社内のナレッジマネジメントに四苦八苦している会社(というか、ナレッジマネジメントにまだホンキで取り組めていない会社といったほうが正しいか?)にいると、こういう話題には飛びつきたくなる。
「一般的にグループウェアは、『形式知』に対する検索性は高いが、『暗黙知』の中から知りたい情報を引き出すことには向いていない」
@IT:ネットワークコラム:社内ブログはナレッジマネジメントツールとなるか?
というのである。
ナレッジマネジメントの第一歩としては、やはり、グループウェアを導入するべきもののような気がするのだが、「形式知」を格納するベースにしかならず、「暗黙知」は蓄積されにくいらしい。
しかも、これを発言しているのが、
サイボウズ・プロダクト本部プロダクトマネージャーの小川浩氏
というのである。むう。サイボウズにウェブログサービスが付加されるという伏線なのか!?
というあらぬ方向の深読みはさておき、ウェブログシステムの簡便さ故に、導入のコスト負担も軽いので、ごく少数でもやる気を起こしてくれれば実行は可能なのではないか?
という気がしなくもない。
ブログにより構築されたナレッジデータベースであれば、「リナックス」について軽く触れた程度の情報にも到達することができ、それら情報を読み解きながら蓄積することで、リナックスの全体像を思い描き、最終的にはそれを理解することができる。
@IT:ネットワークコラム:社内ブログはナレッジマネジメントツールとなるか?
まあ、まさに現在のインターネット上のウェブサイトに存在するウェブログの仕組みのはなしになっているとおもわれる。
だとしたら、社内の人間しか見る人がいない規模でウェブログを書いても読み手は少ないので、やる気もあがらないし、トラックバックのトラフィックも少ないので、メタ的なデータベースを構築することはできないのではないか、そんな風に思うのです。
それなら、社内に用意する必要はなく、無料でサービスされているようなウェブログを活用して、社の内外を気にせず、トラフィックを生かせば、前向きなネットワークがもしかしたら問題解決の方法に進むのではないか、なんて思ったりしたのである。