ローカルの TrueNAS SCALE 上の Minecraft Bedrock Edition で Operator 権限で参加する方法が判明して、この操作手順なら、 ConoHa 上の Minecraft Bedrock Edition でも同様の手順で実施できるだろうなあ、と思ってやってみました。
(設定をテキストエディタでファイルを編集する方法にして、ファイルの編集のためにSSHで接続してファイルを転送する)
公式では
オペレーター権限について
※上記機能はMinecraft JAVA版・Forge・Spigotのご提供となり、統合版ではご利用いただけません。
とされてて、統合版でのやり方については触れられていないです。
(ダッシュボード・Minecraft設定・ホワイトリスト・バックアップ一覧・ログしかメニューがない)
完全にはステップバイステップではないですが、その辺はなんとかしていただく感じで。
まずは、ConoHa のコントロールパネル上で、
Minecraft Bedrock Edition (統合版)のサーバーを立てて、
サーバーにSSHクライアントで接続(RLogin)
サーバーのネームタグをクリックして
下部の鉛筆アイコンから
セキュリティグループに
IPv4v6-SSH
を追加して保存。
次に管理画面に移動します。
サーバー設定で、
Minecraftサーバーを停止、
SSHサーバーを起動します。
(画面がすぐに応答しないので、操作したら少し待ってから一度タブを閉じてもう一度管理画面に張ってきたりするのがいいかも)
SSHサーバーが起動したら、
今回は
RLoginを使います。SSHクライアントならなんでもいいので、自分の馴染みのあるものを使えばいいと思います。
ホスト名(サーバーIPアドレス)にこのサーバーのIPアドレスを指定し、
ログインユーザー名は root
パスワードはサーバー追加時に設定したものを指定します。
無事接続できるとこんな画面。
設定ファイルをダウンロードして編集してアップロード
ファイルメニューから
SFTPファイルの転送
右側がサーバー側。
...
をクリックして
/opt/minecraft_be_server
に移動します。
左側は手元のパソコン側なので適当な作業フォルダで実行します。
右側から
server.properties
ファイルをダウンロードして、
テキストエディターで編集します。
今回の目的のために、
allow-cheats=false
を
allow-cheats=true
にして、
allow-list=false
となっている行を見つけ
allow-list=true
に変更して保存します。
(Windows 11のメモ帳だとタブの×で閉じる)
次に
allowlist.json
というファイルをダウンロードして、
テキストエディターで編集します。
初期状態では
[]
となっている部分に
[{"ignoresPlayerLimit":false,"name":"(ユーザータグ)"}]
と指定して保存します。
server.properties
allowlist.json
の2つのファイルをアップロードしたら、
クライアントで一度アクセスする
Minecraftサーバーを起動して、
クライアントからアクセスします。
無事ゲームが始まったらそのままセーブして終了。
(現時点ではまだ星印=member です)
Minecraftサーバーもいったん停止しておきます。
記録されたXUIDを確認・権限設定
RLogin で
allowlist.json
をダウンロードして開くと、
自分のユーザータグの右側に
,"xuid":"****************"
という数字16桁が追記されているのが確認できると思います。
これが自分のMicrosoft アカウントにひもつけられているXUIDになります。
(サーバーが変わっても同じユーザーは同じ値なので別の確認用サーバーでやって調べた値を本番用サーバーに設定する、という方法もあるでしょう)
permissions.json
をダウンロードして、
[]
の中に調べたXUIDを記入して保存してアップロードします。
[
{
"permission": "operator",
"xuid": "****************"
}
]
あと、
アクセス制限を解除するため、
server.properties
の
allow-list=true
にしたのを
allow-list=false
に戻して保存して
permissions.json
server.properties
の2つのファイルをアップロードする。
Minecraftサーバーを起動して、
(SSHサーバーの停止は確認できてからでもいいけど)
クライアントから接続して、王冠(=operator権限)になっていれば設定完了です。
セキュリティグループを戻しておく
無事設定完了したら、
念のため、
セキュリティグループの
IPv4v6-SSH
を削除しておきましょう。
(SSHサーバーの停止もそうだけど、インターネット上に公開されているサーバーなので一応気にする)
再度設定変更したくなったときは、
・セキュリティグループ「IPv4v6-SSH」の追加
・SSHサーバーの起動
をしてから接続します。
設定ファイルを更新したときは
Minecraftサーバーを停止・起動する必要があります。