IntelとRealtekのNICでチーミング(Teaming) Windows 10

Windows 10 でもチーミングに対応しました

ドライババージョン 22.1 以降で Windows 10 でもチーミングに対応したようです。

(が、うまく制御できないうちに 23.4 、1809に対応する前のバージョンを最後に手持ちのマザーボードに搭載されている 82579 のサポートが外れて、Intelのドライバ及びProSetがインストールできなくなったので、これにて終了です。パソコンベースで帯域が稼ぎたい場合は、 Teaming 使うより、 2.5G とか 10G のネットワークを構成すべきでしょう)

あいかわらず日本語の表示だと何言ってるかわかりにくいです。

(機械翻訳っぽい)

22.1SW リリースの再は、 VLANS OS のバージョンのチェックを実行するチーム化および、機能が有効になっているを許可する前にアップデートが適用されてことを確認します。

最新 OS をアップデートする必要があるチームでは、 VLANs Microsoft Windows® 10* にします。

* 更新する前に、最新の Microsoft Windows® 10 をインストールする必要がありますと VLANs Windows® 10* システムでインテル®アドバンストネットワークサービスチームを作成できます。 VLANs Windows10 システム上のすべてのインテル ANS チームまたはリリース 20.1 、 20.2 で示され、または 20.3 で作成されたが破損している場合は、アップグレードできません。 インストーラとこれらの既存のチームが削除され VLANsます。 インテルデバイスの名前が変更されませんしていないチームメンバーを元の名前にします。 これは表面上だけの問題で、機能を変更することはできません。 ドライバの再インストール元の名前を取得するに戻る ] をクリックします。

注: インテル® ANS は*(Windows10Windows10 周年記念のアップデートバージョン形式 1607 でのみサポートされ、 10.0.14393) ブランチを、今後のバージョンではサポートされていない可能性があります。

インテル®ネットワーク・アダプター・ドライバー Windows® 10*

The 22.1 SW release re-enables both teaming and VLANS by performing a check on the OS version to ensure the update has been applied before allowing the feature to be enabled.

Latest OS update required for teams and VLANs on Microsoft Windows® 10*.

You must install the latest Microsoft Windows® 10* updates before you can create Intel® Advanced Network Services (Intel® ANS) teams and VLANs on Windows® 10* systems. Any Intel ANS teams or VLANs created with release 20.1, 20.2, or 20.3 on a Windows 10 system will be corrupted and cannot be upgraded. The installer will remove these existing teams and VLANs. Team members that are not Intel devices will not be renamed back to their original names. This is cosmetic only and does not change their functionality. Reinstall their drivers to get the original names back.

Note: Intel® ANS is only supported on the Windows 10 Anniversary Update* (Windows 10 Version 1607, build 10.0.14393) branch, and may not be supported on future versions.

(以下適当訳)

22.1 SW リリースで、再びチーミングとVLANを有効にします。機能を有効にするまえに、OSのバージョンと最新のアップデートが適用されていることを確認して下さい。

Microsoft Windows® 10 において、チーミングとVLANを有効にするには、最新のOSアップデートが適用されている必要があります。

Intel® Advanced Network Services (Intel® ANS) チームと VLAN を Windows® 10* システム上で作成する前に、最新のWindows 10 アップデートをインストールする必要があります。Windows 10 システム上で 20.1、20.2、20.3 で作成された Intel ANS チームや VLAN は破損してアップグレードすることはできません。このインストーラーはこれらの既存のチームやVLANを削除します。チームメンバーのIntel ドライバーではないデバイスはオリジナルの名称には戻りません。これは表示上の問題だけで、機能的には変わることはありません。名前を元に戻したい場合は、それらのドライバーを再度インストールしてください。

注意: Intel® ANS は Windows 10 Anniversary Update* (Windows 10 Version 1607, build 10.0.14393) ブランチでのみサポートされます。より新しいバージョンではサポートされないかもしれません。

Intel® Network Adapter Driver for Windows® 10*

 

Windows 10 になってしばらく、チーミングは設定できなくなっていました。

きりしまの使用しているメインPCのマザーボード ASUS P8P67 EVO REV 3.0 には、LANポートが2つあります。

LAN DUAL Gigabit LAN コントローラー:
  802.3az Energy Efficient Ethernet (EEE)
Intel 82579 Gigabit LAN コントローラー:
  統合型LANコントローラーとフィジカルレイヤ(PHY)を二重相互接続
Realtek 8110SC Gigabit LAN コントローラー

