PVE 上の仮想ハードディスクにシリアルナンバーを設定する

TrueNAS 25.10 ではハードディスクのシリアルナンバーが同一だとプールが構成できないので、PVE上の仮想ハードディスクにシリアルナンバーを割り当ててみます。

pve_hdd_serial_01.png

TrueNAS 用の仮想マシンを停止して、
左側の pve のノードをクリックして、
右上の >_ SHELL をクリック。

黒い画面で、

pve_hdd_serial_02.png

qm config 101 | grep ^scsi

としてSCSIディスクのリストを確認する。
ここの 101 は仮想マシンの番号。

pve_hdd_serial_03.png

scsi0: local-lvm:vm-101-disk-1,iothread=1,size=64G

みたいなのが確認できるので、

qm set 101 -scsi0 local-lvm:vm-101-disk-1,iothread=1,size=64G,serial=00000000

と入力してシリアルナンバーを割りあてる。シリアルナンバーは適当な文字列でいいはず。

pve_hdd_serial_04.png

同様にハードディスクすべてに割りあてる。

なおあらかじめハードディスクを追加しておかなくても、
このコマンドで存在しないハードディスクを指定するだけで追加ができる模様。
既存の例にならって、

qm set 101 -scsi0 local-lvm:vm-101-disk-1,iothread=1,size=64G,serial=00000000

の赤いところを変更するだけでよさそう。

pve_hdd_serial_05.png

シリアルナンバーは同一の仮想マシンの中で重複しなければ TrueNAS の GUI でディスクの操作ができるようになるはずです。

コメントは無効になっていますので、何かありましたらフォームかTwitter(X)で。

About

2025年11月03日 19:54に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「TrueNAS Webインターフェースの翻訳」です。

次の投稿は「TrueNAS で Tailscale を使う」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35