ウェブログで儲けるアマゾン

特殊投機強襲部隊Omotiのブログ:ブログの発展で直接もうかってるのは、アマゾンだよ

の中で、

ブログが発展すればするほど、アマゾンにどんどん勝手にキャッシュが流れてくる。(中略)アマゾン自身はブログの研究開発に1円も払っていないのに、(以下略)

と書かれているのですが、フツーの人がウェブログを始めると、大抵は日記調にならざるを得ないでしょう。写真の腕とても特にない場合、いきおいウェブログは文字だらけで殺風景なものになると思われます。そこに、グラフィカルなコンテンツを手軽に提供できるのは、「読んだ本」や「聴いたCD」、「観たビデオ(DVD)」というのは自然の流れだと思います。

それらを手軽に紹介するには、商品別に固定のURLを提供しているサイトがある必要があり、できれば、出版社などの枠組みを超えていて、しかも、パッケージ画像の利用についてもコンセンサスをすでに取り付けてくれているサイトがあると望ましい。

そして、これらのコンテンツに対し、一定のURLや画像を提供している唯一の存在がアマゾンということで、アマゾンは、ASINコードでどんなサイトからでも直接その商品の購入ページにいけるような構造に作り上げていた、というビジョンが生きているのではないかと思う。

今になってみれば、いちいちログインして、商品を検索しなければ出てこないショッピングサイトなど、使いにくくてしょうがない。

つまり、ウェブログが勝手にアマゾンを設けさせているのではなくて、アマゾンが、各個人が自分の読んだ・聴いた・観た商品を他の人に紹介したい、という想いにビジネスチャンスを古くから見いだしていた、ということなのではないでしょうか。

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2004年03月29日 16:58に投稿されたエントリーのページです。

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