ConoHa 上の Minecraft Bedrock Edition に Operator 権限で接続する

ローカルの TrueNAS SCALE 上の Minecraft Bedrock Edition で Operator 権限で参加する方法が判明して、この操作手順なら、 ConoHa 上の Minecraft Bedrock Edition でも同様の手順で実施できるだろうなあ、と思ってやってみました。
(設定をテキストエディタでファイルを編集する方法にして、ファイルの編集のためにSSHで接続してファイルを転送する)

公式では
オペレーター権限について
※上記機能はMinecraft JAVA版・Forge・Spigotのご提供となり、統合版ではご利用いただけません。

とされてて、統合版でのやり方については触れられていないです。
(ダッシュボード・Minecraft設定・ホワイトリスト・バックアップ一覧・ログしかメニューがない)

完全にはステップバイステップではないですが、その辺はなんとかしていただく感じで。


まずは、ConoHa のコントロールパネル上で、
Minecraft Bedrock Edition (統合版)のサーバーを立てて、

サーバーにSSHクライアントで接続(RLogin)

conoha_bedrock_op_01.png

サーバーのネームタグをクリックして


conoha_bedrock_op_02.png

下部の鉛筆アイコンから


conoha_bedrock_op_03.png


conoha_bedrock_op_04.png

セキュリティグループに
IPv4v6-SSH
を追加して保存。


conoha_bedrock_op_05.png

次に管理画面に移動します。


conoha_bedrock_op_06.png

サーバー設定で、
Minecraftサーバーを停止、
SSHサーバーを起動します。
(画面がすぐに応答しないので、操作したら少し待ってから一度タブを閉じてもう一度管理画面に張ってきたりするのがいいかも)


conoha_bedrock_op_07.png

SSHサーバーが起動したら、


conoha_bedrock_op_08.png

今回は
RLoginを使います。SSHクライアントならなんでもいいので、自分の馴染みのあるものを使えばいいと思います。

ホスト名(サーバーIPアドレス)にこのサーバーのIPアドレスを指定し、
ログインユーザー名は root
パスワードはサーバー追加時に設定したものを指定します。


conoha_bedrock_op_09.png

無事接続できるとこんな画面。

設定ファイルをダウンロードして編集してアップロード

conoha_bedrock_op_10.png

ファイルメニューから
SFTPファイルの転送


conoha_bedrock_op_11.png

右側がサーバー側。

...
をクリックして
/opt/minecraft_be_server
に移動します。

左側は手元のパソコン側なので適当な作業フォルダで実行します。

右側から
server.properties
ファイルをダウンロードして、
テキストエディターで編集します。

minecraft_be_operator_09.png

今回の目的のために、
allow-cheats=false

allow-cheats=true
にして、

allow-list=false
となっている行を見つけ
allow-list=true
に変更して保存します。
(Windows 11のメモ帳だとタブの×で閉じる)


次に
allowlist.json
というファイルをダウンロードして、
テキストエディターで編集します。

minecraft_be_operator_10.png

初期状態では
[]
となっている部分に
[{"ignoresPlayerLimit":false,"name":"(ユーザータグ)"}]
と指定して保存します。

server.properties
allowlist.json

の2つのファイルをアップロードしたら、


クライアントで一度アクセスする

conoha_bedrock_op_15.png

Minecraftサーバーを起動して、

minecraft_be_operator_14.png

クライアントからアクセスします。
無事ゲームが始まったらそのままセーブして終了。
(現時点ではまだ星印=member です)

Minecraftサーバーもいったん停止しておきます。


記録されたXUIDを確認・権限設定

RLogin で
allowlist.json
をダウンロードして開くと、

minecraft_be_operator_18.png

自分のユーザータグの右側に
,"xuid":"****************"
という数字16桁が追記されているのが確認できると思います。
これが自分のMicrosoft アカウントにひもつけられているXUIDになります。
(サーバーが変わっても同じユーザーは同じ値なので別の確認用サーバーでやって調べた値を本番用サーバーに設定する、という方法もあるでしょう)

permissions.json
をダウンロードして、
[]
の中に調べたXUIDを記入して保存してアップロードします。
[
{
"permission": "operator",
"xuid": "****************"
}
]

minecraft_be_operator_20.png

あと、
アクセス制限を解除するため、
server.properties

allow-list=true
にしたのを
allow-list=false
に戻して保存して

permissions.json
server.properties
の2つのファイルをアップロードする。


conoha_bedrock_op_12.png

Minecraftサーバーを起動して、
(SSHサーバーの停止は確認できてからでもいいけど)


conoha_bedrock_op_13.png

クライアントから接続して、王冠(=operator権限)になっていれば設定完了です。


セキュリティグループを戻しておく

conoha_bedrock_op_14.png

無事設定完了したら、
念のため、
セキュリティグループの
IPv4v6-SSH
を削除しておきましょう。
(SSHサーバーの停止もそうだけど、インターネット上に公開されているサーバーなので一応気にする)

再度設定変更したくなったときは、
・セキュリティグループ「IPv4v6-SSH」の追加
・SSHサーバーの起動
をしてから接続します。

設定ファイルを更新したときは
Minecraftサーバーを停止・起動する必要があります。

コメントは無効になっていますので、何かありましたらフォームかTwitter(X)で。

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2025年02月17日 21:37に投稿されたエントリーのページです。

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