公団の盗難対策

妹がバイクの盗難にあって、盗難保険で新しく同型のバイクを入手するとのこと、ただ、市場ではリセールバリューの高い車種のため、窃盗団であれば、オイシイカモ(仕入れ先)でしかないと思われます。

何より欠けていたのは地面への固定です。地面へ固定していなければ、台車に乗せて運びだせば、何重ものロックであろうと、現地滞在時間はごくわずかで済んでしまうはずです。


とりあえず、アンカーボルトの設置を許可してもらおうと思って、

都市基盤整備公団 千葉地域支社 043-296-7200

へ電話してみました。電話に出た女性に用件を伝えると男性に替わりました。

手慣れた調子で、
「そういったことを住民の方お一人のご要望で対応するのは『むずかしい』
『むずかしい』という表現にこだわって応対されました。
「つまりできない、と?」
と聞くと『できない、とはもうしあげておりません』とじつにこだわっています。
『できない』と言っちゃいけないのかね?
もっともまったく誠意はない。言葉遊びのような問答を繰り返して(こちとら仕事上鍛えられているけど、ウチの会社はお客様に対して立場が低いのに対し、あっちはある意味日の丸だから「できないことはできない」みたいな態度がとれていいよねえ…)粘っていると、該当の部署に報告はしておく、ということで、住所と名前、電話番号を聞かれる。
もちろん自分は名乗らない。フツーは自分から名乗るモンでしょう。とはいえ、該当部署とあんまりかけ離れたところを攻撃しても成果は出ないので(ちなみにウチの会社を攻撃したい場合は親会社のお客様相談センターが一番よい。社内的に一般のお客様からVIP待遇に切り替わるのでよく覚えておくといいだろう)、とりあえず聞いた名前は「管理課のイイノ」ということだ。

報告だけしてもらっても困るので、すかさずイイノ氏が「該当の部署」という

千葉住宅管理センター 043-270-5151

に電話をする。このタイミングならまだ電話の内容は伝わっているまい。

電話に出た女性に用件を伝えると別の女性に替わり、その女性は「管理課のウエダ」と名乗りました。

公団住宅にオートバイの保管場所への配慮がないことは認めた上で、アンカーボルトの設置を要請すると、また『むずかしい』とのこと。対策マニュアルでもあるのかね。『できないという表現はしていない』ということにヤケにこだわります。

少しは話しのわかるところを見せながら、再び押し問答。
最終的に導き出した結論は、

「バイクの保管場所は、他の住民から苦情がでない場所ならどこでもいい」
(一部誇張有り)

「アンカーボルトの設置はできないが、アスファルト・コンクリート・ブロック等を傷つけずに植え込みの脇の土の部分などに杭のようなものを設置して、退居時には元通りにすれば構わない」
(かなりはしょって要約)

ということだ。

ちなみに、
「住民から苦情が来たとして、どうやってそのバイクの所有者を特定するのか?」
という質問に関しては、バイクに張り紙をしてどけるように依頼する、とのこと。

……あんま効果ないじゃん。

まあ、とにかく正攻法でアンカーボルトを設置することは不可能と思えるので、植え込みにアンカーボルトを自己流で設置しますかね。


まあ、とにかく公団の住人としての弱点は、入居者の方が立場が弱いことだ。
つまり、言わないけど、
「文句あれば一般の集合住宅に移れば?」
という態度なのである。
本人達に問いただしても、絶対に認めようとはしないし、そんな苦情をカチ込めるようなお客様窓口なんか存在しないところがその片鱗か。

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2003年11月26日 10:44に投稿されたエントリーのページです。

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