コールマン スポーツスターⅡ 508A 2レバー化

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ガレージセールのページに掲載したものの、全く手応えのないままキャンプシーズンが過ぎようとしているころ、Amazonさんから悪魔の誘い(Amazonギフト券)が。


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じゃーん。508-5891、2レバーのガソリンシングルバーナー#508/400A用のジェネレーターの交換部品です。
いただいたギフト券がちょうどコレを買えといわんばかりの金額だったもので。


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つーわけで、コギっちと一緒に:One off to improve the stoveこちらを参考にブラケットを作成。
(幅が30mmと書かれているけど、写真のようにちょっと幅広い感じなので、26mm位で作るといいかも。)

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(100mm×300mmのアルミ板400円ちょっとと、ヤスリ3本セット1500円ぐらい)

切断は、カッターナイフで両面に切り込みを各10回くらい入れて(あまり力はいらないけど、あっという間に刃がなまるので、それぞれ2回ぐらい刃を折る必要があった)、何度か曲げて金属疲労で折る。

穴は電動ドリルで開ける。

中央の四角い穴は、電動ドリルで4つ穴を開けて、あとはヤスリでごりごり。1mmのアルミ板なのでもくもくとやってればすぐ終わる。

あとは曲げ位置の内側にカッターで折り溝を入れて、折り曲げる場所に沿って挟んで曲げる。アルミ角材かなんか用意すればもう少しシャープに曲がったかも。

ジェネレーターが干渉するお皿の部分は、両脇を金ノコで切り込んで、ペンチでつまんで何度か曲げて金属疲労で折り取って、ヤスリで形を整える。
(金鋸の刃がなかったのでハイス鋼のブレード買ってきた。500円ちょっと。あと、手で持って切れないのでバイスを購入、2000円くらい)

タンクのレバーが干渉するところは、木槌をあてて、金槌で殴って凹ませました。あんまキレイじゃないけど他の方法を思いつかなかった。木槌に緑の塗料がついてしまったがしょうがない。

ジェネレーターを本体側の赤いレバーと接続するところは、若干「く」の字に曲がってて、密着しないので、少しまっすぐめに伸ばして締め付けました。

黒レバーの付け根は1回燃焼したら1/2回転締めて、ときおり緩んでないかチェックするのがいいらしい。(台紙裏に書いてあった)

作業時間は4時間くらいかな…。
(追加コストが8000円くらい…工具が必要なければ材料費としてはジェネレーターとアルミ板だけなんだが…)


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通常運転。


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黒レバー半開。
1レバーだと、ぎりぎりこの位まではできるかな。
中火ぐらいのイメージ。
(1レバーモデルだと、中火~強火というところでしか火力調整ができません)


ちなみに赤レバーが全開位置のままだけど、真下から右までの間は火力調整用のワイヤーを動かしている位置っぽく、2レバー化してしまうとあんまり関係なくなるみたい。


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2レバー真骨頂のとろ火。明るいのでよくわかりませんが、1レバーのノーマルのスポーツスター2 508Aでは、これができません。

コールマン スポーツスター 508A

点火・消火の手順はこちら参考。
かつの元気の素 508ツーレバーの使い方


ジェネレーターの曲りが違うのはこちら参照。
2レバー 508 メンテ:まーいいか:So-net blog


条件が厳しいですが、1レバーのジェネレーターを改造することでとろ火ができるようにする記事
コールマン508a修理 火力調節可能にする - アウトドアの裏技 教えるね (*´ω`*) 日記


で、コストかけて改造しておいてなにか使い途があるかというと特にないという…。

この金額と手間なら、

 

こんなの買えますし、自分のもってる20年前のモデルでも特に火力調整で難儀した記憶はないので。

こんなのもあります。コレはダイヤル式のようなので火力調整できそう。
ケースがついていないのが惜しい。

LPガスモデルならフツーに火力調整できますしね。

というか自分はツーリング時はコールマンのガスのバーナーですしね。

2015年4月21日追記
タンクとのクリアランスのお問い合わせに応えて、タンクとの干渉部分の写真を追加。

DSC01199.jpg

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こんな感じですので、レバーを曲げる程度では回避不能です。

コメント (5)

まっちい:

非実用品(趣味の物)に対して、コストかけて趣味改造をするのは正当かと(笑)

来年のキャンプで披露するということで。

トクサン:

貴重な情報、ありがとうございます。
私も同じ様にやって見たいと思いましたが、タンクを叩いて形を変えなくてはならない所に抵抗を感じました。
ジェネレーターの中のワイヤーを変えるだけで、火力調節が出来るようになる、という情報に大変興味を持ち、そちらの方を試して見る事にしました。

90年頃に発売された508Aには、そのままでも火力調節が効く固体が多い、と聞いたので、ヤフオクで程度の良さそうなものを落札しました。現行の新品と同じ位の価格になってしまいました。
結果は、残念!とろ火どころか、弱火にもなりません。
分解して見ると、やはり中のワイヤーが短くて、ノズルに届いていません。これでは、火力調節どころか、ノズルの清掃の役目も果たしていません。
設計はしっかりしていても、現場の技術力が追いつかない、典型的なアメリカン・スタンダードの様です。

ワイヤーの根元の取り付けと、丁度良い長さに調節する事が非常に難しくて、失敗の連続でした。
何とか取り付けに成功し、レバーの動きにも連動する様に出来ました。これはもう奇跡的?
2レバー式のようにスムーズではありませんが、弱火、とろ火も何とか実現出来ました。

製造過程で設計通りに組み立て、シッカリ調整してくれれば、誰もこんな苦労をする必要が無いのですが・・・?

Kirishima [TypeKey Profile Page]:

精度を高める日本式に対して、
低い精度でも作動すればOK、というのがアメリカンなアプローチで、アウトドア用品などではそういうやり方もアリなのかな、と思います。

2レバーをやめてしまったのは残念ですが、この価格でこの火力のバーナーという位置のための決断なんだろうと思っています。

トクサン:

貴重な情報、ありがとうございます。
タンクに黒レバーが干渉しますが、タンクをへこまさなくても、レバーを上に曲げる事によって、ギリギリ、クリアランスを確保できる、という記事を見付けたのですが、実際のところ、どうなんでしょうか?

Kirishima [TypeKey Profile Page]:

画像を追加しましたが、
実際のところ、レバーだけ曲げてもかわせません。
タンク部分が小型の 442-726J フェザーストーブ などは、
レバーだけでかわせるのかも知れません。

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2014年10月29日 15:32に投稿されたエントリーのページです。

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