PCに詳しい人にお聞きしたいのですが、 どうやってそこまでPCスキルを上げたのですか? PCにくわしい人(素人)の方に聞きたいのですが。
よくある質問ですが、割とスパッと回答しにくい質問でもありますよね。
PCのトラブルとかで困っている人にアドバイスしてあげたりすると、
「どうやったらそんなにパソコンに詳しくなれるんですか?」
という反応がよくあります。
そこでちょっと考えてみました。
英会話のスクールとかでも見たことがあるのですが、英語ネイティブな人は、英語を「学んで」使えるようになっているわけではないんですよね。
日本語もそうです。
「あなたはどうやって日本語が話せるようになりましたか?」
という質問に近いのではないか、ということです。
この場合、「話す」がキーワードになります。
聞いていても会話ができるようにはならない。
話してみて、相手に通じるようになって、会話ができるようになる。
もちろん、英語の洪水の中で習得する人もいらっしゃるようですが。
これを寄せられている回答を眺めながら、パソコンに置き換えてみると、
【上策】
当然のように使うというのができれば一番いいですね。パソコンの黎明期からパソコンにふれていれば、新しい技術を時代とともに習得していくだけで、順番を整理したり、短期間で、とかの縛りがないですよね。
そうは行かない場合は、「やってみる」。
パソコンに詳しいと思われるのはなぜか。誰かがやってみて、調べた人に役立つようにまとめたものが存在しないことへの回答が導き出せるからです。
あくまでそれは、自己の中に培われた問題解決のノウハウで、それは、自分がそういうことに直面してきたかどうか、ということではないかと思います。
正しい設定方法・操作方法をマニュアルに書いてある通りにやるだけでは詳しくなりません。マニュアルには書かれていないこと、検索しても答えの見つからないことに、トライ&エラーで取り組むことが、問題解決をするためのノウハウを培わせます。
山ほどの問題解決をしなくても、問題解決の仕方が培われれば、詳しくなることでしょう。
【中策】
現代はインターネットの世界なんで、割と検索すればいろいろ出てきます。症状で目撃する文字列で検索すればそのものずばりの回答方法が出てくることもあります。
ですが、その回答が正しそうかどうかを判断できる必要があります。ある程度はノウハウがないと、間違った情報をもとに迷宮入りする可能性があります。
その場合、トライ&エラーの問題解決ができる下地を作っておかないと、より詳しい人に助けを求めるしかなくなってしまうでしょう。
それから、インターネットで情報が入ってくるおかげで書籍の扱いがどんどん悪い方に行っていますが、書籍のパソコンテクニック本なら、系統立てて網羅されているはずです。順不同で、問題だけポツンと書かれているウェブサイトより、はるかに順当に知識を仕入れることができるでしょう。投資を惜しまず、関係のありそうな本を濫読すれば、仮想的な経験値を積めるでしょう。
【下策】
よく知っている知人に聞く。
トラブったときに、すぐ人に聞く人がいます。聞いた情報で問題が解決しても、血肉になりません。同じ内容が発生した場合、同じ人にもう一度同じことを聞くのが目に見えます。自分で調べた場合、内容を忘れても、調べ方は身に付いています。自分で解決できるのです。
ウェブサイトや掲示板で質問する。
最近はこういうサービスが目立ってきたので、割と気軽に質問する人が増えてきましたが、これらのサイトの意図を理解していないですね。
質問と回答のペアのデータベースを提供するのが目的なので、データベースを検索するのが一番大事です。ありがちな問題なら、それで解決するでしょう。ですが、それをはしょって質問しても、ろくな回答は得られないでしょう。真心のこもった回答は、同じような内容の質問者第一号にしか寄せられないはずです。
それと、あなたの環境独自の、特異なケースの場合、どうせ質問しても同じケースの人が存在しないので回答がつきません。結局解決にならないのです。
ま、こんな感じで、「学問に王道なし」のごとく、とにかく「トライ&エラー」をしてみるしか、ないですね。
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