この2つのLANを束ねて、2ギガビットの帯域に対応させる技術が

チーミング

です。リンクアグリゲーションとか、ポートトランキングとか言われるのも細かいことはさておき同じようなもんだと思います。

チーミング自体には複数のスタイルがあります。

詳しくは、デバイスマネージャで、

ここをクリック。

ということで、帯域の増加を目指す今回、用があるのは、

です。なお、きりしまの使用しているスイッチ(Buffalo BS-GS2016)は IEEE 802.3ad に対応していますので、

を設定してみます。

なお、同一の通信相手に対して、速度が向上しない旨が

リンク・アグリゲーション
複数のアダプターを 1 つのチャネルとして使用することにより、全体としての帯域幅を増加させる機能です。帯域幅の増加は、複数の送信先アドレスと接続するときにのみ有効となります。ALB モードは、RLB、SLA、および IEEE 802.3ad 動的リンク・アグリゲーション・モードで双方向のアグリゲーションが利用できる場合にのみ、転送量を増やします。リンク・アグリゲーション・モードを利用するにはスイッチの対応が必要となりますが、ALB モードと RLB モードは任意のスイッチで使用することが可能です。

インテル® アドバンスド・ネットワーク・サービスによるチーム化

に掲載されていました。

ちなみに、もはやどこに書いてあったか忘れましたが、IntelのNICと、他社のNICをチーミングすることを、「マルチベンダーチーミング(Multi Vendor Teaming)」というらしいです。(というかまんまだけど)

設定手順

以前、Windows 10 になった際に対応してないということで、解除してありますので、まずはドライバを更新します。

今回は Windows 10 は Creators Update (1703) 適用済みです。 Anniversary Update (1607) が対象みたいな書かれ方ですが、やってみます。

チェックを入れて有効にします。

インストールが終わったら、デバイスマネージャで、

Interl (R) 82578V Gigabit Network Connection のプロパティを表示して、チーム化の設定を行う。

まあ、名前なんで大丈夫だとは思うけど、念のため半角英数だけにしておく。

Realtek PCI GBE Family Controller にチェックが入っていないので、ココでチェック。

チームタイプとして、

IEEE 802.3ad 動的リンク・アグリゲーション(DLA)→静的リンク・アグリゲーションより規格化されているっぽいけど、ポートトランキング対応スイッチが必要(手軽に入手できそうなのとして、Buffaloの法人向けスイッチBS-GS20シリーズがあります。8ポートで1万円ちょっとです)。

を選択。

LANアダプタの特殊な設定が、のきなみ利用できない旨表示されます。(使ってないからいいけど)

設定が完了すると、新しいネットワーク接続が出現します。

新しい、イーサネット 7 の状態を確認すると、速度が 2.0 Gbps と表示されます。

固定IPアドレスを割り振ったり、ネットワークの設定をするのはこのアダプターに対して行います。

デバイスマネージャでは、計3つのネットワークアダプターが検出されています。

で、速度はどうかというと、正直体感では分かりません。

実験1: チーミングが有効な Windows 10 で2台のFreeNASから同時にエクスプローラーでファイルコピー。

それぞれ数GBのファイルを転送してみましたが、1 Gbps の壁は越えません。

実験2: チーミングが有効な Windows 10 同士でエクスフローラーでファイルコピー。

実験1ほど出てません。

オマケ。チーミングを解除して、2台のFreeNASから同時にエクスプローラーでコピーした場合

チーミング状態と差がわかりませんね。

実験3:チーミングが有効なWindows 10から2台の別のPCで負荷を掛けてみる

1台は同構成でIntelチップなのですが、もう1台はBraswellで、Realtekチップなので400Mbps位しか出ません。ので、一瞬1.3Gbpsとかにはなりました。

……ま、こんなもんでしょう。

【重要なポイント】 チーミングを利用してもインターネットへの接続速度が上がることはありません。インターネットへの接続速度は、大抵ルーターから先の問題なので。

調べている間に、「ADSLの人が少しでも高速化したくて」という記述を見ましたが、そういう人のための技術じゃないです。

ただ、インターネットとの高速な転送中にもLAN内の他のパソコンからの接続を処理できるはずなので、そういったときのインターネット接続の速度「低下」には対応できるのではと、設定してみたまでのことです。体感では分かりませんが…。

 

【結論】 家庭ユースの場合、チーミングはほとんど効果が実感できません。

えー。という感じですが、結局そのようです。

サーバー用途とかで多数のクライアントから接続を受け付けるような場合などは効果があるのではないでしょうか。

[1号機 メインPC][3号機 エンコード機]