Send
で送信前の待ち時間を有効にしていると、「後で送信」で送信トレイに蓄える時に待ち時間があるのがイマイチ。
送信の前に少し待つ
メールの送信をする前に5秒くらい待つ、っていう設定にしていると意外とミスに気がつくので、
同様のことができるアドオン
Cofirm-Address
で
■ [送信]ボタン押下後にカウントダウンを開始する--> [5]秒
を設定しておく。
惜しいのは、送信待ちしている間に別ウインドウに遷移してしまうと送信しないままになっていることかな。
いいのは、「すぐ送信」ボタンがあることか。
Check and Send
にも
遅延送信
送信前に [ ] 秒待機する
というのがあって、両方入れるとケンカするのか、
送信ボタン押してもどうにもならなくなった。
Thunderbird 91.6.0 だけど、
Confirm-Address 1.3.8
の方の動作がおかしいみたいなので、
Check and Send 2.1.1
のみにする。
ただ、送信のキャンセルが送信待ちボタンをクリックして、出てきたダイアログでキャンセル押さなければ効かないので、5秒ぐらいだとキャンセル間に合わない。
毎回10秒も待ちたくないような…。
だんだんキャンセルのポップアップが出づらくなってきた感じで、
91.8.0 現在では出なくなった気がする。
待って結局キャンセルできないなら意味ないのでアップデートされるまでは
この機能はナシかな。
Outlook から送られてくる Winmail.dat 対策
LookOut(fix version)
っていうアドオンを使うと Outlook で設定が変な人からのメールで、メール全体が Winmail.dat になってしまっている人のメールを展開できる。
ぶっちゃけ Gmail ならみられるのであんまり必須感はないけど、会社のメールとか Gmail に飛ばすのはどうかなあ、と思う部分もあるので。
マーク
Shuriken 2018 ではメールにA~Cのマークをつけて、後で対応するための簡易分類ができたのですが、Thunderbird だとタグになるのかな。
Tag Toolbar / Tag Popup
っていうアドオンを使うと使いやすくなるらしい。
定型文の送信
定型文のテキストファイルで別に保存してあるものをコピペして使うのですが、その文中に差し替えるフィールドが指定してあって、差し替えモレとかあるとダサいので、
Check and Send
アドオンを使ってみようかと思っています。
定型文を入力する
Quicktext
はいらないかな。