余ったDDR3ノート用メモリを活かすためにASRock J4205-ITXを買ってみた

DDR3のノート用メモリの8GBx2が余ったので、
何かに使えないかな、と思ったところ、世の中のメモリの主流はDDR4になってて、メモリの価格自体も逆転してしまっています。ただ余らせておくのもいずれ対応するマザーボードが入手できなくなるだけで、もったいないなあ、と思いながら、

そこで、取り合えずN3700-ITXとかよかったので、
ASRockのCPUオンボードのmini-ITXのマザーボード、


J4205-ITX
をポチってみた。


Apollo LakeのJ4205はTDPが10WとBraswellの6Wから悪化している。レビューとかでは省電力機能が働くのでBraswell時代と大差ないとか。もうちょっと古いJ1900もTDP 10Wなのでそんなに目くじら立てなくてもいいんじゃないか、っていうところですね。J1900はなかなかパフォーマンスがいいと思いますが。

PC3-1866に対応しているらしいけど、PC3-1600の方が安定性がいいみたいな記事を見かけるのと、実質的にメモリの持ち合わせがコレなので、あまり関係ない。
新しく購入するなら、DDR4メモリを買えばいいので、このマザーボードの出番ではない気がする。

シリコンパワー SP016GLSTU160N22
PC3-1600のメモリの低電力版。Windows 10のノートに搭載してたけど、本体がなくなったので余った。

映像出力がRGB/DVI/HDMIという構成。DP出力を利用できる環境があまりないので、ディスプレイにDPが余っていることが多いので、DPが搭載されていたこれまでのN3700-ITXやJ3710-ITXなどの系列の方がよりニッチなところを攻めていて重宝していた。
それ以外となると、RGBでの接続になるんだけど、フルHDはアナログRGBには若干荷が重い感じなので、DPがなくなったのとRGBが搭載されたのはホントに一長一短。

Windows 10やUbuntu 16.10 / Fedora 25といった新しいOSでないと動かない、という新世代のマザーボードらしいので、
とりあえず、組んでみて、少しだけ実験。
ファームウェアはUSBメモリを使用して最新の1.30適用済み。購入直後は1.20だったかな


> *2GB DRAM per module is not supported.

って書いてあるので、理解が間違ってなければ、1枚あたり2GBのメモリでは動作しないので、4GBとかのメモリを使う必要がありそう。さすがに1枚あたり2GBのメモリはこのマザーボードを用意して再利用するようなもんではないか。

ケースに組み込む際、N3700-ITXとCPUのヒートシンクの向きが90°変わったのに気づく。

あと、Chopinに組み込む場合、2本付属するSATAケーブルの片方のコネクタがL型なので1本しか使えない。

ESXi

VT-dを有効にして、
BraswellのN3700用にSATAドライバとRealtek Lanドライバを組み込んだカスタムISOでWindows上の仮想マシンでインストールしたUSBメモリからESXi 6.0が楽々起動。
Braswellだと画面が途中で更新されなくなるんだけど、そんなこともなくアッサリ普通に使える。
ちょっと拍子抜け。

LANが
> Realtek RTL8111GR
なので、6.5のカスタムインストーラー作るのは面倒なのでこれで終わり。
ESXiは、vSphere Clientが使いたいので、6.5はいいや、って感じ。

FreeNAS

9.10.2-U3 まあ現在の最新でならフツーにUEFIでインストールできて起動する。

No boot with Asrock J4205-ITX
https://forums.freenas.org/index.php?threads/no-boot-with-asrock-j4205-itx.47117/

では、互換性向上のため、
CSM(Compatibility Supported Module) を有効にしなればならない、しかもすっごく遅くなる、という情報もあったけど、そんな必要もなかった。
もうちょっと古いバージョンのFreeNASでなるのだろうか。

あとで判明したけど、USBメモリがUSB3.0対応じゃないとCSM有効にしないとだめっぽい。

Windows 10

で、その後どうするかというと、やはりWindows 10で無音PCにしておくかなあ、と思ったら、
高速シャットダウンを有効にしておくと、シャットダウン後、次回の起動時に画面が表示されなくなる。
(動作はしているみたいなんだけど、画面が映らないのでどうしようもない)

CSMの有効無効は関係ないみたい(一応、Q1900Mの時にセットアップしたWindows 10の入ったSSDから起動しようとしたときは、CSMを有効にしておかないと途中でフリーズして起動しなかった。ただ、新しくWindows 10をクリーンインストールした場合は無効のままでちゃんと起動する。短時間使用している感じではパフォーマンスの違いはよくわからない)

http://freesoft.tvbok.com/tips/efi_installation/uefi_28_important.html
6. アップグレード後の「画面真っ黒問題」はCSMの設定が原因?

これなんか近いかな、と思ったら違うっぽい。
とりあえず情報なし。


消費電力はサンワサプライのワットチェッカーで確認すると
メモリ16GB、SSD 120GBの構成でINWIN Chopinに組み込んでWindows 10起動中は20Wちょい、アイドル時は10W前後。
N3700-ITXのマシンでは同様の構成でWindows 10起動中は20Wちょい、アイドル時は15W前後。
CPUのTDP以外にも省電力効果はあるみたい。

あとは高速シャットダウンを有効にできる何かが分かればいいんだけどなあ。
もともとあまり速いマシンではないので、高速シャットダウンが無効だとちょっと待つ。
N3700-ITXのほうが現状使い勝手がいい、ということになっています。

後日ファームウェア1.40が出たけど、Windows 10の高速シャットダウン問題はとくに変わらず。

1803が適用されてから確認したら、
高速スタートアップが有効のままでもちゃんと起動するようになりました。
(というか勝手に戻ってた)
1709でもできるようになってたのかな?
(使ってないのでわからない)

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2017年05月14日 13:40に投稿されたエントリーのページです。

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