最先端AIを搭載。あなた専属の会話ロボット「リリー」- Emu-One
あまりネット上に情報がない。
2025年5月24日に、Instagram に下記の投稿があるので、
そのあたりの発売かと思うけど、
株式会社Emu-Oneは、アウトドア用品とかを販売している会社らしいので、これだけ何か異質な感じが…。
GREEN FUNDING では結構クラウドファンディングやってるのか。ニキシー管風の時計とか。この商品はクラウドファンディングしてないみたい?
もしかしたら、ソロキャンとかの時に、ぼっちでこのAIロボット相手に会話したり、っていうシーンが考慮されているのか…。
ま、それはさておき、ChatGPT+SenseVoiceを利用して、話者の感情に反応することができる生成AI会話ロボットらしい。
これが6,900円というのは手軽なのではと。
(Wi-Fi接続によるインターネット接続が必要だけど、イマドキ何とでもなると思うし)
スマホのChatGPTアプリで音声会話モードが起動できる場合は、さほど重要ではないかもしれないけど、高齢者などで、スマホアプリが苦手な場合は、アプリをインストールして、起動して、音声会話モードをスタートさせるのは手軽ではないな、と。
この機械なら、
Wi-Fi設定が済んでいれば、
右側のスイッチで電源ON→待機中になったら、左下のチャットボタンを押して、
LEDが赤く点灯したらリスニング中。
話しかけて応答が始まるLEDが緑になる。
LEDが緑の間は一方的に話し続けている感じ。
止めたいときはチャットボタン(ポーズみたいな感じ?)、
やめる時は電源オフ。
Wi-Fi設定も、接続できるWi-Fiが見つからないと、ネットワーク設定モードに入るので、スマホで「BOBO」で始まるWi-Fiに接続すると、Wi-Fi設定を入力する画面が開くので、そこにSSIDとパスワードを入力すると再起動してWi-Fiに接続に行く、というだけで、特に設定用のアプリが要らないのも手軽。
の声はちょっと低めで、
AI会話ロボット「リリー」と話してみた! #aiロボット #ロボット #esp32 #chartgpt
こちらの声が届いた商品のデフォルト。
なお、
でメールで15〜30秒程度のMP3のサンプル音声を提供すると有償で似たような音声に変更してもらうことができるようです。
(ここからはChatGPTに思ったことを五月雨式に記録して後からレビュー記事形式にまとめてもらったものです)
AI会話ロボット「Lily」をしばらく使ってみました。スマホアプリのChatGPTやNest Hubのような音声アシスタントとはまた違う体験で、良いところとクセのあるところが見えてきたのでまとめます。
荷姿は素っ気ない段ボールにプチプチで包まれた本体とA4の紙が1枚。段ボール箱にはMF97というシールが貼ってあるけどなんだろ。 外観はシンプルな直方体形状(114.6x37x23.4mm、実測、スピーカー径は26mm、1インチって感じかな)。派手さやキャラクター性はなく、無機質な印象です。素材感はFDM方式の3Dプリンタで出力したように見え、市販家電というより小ロット品・試作品に近い雰囲気。 下側のネジ(P1)を外してスライドして背面カバーが外れるかと思ったら、バッテリーが背面カバーに両面テープかなんかで貼り付いてて引っかかってる。メリメリはがすような感じじゃないと開かないか…。 矢印のあたり、ベッドからはがれて浮いたっぽい曲線の気がする。
デザインと存在感
もし設計データ(STL等)が公開されれば、3Dプリンターでカスタムボディを作れる余地も感じます。見た目は淡白ですが、DIYで“化ける”可能性あり。
積層痕らしきモノも確認できるし、
正面側のシボはテクスチャータイプのPEIビルドプレートかな。
会話体験の特徴
まず感じたのは「聞き取る一文の長さ」が短めなこと。スマホ版ChatGPTの音声モードより早く返答を始めるため、こちらが長く話すと途中で切って話し始めてしまいます。
短文のキャッチボールはテンポ良く進む一方、長めの説明にはやや不向きです。
もう一点、Lilyが話している最中は割り込めません。Nest Hubなどのように途中で声をかけて止めることはできず、最後まで話し終えるのを待つ必要があります。
“自然な掛け合い”というより「交互に話す」スタイルに近い印象です。
(「チャットボタン」を押せば強引にリスニング中状態にできるので、割り込んだと言えなくもないかもですが)
マイク性能
耳はかなり良好。正面に向かって大きな声で話す必要はなく、通常の会話トーンで拾ってくれます。
作業しながら横から声をかけても反応しやすく、据え置き型アシスタントとして扱いやすいです。
スピーカーと音の扱い
スピーカーは大きくありませんが、会話用途には十分な音量があります。音量調整も可能。
ただし外部出力端子(ステレオミニプラグ等)は非搭載で、外部スピーカー接続は不可。音楽鑑賞を重視するなら物足りないかもしれません。
バッテリーと動作のクセ
戸惑ったのはバッテリー残量が分かりにくい点。残量表示や分かりやすい通知がなく、気づかないうちに減っていきます。
あるとき、問いかけて通信し始めた瞬間に再起動する挙動が発生。Wi-Fiに問題はなかったので不思議でしたが、実は電池切れが原因でした。
USB Type-Cで給電するとすぐ安定。つまり「ネットワーク不調に見えて実は電池切れ」という落とし穴があるので、運用上は早めの充電が無難です。
価格とサービス面
この価格帯で生成AIと直接会話できる点は特筆もの。さらに月額課金なしで使える手軽さも魅力です。
一方で、体験の中核は提供側のサービス継続に依存していると思われます。将来のアップデートやサービスの継続性については、未知数と割り切るしかないポイントです。
総評
Emu-One Lilyは、スマホを介さず生成AIと会話できることが最大の魅力。見た目は素っ気ないものの、聞き取りは優秀で、返答も実用レベル。
ただし、聞き取りの短さや割り込み不可、バッテリー残量の見えにくさは注意点です。
淡白な直方体の中に、まだ伸びしろを感じるAIデバイス――それが現時点でのLilyの印象です。