(この3Dプリンターを買ったときの話はHopeWant 3D Printer (IUSE IUM1)を買ってみたを参照のこと)
IUSE IUM1 は 110x110x125 の出力空間しかないわけですが、
巨大なものはそれだけ時間がかかるわけで、とりあえずまあまあこのくらいのサイズ感でいいかと思って使っていたのですが、長手が6cmくらいのものを出力しようとすると、ビルドプレートが反っていてラフトが剥がれなくなります。
(写真だと目立たないけど、中央部分が一番低くて四周が高くなっているので、四周に近いところはラフトにモデルが埋まる形に出力される)
樹脂製のプラットフォームなんでしょうがないんだろうなあとは思いつつ、ガラス製のビルドプレートの3Dプリンターの機種などがあるので、ガラスにしてみようかと思いました。
Wisamic 3dプリンター ガラス クリアホウケイ酸ガラス 3Dプリンタープラットフォームシート220*220 * 3mm 対応MK2/MK2A, ANET A8, ANET A6, Reprap, Mendel
Amazonのこの3Dプリンターのレビューにもビルドプレートをガラスにしている人がいて、上記のような220mm角のプレートを半分にカットできれば4枚取りできるかも、という夢を描きますが、ガラスの切断用の工具揃えたり、ガラスの切断面の処理などを考えると、イマイチかなと。
(レビューの人もなんとか1枚とるだけで精一杯だったみたい)
耐熱ガラス500℃タイプ(テンパックス) 厚み3.3mm 200×150mm 四角形 糸面取り加工 サイズオーダー可能
そこで、Amazonでサイズオーダーできるガラスを見かけたけど、なぜかギフトでサイズを指定するようになっているのにギフト不可になっているので、出品者のホームページの方でオーダーすることにした。
ホームページでガラスの仕様を勉強してオーダーする。
3Dプリンターのガラスのプラットフォームで使われている
ホウケイ酸ガラス
っていうのは、
性質とか見る限り
テンパックス
っていう耐熱ガラスで良さそう。(説明の中にホウケイ酸ガラスって出てくる)
周囲の仕上げはそれなりになっていればいいので、
品種 : 耐熱ガラス500℃3.3ミリ(テンパックス)
形状 : 四角形
サイズ : 横110mm × 縦110mm
切断面の処理 : 磨き加工(アラズリ)【A】
で見積もり依頼。
寸法公差は載っかる台の部分は111mm×111mmでも大丈夫そうなので、
標準の±1mmで制作してもらう。
(110mmより大きくしないで欲しいときは+0ミリ指定(+0mm~-2mm)、小さくなると困る場合は-0ミリ指定(-0mm~+2mm)などが指定できる)
今回は 5,115円でした。
(2万円の3Dプリンターに5千円のステージ…)
送料・梱包諸経費がけっこうするけどしょうがない。
メールで見積書を確認して、注文する意思をつたえて、
メールでURLを送られてクレジットカード決済。
納期は約10日とのことでのんびり待つ。
なお、
【お客様がガラスを割っても保証】
万が一お客様が誤ってガラスを割られたときでも、商品到着後90日以内であれば、最大100%保証(上限30,000円)
【お客様がサイズを間違えても保証】
万が一お客様が誤ってガラスのサイズを間違えたときでも、商品到着後90日以内であれば、最大100%保証(上限20,000円)
【運送中に破損しても保証】
商品の品質には万全を期しておりますが、万一配送中の破損(割れ、ヒビ、欠け等)がございましたら、14日以内にご連絡をお願いします。
至急、最短納期で新しい商品と交換します。
「3つの安心保証」について
っていうサービスが付帯するので、安心。
しっかりと梱包された可愛らしいガラスが一枚届きました。
小口面も綺麗に仕上がっています。
とりあえず寸法確認のためそのまま載っけてみました。
ピッタリ。
とはいえ、裏にマグネットシートを貼り付けて固定します。
マグエックス マグネット粘着付シート 強力 ワイド MSWFP-2030 無地
スタイル:強力ワイド(W200×H300mm)
110mmっていうとこの位しか。
(別に強力でなくてもいいし、1枚で取らなくてもいいんだろうけどガラスで透けて見えるので、商品があるなら1枚で取ろうかと)
こんな感じになります。
標準のステージの厚みが3.35mmで、今回のガラス+マグネットが4.58mmなので、
ステージのレベル出しをする。
ヘッドを移動させるためには、パソコンとUSBケーブルで接続しないとならないので、
配線がぐちゃぐちゃに。
ガラスに突き刺さるようなことになると、ノズルが痛んだり、ガラスが割れたりすると悲惨なので、すこし大げさに上げてからゆっくり下げて調節。ホームポジションが右奥になるので、右奥の隅でだいたいの高さを出してから、
中央→四隅、みたいな感じで、Repetire-Hostでリモコン操作して、ノズルとステージのすき間がコピー用紙一枚がちょっとすれる位に調整する。
といっても、四隅の高さ調整のねじ回すのにガラスステージ外さなきゃいけないので結構手間。
その場で調整できるダイヤルみたいになっているモデルがうらやましい。
あと、ちょっとこのマグネット強力すぎて、ノーマルのステージよりガッチリくっついて外しにくい(苦笑)。
とりあえずなんとか位置だしが終わってテストキューブが出力されたところ。
(ラフトあり・のり使用)
これで少し大きなモデルもちゃんと出力できるのではないでしょうか。
この記事書きながら検索してたら、
3Dプリンターガラス W150×H150×T3mm 寸法内でサイズオーダー対応 ヒートベッド ホットエンド 500℃まで耐熱 テンパックス 耐熱ガラス ホウケイ酸ガラス
見つけた。
これは糸面取りか。
切断面は手が切れないように糸面取り加工を施しており、4つ角は1~2mmほどツブシてあります
ちっちゃいので、アラズリ加工で良かった。
ガラスのまま、糊だけでは造形物が途中ではがれてしまったので、
3M 3Dプリンタープラットフォームシート 3099AB を使う